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zoom RSS 渡辺謙 アメリカを行く「“9.11テロ”に立ち向かった日系人」(前編)

<<   作成日時 : 2011/07/18 12:16   >>

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ハリウッドでも活躍する俳優の渡辺謙さん。謙さんが、リポーター・インタビュアーとして昨年から取材・制作に取り組んできたスペシャルドキュメンタリーが、この番組です。

一昨年に放送し大反響を呼んだ「渡辺謙 アメリカを行く」シリーズの第二弾。 さて、今回のお話は…。

今年で事件発生から10年となる9.11アメリカ同時多発テロについて、謙さんは、興味深い話を耳にします。「このテロと、70年前に開戦した太平洋戦争を結ぶ、知られざる物語がある…」。いったい、それは、どういうことなのか…。

9.11テロ発生後、アメリカで起きたのは、在米アラブ・イスラム系の人々への暴力や差別でした。こうした動きに心を痛め、厳然と異議を唱えたのが、日本にルーツを持つ、多くの日系アメリカ人でした。その中心となったのが、テロ発生当時、航空行政のトップである運輸長官だった日系二世のノーマン・ミネタさん(日本名・峯田良雄)。ミネタさんは、空港の荷物チェックなどの際、アラブ・イスラム系の人々に対する、人種による選別・差別の禁止を宣言します。この対応に、マスコミや政界からは批判が殺到、しかしミネタさんは、頑として自らの意志を貫きました。

さらに、たくさんの日系一般市民も、アラブ・イスラム教系の人たちを守ろうと独自に行動を始めました。
全く予想外のテロリストの攻撃にアメリカ中が動揺し混乱を極めていた時、日系人たちを奮い立たせたものとは、いったい何だったのでしょうか…。

謙さんが知ったのは、70年前に始まった太平洋戦争で日系人たちが直面した、強制収容という過酷な体験でした。9.11テロに立ち向かった日系人たちには、共通する強い思いがあったのです。「強制収容所に隔離された自分たちの悲劇的な差別体験を、ほかの人々に二度とさせてはならない!!」

日米の戦いの陰にあった、人種差別に基づく過酷な体験。その記憶に突き動かされ9.11テロ時に行動を起こしたミネタさんら日系人たちの"闘い"は、テロから10年がたつ現在まで、様々な形で続いています。

そして、こうした物語をたどり、何人もの日系人や、同じ思いを抱く9.11テロの遺族などとも対話を深める中で、謙さんは、大切なメッセージを得ていくことになるのです。

テロの現場となったグランドゼロ、ホワイトハウス、そして零下30度に達する厳冬の地まで、謙さんが、ある時は感動の声をあげ、ある時は静かに涙した今回のアメリカ取材にご期待下さい。


以上はNHKの公式サイトから拝借したものです。

<NHK-BSプレミアム>での放送は・・・

2011年7月19日(火) 19時00分〜19時57分 (前篇)
2011年7月20日(水) 19時00分〜19時57分 (後編)

<NHK総合>での放送は・・・

終戦記念日8.15の19:30〜20:43とのこと。

http://www.nhk.or.jp/kenwatanabe/

BSのほうが長いので、BSで見たほうがいいか。

半分くらいに編集されたものが総合テレビ(地上波)で流れるのかな?

予告編には、ノーマン・ミネタや、収容所跡(*)が出てました。

*Tule LakeではなくHeart Mountain収容所でした。

追記:ブログ主がお世話になっている、というか、昔から存じている東京のS.S.先生がこの番組に関わっておられることが判明。(笑)うーん、ちゃんと見ておかないとなぁ。

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コメント(2件)

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セルフ・コメント(そんな英語はないが(-.-))です。

番組(前篇)は、難しいテーマを、抑制を効かせて追っており、好感を持ちました。

個人的には、渡辺謙さんが「自分が、既に病気を克服しているにもかかわらず、一般的には当時のイメージがずっと残っていることが如何に辛いか」ということを話す場面が印象的でした。

歴史を自分の経験に引きつけて話すとき、それは説得力を持ちます。「お勉強」による「知識」を披露するだけでは、「米国で活躍する有名俳優による感想」になる。人種差別や反日感情と白血病とは、一見、関係がなさそうですが、角度をかえてみると、そうではない。そういう渡辺謙さんの心の叫びが出ていてよかった。

明日、後編を見てからまた書きます。
asianimprov
2011/07/19 21:31
後編も力作した。とくに、雪嵐吹きすさぶ真冬のハート・マウンテン収容所跡(人間の住む場所じゃない!)を渡辺謙さんが訪れるシーンや、「ハートマウンテン文芸」(だったと思う)を朗読する謙さんが印象的。ミネタをはじめ、いまや数少なくなった二世の証言を中心に進む番組の中で、収容所内の日本語文芸雑誌に載っている「豆腐みたいな人生」を綴った素人っぽいけれど結構粋な文章を取り上げてくれて嬉しかった。移民とか強制収容所とかいうと、ネガティブなイメージが先行して、流されてしまうことが多いのだけれど、人生、決してネガティブばかりじゃない。(^.^)

ミネタさんの力説する「正義」(ジャスティス)はアメリカ合衆国の理想なのですが、何が「正義」なのかという問題は、人種プロファイリングを正当化し、「正義」だとする人たちとの果てしない闘いを暗示しています。最後にオサマ・ビン・ラディン殺害を報告するオバマ大統領とストリートで熱狂する若い米国人のシーンを入れたことで、番組に厚みが出ました。

なお、ハートマウンテン収容所は、「強制収容は米国の憲法に反する」として抵抗し投獄された「フェア・プレイ・コミッティー」(徴兵拒否者の団体)が生まれた収容所なのですが、そのことには敢えて触れていませんでした。

日系アメリカ人の中にも「複数の「正義」」が存在したわけですが、この話題を出すと、番組が更に複雑になるので、避けたのでしょう。帰米二世も、No-No Boyも出てこないし、JACLも442部隊も出てこない。しかし、それはそれで見識だと思いました。ノーマン・ミネタの個人史を軸にしたことで、腰の据わった2時間弱の番組になったと思います。
asianimprov
2011/07/21 21:20

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渡辺謙 アメリカを行く「“9.11テロ”に立ち向かった日系人」(前編) asianimprovのアジア系アメリカ雑記帖/BIGLOBEウェブリブログ
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