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zoom RSS テーマ「アジア系アメリカ」のブログ記事

みんなの「アジア系アメリカ」ブログ

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ヨコハマ、カリフォルニアCD再発。日本盤も11/06/2016にリリース。
ヨコハマ、カリフォルニアCD再発。日本盤も11/06/2016にリリース。 ...続きを見る

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2016/10/29 09:57
DEPARTURE -- HIROSHIMAの最新アルバムが日本でリリース
DEPARTURE --  HIROSHIMAの最新アルバムが日本でリリース 『ディパーチャー』 HIROSHIMA ...続きを見る

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2012/08/14 10:16
ジェレミー・リンと野茂英雄 - Humbleなアスリートたち
ジェレミー・リンと野茂英雄 -  Humbleなアスリートたち 労使交渉のもつれで、今年はシーズン自体が消滅するのではないかと囁かれたNBAだが、二か月遅れで(!!)なんとか開始。僕もBSで時々楽しんでいるけれど、なんせ、ジョーダンとかマジックとかが全盛期の頃のファンなので、知っている名前は数人だ。ジャバーもシャックもロッドマンももういない。ヤオ・ミンも中国へ帰ってしまった。コービー・ブライアントの気まぐれなプレイは相変わらずやな、とか独り言を口にしていたら、なななんと、ジェレミー・リンというアジア系の選手が突如降臨したではないか。バスケット・ボール... ...続きを見る

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2012/02/16 19:09
アジア系アメリカ運動再考 - イエロー・パワーの時代
アジア系アメリカ運動再考 - イエロー・パワーの時代 ちょっと必要があって入手した本。出版ホヤホヤの研究書で、最近の出来事までフォローされているのがありがたい。アジア系アメリカ運動とは、60年代から70年代のアジア系アメリカ人による反体制運動のこと。本書は、黒人の公民権運動に触発されたアジア系アメリカ人やその社会が多数派エスタブリッシュメントに対して抵抗した時代を「再考」しようという試みである。 ...続きを見る

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2012/01/25 19:57
Manzanar - Sung by Tom Paxton
これはTom Russellというカリフォルニア生まれのシンガー&ソングライターが書いた曲で、歌っているのはトム・パクストン。言わずと知れたフォーク・シンガーだ。いや、「言わずと知れた」というのは言い過ぎか。トム・パクストンと聞いて「ははぁ〜」とわかるのは、60年代から70年代に米国のフォークを聞いていた人たちだろう。 ...続きを見る

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2012/01/18 18:41
『すばらしい墜落』 ハ・ジン 著 / 悲劇は喜劇、喜劇は悲劇
『すばらしい墜落』 ハ・ジン 著 / 悲劇は喜劇、喜劇は悲劇 2009年に出版されたハ・ジンの短編集"A GOOD FALL"の邦訳書がこれ。苦渋に満ちた、しかし、悲喜劇のような12の物語が収められている。場所はニューヨークのチャイナタウン「フラッシング」。大学院生や高学歴の登場人物が多いが、ブルーカラーや僧侶、中国から出てきた老母なども重要な役割を果たしている。中国生まれもいれば米国生まれもいる。名前を偽る謎の女性もいるし、名前も姓も変えてほしいと嘆願する中国系の子供たちも出てくる。 ...続きを見る

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2012/01/03 01:09
あの日、パナマホテルで / 「いたいけ」な恋
あの日、パナマホテルで / 「いたいけ」な恋 シアトルの航空会社を早期退職し病の妻を看取ったヘンリーは、絶望の淵にいた。そんなとき、戦時中収容所に移送されることになった日系人が密かに運び込んだ荷物が地下から40年ぶりに発見され、騒然としているホテル横を通りかかる。目に飛び込んできた鯉の絵の傘…ケイコのだ!脳裡には、戦争のため離ればなれになった初恋の日系少女の面影が鮮やかに蘇り…。全米110万部のベストセラー。2010年アジア・太平洋文学賞受賞。【「Book」データベースより】 ...続きを見る

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2011/12/30 23:37
緊那羅太鼓(Kinnara Taiko) in 奈良市 - 北米を代表するタイコ・グループ
緊那羅太鼓(Kinnara Taiko) in 奈良市 - 北米を代表するタイコ・グループ 東日本大震災ベネフィット・コンサートで、LAのキンナラ・タイコとLAの近くのアーバインに本拠を置くインド舞踊団が来日。最後のコンサートが奈良市で今日開催された。インド舞踊、舞楽、雅楽、太鼓と、バラエティに富んでいるだけでなく、北米のタイコ音楽をその創世記から牽引してきた自信が感じられる堂々とした公演であった。マサオ・コダニ師の存在は大きいが、ジョニー・モリ(下写真)、ジョージ・アベ、クリス・ヤマシタ、ドナ・エバタたちの実力があってこそだろう。 ...続きを見る

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2011/12/27 20:59
緊那羅太鼓他が日本をツアーする!
緊那羅太鼓他が日本をツアーする! 米国屈指の伝統あるタイコ集団"KINNARA TAIKO"が、雅楽、舞楽、インド舞踊のグループとともに、日本をツアーします。東日本大震災の被災者のためのベネフィット公演とのこと。関西は奈良市の学園前だ。うーん、行きたいな、でも、平日やな。(-.-) ...続きを見る

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2011/12/16 11:47
「動く」アメリカ史 - アジア系アメリカ人と「移動」の映画 by ダレル・ハマモト
「動く」アメリカ史 - アジア系アメリカ人と「移動」の映画 by ダレル・ハマモト アジア系アメリカ人たちが自分たちのメディアを持つのは1980年代初頭だとハマモト教授(UC Davis)のこの論文に書いてある。むろん、移民一世たちが母国語で作った新聞はあったが、ここでの<アジア系アメリカのメディア>とは、二世以降の世代が、英語で、自分たちが作品を制作発表するための自前のメディアのことだ。 ...続きを見る

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2011/12/13 19:54
欲のない音楽 ― アウディ・キムラと再会する
欲のない音楽 ― アウディ・キムラと再会する 事情でしばらくお休みしていたが、ゆっくり再開します。さて、CDが棚から出てこないせいで再開・・じゃない・・再会したのがハワイのアウディ・キムラ。紛失した1983年のデビュー作(上写真)がなんと日本で出ていたことをMさんから教えていただき、奇跡的に再入手。おまけに、未聴だった二枚目(下写真)までゲット。「ゲット」なんてのは死語か。(苦笑) ...続きを見る

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2011/10/30 21:00
HOT AUGUST MORNING - 1945, 1977, and 2011
HOT AUGUST MORNING - 1945, 1977, and 2011 YOKOHAMA, CALIFORNIAのHOT AUGUST MORNINGは次の一節から歌に入る。メロディーを歌う女性ボーカルはサム・タキモト。なお、リーダーのピーター・ホリコシ、マイケル・オカガキ、そしてサム・タキモトがYOKOHAMA, CALIFORNIAのオリジナル・メンバーで、LP録音時にロバート・キクチ―Yngojoとキース・イノウエが加わっている。LPではホリコシ―タキモトのラインの穏やかで内向的な楽曲と、フィリピン系と日系をルーツに持ち、多文化主義を打ち出すキクチによ... ...続きを見る

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2011/08/10 20:03
「暑い8月の朝」と「奇妙な感覚」 - YOKOHAMA, CALIFORNIA
「暑い8月の朝」と「奇妙な感覚」 - YOKOHAMA, CALIFORNIA 既に何度か紹介しているサンフランシスコ・ベイ・エリアの日系三世たちがメンバーのYOKOHAMA, CALIFORNIAのアルバムだが、宮田信さんが米国で元リーダーのピーター・ホリコシと会い、歌詞付きのライナーノートまで入手してくれた―なんという行動力!―おかげで、このところ、歌詞とにらめっこしながら楽曲に耳を傾けている。 ...続きを見る

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2011/07/28 23:20
わたしたちは何故小説を読むのか?/ 『わたしを離さないで』
わたしたちは何故小説を読むのか?/ 『わたしを離さないで』 この、陰鬱で、Gloomyで、更に高温多湿で台風まで来る2011年の7月に、よりにもよってカズオ・イシグロの長編小説『わたしを離さないで』を読むことはない。実際、読み進めてすぐ、「あ、こらアカンわ」と、放り出しそうになったし、これを友人に勧める気にはならない。しかし、ある理由で、最後まで読んだ。そして疲れた。 ...続きを見る

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2011/07/19 22:18
渡辺謙 アメリカを行く「“9.11テロ”に立ち向かった日系人」(前編)
ハリウッドでも活躍する俳優の渡辺謙さん。謙さんが、リポーター・インタビュアーとして昨年から取材・制作に取り組んできたスペシャルドキュメンタリーが、この番組です。 ...続きを見る

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2011/07/18 12:16
カリフォルニア・デルタとアジア系移民 ― Stockton, Walnut Grove, etc.
カリフォルニア・デルタとアジア系移民 ― Stockton, Walnut Grove, etc. 「キャンディーズ特集」に惹かれて買ったレココレ誌で思いがけない記事に出会った。ジョージ・カックル氏は鎌倉生まれの米国人。現在、50代半ば。日本で音楽プロデューサーやラジオ・パーソナリティを務める人で、レココレ誌に<<アメリカン・ロック・リリック・ランドスケイプ>>(ロックの歌詞から見えてくるアメリカの風景)というコラムを持っている。今号はCCRのLodi(ローダイ)という古い曲がテーマだが、歌詞の解説だけにとどまらず。話は、サンフランシスコの遥か東に位置するカリフォルニア・デルタと呼ばれ... ...続きを見る

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2011/07/10 13:08
オアフ島の地図 ― 武居熱血が作った布哇みやげの絵葉書 
オアフ島の地図 ― 武居熱血が作った布哇みやげの絵葉書  武居熱血。この山口県からハワイに移民した人物は、ホノルルのリバー街で呉服店を営みながら、ハワイ諸島全島を歩き、各地に散らばる日本人移民たちの住む町の地図を書き、写真集を出版し、おまけに絵葉書まで売っていた。とても面白い吾人である。自分の職業を「弁士」と呼んでおり、なにか事が起きれば人前に立って弁舌をふるったのであろう。 ...続きを見る

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2011/06/20 20:42
灰田勝彦 ハワイアンメドレー 1978
理屈こねこね状態が嫌で、昨日の記事を削除。ハワイと日本のことを、自分のご先祖様を介してなんとかつなごうと、ああでもないこうでもない、と考えているのだが、「人間は考えても無駄である」という土屋賢二対談集の題名に賛同したくなる毎日。あ、「asianimprovは考えても無駄」なのか。悪かったな! ...続きを見る

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2011/06/07 19:57
水のわき出るところ - Waipahu
水のわき出るところ - Waipahu ワイパフ(Waipahu)とは、ハワイの現地語で「水のわき出るところ」という意味だ。オアフ・シュガー・カンパニーが19世紀末に製糖工場を稼働させるまで、取り立てて目立つ町ではなかった。いや、町というより、村だったろう。サトウキビ畑耕地になる以前には、中国人移民が水田で米作をしていたという資料もある。 ...続きを見る

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2011/06/05 20:22
『大日本海外移民史』 第一編 布哇 (昭和12年,1937年)
『大日本海外移民史』 第一編 布哇 (昭和12年,1937年) 某公立図書館にこの本があると知り、出かけた。司書さんが閉架から持ってきてくれたのは分厚い紙でできた横長の大きな書籍であった。 ...続きを見る

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2011/06/05 10:17
『戦前昭和の社会』 ― 「昭和デモクラシー」という時代
『戦前昭和の社会』 ― 「昭和デモクラシー」という時代 「大学は出たけれど」、新興宗教ブーム、10銭均一売り場……「暗い時代」の明るい日常生活 ...続きを見る

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2011/05/27 22:26
1914年(大正2年)のワイパフ市街図 ダンブロとはなんぞや?
1914年(大正2年)のワイパフ市街図 ダンブロとはなんぞや? これは武居熱血が出した『布哇一覧』(1914)という本にあるハワイのオアフ島ワイパフ町の住宅図である。I先生から頂戴した貴重な資料で、中央に南北に通っている道の西側に「加藤商店」とあるが、これが私の曾祖父が営んでいた雑貨店である。武居熱血(凄い名前!)は、今でいうジャーナリスト&著述業をしていた人で、元々は商家の息子らしい。このような詳細な住宅地図(今ならZ社の住宅地図)を作って出版したのは、このような情報を欲していた日本人移民が多かったからだろう。契約移民は終わっていたし、ハワイから米... ...続きを見る

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2011/05/22 20:17
二世行進曲 有松由子・板野雪人 メルカ管弦楽団
何年か前にこのブログでも取り上げた曲。動画サイトで発見したので、紹介したい。とても貴重な音源。 ...続きを見る

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2011/05/14 10:24
鶴の恩返し劇団が東日本大震災チャリティー公演をします。
鶴の恩返し劇団が東日本大震災チャリティー公演をします。 “The Best of Grateful Crane, A Benefit for Japan Relief” ...続きを見る

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2011/04/30 09:45
「ライフストーリー」ですらない「報告」は可能か? ― 家族史とハワイ移民史
「ライフストーリー」ですらない「報告」は可能か? ― 家族史とハワイ移民史 質的研究というのは、要するに、個人へのインタビューから収集されたものを材料にした方法で、だったら、ふつうの人が日常生活でしばしばやっていること―他者への質問や他人との会話―とどこが違うのか、という疑問がわく。それで、『ライフストーリー分析 質的調査入門』(学文社)というテキスト(上写真)をいま読んでいるのだが、疑問がわく以前に、私が行うことになっている「報告」は、ライフストーリーですらないこと、つまり、質的研究ではないことに気がついた。なにを今更だが、これで、ライフストーリーという言い訳... ...続きを見る

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2011/04/28 19:24
「埋めてしまえ!」 物理学者 ミチオ・カクは正しいか?
ケーブル・テレビというのはいまいち苦手で、特にディスカバリー・チャンネルというのは、別名「ミリタリー・チャンネル」と呼ばれるほど「米国人はいかに武器が好きか」がわかるプログラム構成だが、もうひとつの柱は歴史と地球物理学、理論物理学なのかもしれない。 ...続きを見る

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2011/03/22 21:24
George Takei on the Japan Quake and Tsunami: Gaman
はぁ・・・・・・・とため息ばかりの一週間でしたが、まだまだ。これから。 ...続きを見る

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2011/03/19 17:51
ヒロシ・カシワギの詩集 OCEAN BEACH
ヒロシ・カシワギの詩集 OCEAN BEACH 2009年の暮れにご子息のSojiさんから手渡しでいただいた詩集。既に発表された作品も収められているるが、違和感は全然ない。ヒロシ・カシワギ(Hiroshi Kashiwagi)という名前を知ったのは○十年前の学生時代のこと。アジア系アメリカ人が出していた雑誌に詩が載っていて、それは、日本の現代詩のような難解なものではなく、「とつとつと語る」ような、不思議なリズムの英語で書かれていた。ヒロシ・カシワギが一世なのか、二世なのか、もしかして日本人なのか、わからなかった。 ...続きを見る

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2011/02/24 21:04
Honolulu Cookie Company
Honolulu Cookie Company 窓の外は雪。部屋の中にはハワイのショートブレッド。 ...続きを見る

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2011/02/11 10:37
[マイハワイ] ハワイの若手舞踏家&演歌歌手、ダズ・トグチ
毎日寒いので温い(ぬくい)ハワイの話題はないかと考えた。そうだ、去年、ハワイのオキナワン研究をしている気鋭の文化人類学者、Sさんから教えてもらったダズ・トグチがいた!(笑)Dazz Toguchiはハワイ出身の演歌歌手で踊り手。「(笑)」という記号を挿入するのはダズ君や彼のファンに失礼かもしれないが、しゃあないやないかぁ!(笑) ...続きを見る

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2011/02/09 19:10
揺れるゴールネットから見えるもの
リービ英雄の『我的日本語』でリービは李良枝との会話を紹介している。それがとても印象に残っている。 ...続きを見る

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2011/01/31 23:06
東洋宮武が覗いた時代
東洋宮武が覗いた時代 CSのヒストリー・チャンネルで、写真家、宮武東洋と、日系アメリカ人戦時強制収容所を取り上げたドキュメンタリー映画――東洋宮武が覗いた時代――が午後11:00から放映されます。日本語吹き替え版です。あ、もうすぐ始まるなぁ。遅い紹介で恐縮。((+_+)) ...続きを見る

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2011/01/27 23:00
大叔母を訪ねる ― 真珠湾攻撃直後の或る帰米二世
大叔母を訪ねる ― 真珠湾攻撃直後の或る帰米二世 祖母がハワイ生まれの二世だった(但し、少女時代に日本に送られそのまま日本で暮らした)縁で、ブログ主に日系アメリカ人の親族が多数いることは、このブログで何度も書いている。しかし、時間を止めることはできない。学生の頃から親切にしてくれた大叔父(祖母の実弟)は既に他界し、祖母も一昨年に逝った。現在、親戚のなかで御存命の二世は、大叔父の妻であった大叔母ただひとりになった。 ...続きを見る

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2011/01/16 08:59
アンソニー・ブラウンの長い旅路 India & Africa
アンソニー・ブラウンの長い旅路  India & Africa これは素晴らしい。アンソニー・ブラウン(ジャケット写真中央の口髭のおっちゃん)率いるAsian American Orchestraの最新盤は、ジョン・コルトレーンをダシに、インドとアフリカを音楽で巡る旅行である。しかし、冒頭の曲は、マーク・イズのシェン(中国の笙)とマサル・コガの尺八にリードされ、厳粛に始まる。このビッグバンドを知らない人には奇異に聞こえるかもしれないが、これはキワモノではない。決して、ない。周到なアレンジと的確な演奏能力はアンソニーのバンドの特長で、それは、シタール奏... ...続きを見る

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2011/01/14 19:35
ばあちゃんがサンタにキスをした
ばあちゃんがサンタにキスをした 「冬のソナタ」のテーマをハングルと英語と日本語の三つの言語で歌う、てな、「韓流ドラマがアジア系アメリカを経由して日本に還流する趣向」も楽しいけれど、このアルバムは、正統派のクリスマス・ソング集である。Grateful Crane Ensembleだからといって日系人色が濃いわけではないし、こっちも期待はしていない。収容所や日本町をテーマにした舞台には日本の歌もいろいろ挿入されていたが、クリスマス曲集なのだから、そんな必要はない。 ...続きを見る

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2010/12/21 20:01
真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝
真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝 このブログに何故この本が?と思われるかもしれないが、この、特異な人生を歩んだ真珠湾攻撃隊(海軍航空隊)の総隊長であり、自らも戦闘機に乗って指揮した人物は、単なる勇壮な軍人ではない。この本の書評は多く書かれている(ハードカバーは数年前に出ている)が、私が関心を持った部分を取り上げたひとは少ないと思う。 ...続きを見る

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2010/12/16 22:11
Melody of China, "Shanghai Stories" (excerpt)
最近のコンサートより。 ...続きを見る

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2010/12/13 19:17
Amy Hanaiali'i & the Slack Key Masters of Hawai'i
Amy Hanaiali'i & the Slack Key Masters of Hawai'i HAPAがあんまり気持ち良かったもので、またハワイの音盤だ。スラック・キー・ギターが聴きたくなり、東心斎橋のThe Melodyのマスターに選んでもらったのがこれで、歌姫エイミー・ハナイアリイが、ハワイを代表するスラック・キー・ギターの名手たちと録音したもの。今年のリリースで、新鮮。 ...続きを見る

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2010/12/05 13:19
よく作り込まれた映画 ― レオニー
よく作り込まれた映画 ― レオニー 「レオニー」はイサム・ノグチの母親、野口米次郎の妻(正式な婚姻関係ではない)であったレオニー・ギルモアを描いた映画。これが制作されていることは何年か前から知っていたが、ようやく完成し、上映されることとなったのは嬉しい。僕は、イサム・ノグチのファンだ。One and onlyの彫刻家だと思う。その父のヨネ・ノグチ(野口米次郎)は、若い頃に渡米し、苦労しながら英語で詩を書いて米国で出版した、当時としては稀有な作家であった。ただ、僕にはヨネ・ノグチの詩はイマイチよくわからない。野口米次郎は、上... ...続きを見る

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2010/11/23 18:44
HAPA - ハワイからの風
HAPA - ハワイからの風 メンバーチェンジをしちゃったのであまり興味がなかったHAPAは、白人とネイティブ・ハワイアンとのデュオ。白人がリーダーで、片方が入れ替わっても同じ名前を使い、最近、来日したらしい。 ...続きを見る

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2010/11/21 10:05
中山 ラビ 「人は少しづつ変わる」.wmv
中山 ラビ  「人は少しづつ変わる」.wmv つい先日、とある会で、「中山容さんはどんな人だったか」と尋ねられた。アジア系アメリカ文学関係の集まりなのだが、容さんという人は、大学で英米文学や米国史を教えていたのに、アカデミックな活動をしているのを周囲に見せたことがなかった。実は、アメリカの大衆文学についての論文などを、研究者としての名前(本名)で書かれていたし、僕はそれを読んだことがあるのだが、中身をほとんど覚えていない。それは、確か、ダイム・ノベルという、古いアメリカで出版された薄っぺらい冊子のような本についての論考だったと思うが... ...続きを見る

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2010/11/18 20:58
衣乾したり 天の香具山 / リービ英雄と「言葉の杖」
衣乾したり 天の香具山 / リービ英雄と「言葉の杖」 『千々にくだけて』に感心した後、リービ英雄の著書とは離れていたが、今度出た『我的日本語』を、移動の間に、またたくまに3回以上読み返した。読むたびに付箋が増えていく。(笑)この本を読むために、空港へ早めに着き、がらんとした待合室でまた読んだ。なお、いつも付箋を持ち歩いているわけではない。仕事に必要なのでかばんに入れていたのが役に立った。 ...続きを見る

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2010/11/13 10:08
アメリカに移民していた日本人がいることを知りませんでした
「私もこのお話をいただくまで、アメリカに移民していた日本人がいることを知りませんでした。ただ、演じるにあたって、特別、何か移民に関する本を読んだりはしていないです。日本を離れて一獲千金の夢を求めてアメリカへ渡った人たちなので、すごく前向きな人たちでいいんだなと、まずは思いました」 仲間由紀恵 ...続きを見る

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2010/11/02 21:04
J-POPな退屈 ― リズム&ブルースの歌唱
アジア系アメリカ文学と音楽、というテーマでコラムを書いた。一気に書いた、というか書けたのだが、書き出しに「いまのJ-Popのほとんどはリズム&ブルースの歌唱法を踏襲している」と書いてしまった。最初に米国のポピュラー音楽について簡単に触れないとこのテーマに迫れない。しかし私は日本人でこのコラムは日本人向きだ。だから日本人として書かないと意味がない。米国のポピュラー音楽が日本の音楽シーンに及ぼした影響は計り知れないが、その印象は世代によって異なる。古くはジャズでありカントリー&ウエスタンでありハワイ... ...続きを見る

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2010/10/06 21:02
ロバート・ブライ詩集 石のなかに涙を見るような気がする
ロバート・ブライ詩集 石のなかに涙を見るような気がする 『仕事!』という本を翻訳していた頃、突然、中山容さんがこちらを見て「○○さん、あのね、訳者あとがきの最初にさ、このロバート・ブライの詩を持ってこようとおもうんだけど、どうかねぇ」と口にした。 ...続きを見る

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2010/09/22 20:35
八木、グスタフソン、ストーン、マサオカ@新宿ピットイン
八木、グスタフソン、ストーン、マサオカ@新宿ピットイン 左から右へ。八木美知依(20 strings&17 strings Koto) Mats Gustafsson(Reeds) Carl Stone(laptop electronics)Miya Masaoka((20 strings Koto,electronics)。 ...続きを見る

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2010/09/19 23:28
Miya Masaoka, Michiyo Yagi Live at Pit Inn
Miya Masaoka, Michiyo Yagi Live at Pit Inn ミヤ・マサオカと会ったのは去年の2月のこと。 ...続きを見る

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2010/09/16 19:33
Francis Wong - Diaspora Tales #2: 1969 Original Sk
Francis Wong - Diaspora Tales #2: 1969 Original Sk フランシス・ウォンがやっている出し物、ディアスポラ・テール#2: 1969の動画です。パートから抜粋したものなのですが、だいたいの雰囲気はわかります。 ...続きを見る

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2010/09/06 19:07
99年の愛 Japanese Americans
デイ多佳子さんの持論でもあるけれども、どの言語を使うかにより、そのにんげんの文化や生き方のかなりの部分が決定されてしまうし、どの言語を使うかを決定することにより、そのにんげんがどういう生き方を選び取るのかが、或る程度はわかる。ところが、日本人が日系人を題材にして日本人向けに制作した映画やテレビドラマは、私が知る限り、日系人を日本人として扱っており、俳優も、ほとんどの場合、日本人を起用する。NHKの大河ドラマもそうだった。 ...続きを見る

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2010/09/05 20:41
Meditations on Immigration
Meditations on Immigration 日本の通信員なんで(無給ですけど(笑))たまにはAsian Improv aRts/Recordsからのお知らせも載せないと・・。 ...続きを見る

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2010/09/05 18:46
タンフォラン、タンフォラン、誰もいないの?
西海岸に住む日系人は、ただちに住居を立ち退いて所定の仮収容所に集合すべし――。大統領令9066号によって、日系人の強制収容は現実のものとなる。彼らに与えられた時間は限られていた。これまで汗水たらして働き、ようやく自分のものとした財産のほぼすべてを数日のうちに処理し、立ち退かなければならない。持っていくことを許された荷物は一人あたりスーツケース2個のみ。家や会社、農場などをどうするのか、家具は、ペットは・・・? 運の良い者は、心あるアメリカ人の友人に管理を任せることができた。しかしほとんど... ...続きを見る

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2010/09/02 20:27
血塗られた雛人形 Blood Hina - 陪堂って何?
ナオミ・ヒラハラ女史の推理小説、そう、70歳を過ぎた二世の庭師、マス・アライが鋭い洞察力と庭師らしい観察眼で難事件を解決していくあのシリーズの最新作がこれだ。邦訳された作品については、このブログでも既に取り上げているので、興味のある方は検索してみて下さい。 ...続きを見る

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2010/08/22 19:45
ゴロワーズを吸ったことがあるかい ― ムッシュとティーブ
ムッシュことかまやつひろしはザ・スパイダース時代から知っているが、彼のお父上が日系二世のジャズマン、ティーブ釜萢だったことを知ったのはずっと後のことだ。ティーブ釜萢はLAに生まれ、バンジョーやギターを習得し、歌を唄った。「ショー・トーキアンズ」のメンバーでもあった。バンド名は「小東京=リトル東京」に由来する。ところが、大恐慌が起き、仕事がなくなったティーブ釜萢は、LAを離れ、定期航路の船上でジャズをやり、その後、日本で活躍。日本人と結婚し、日本国籍を取る。おかげで日本軍に徴兵され、中国で... ...続きを見る

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2010/08/21 09:55
幻の名盤が発掘された! ― YOKOHAMA, CALIFORNIA
チカーノ音楽をプッシュするMusic Camp Incの宮田信さんがトンデモナイ品物を見せてくれた。70年代から80年代にかけてサンフランシスコ・ベイエリアで活動していた日系アメリカ人中心のフォーク・グループ"YOKOHAMA, CALIFORNIA"のアルバムがそれだ。なんと、Mさんは21世紀の東京でこれを見つけたというのだ。こっちは現地でも見つけられなかったのに・・。さすが東京・・というより、これを掘り当ててしまう宮田さんの嗅覚にはおそれイリヤのクリヤキンだ。(このギャグがわかる人は... ...続きを見る

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2010/08/17 21:35
前向きの人生 - バーバラ・カワカミ Waipahu, Hawaii
この蒸し暑いなか、ブログ主の畏友でチカーノ音楽研究家としても知られるMusic Camp Inc.の宮田信さんが企画した「日系アメリカ人関係映画上映会」に参上。二本のドキュメンタリーを楽しんだが、まだ米国でも公開されたばかりの作品"TEXTURED LIVES"に深い感銘を受けた。ハワイのオアフ島ワイパフに暮らす――またまたワイパフである!(笑)――移民一世のバーバラ・カワカミさんは熊本からハワイに渡った女性。現在は80歳代後半だろう。たいへん苦労して多くの子供達を育て上げたばかりか、そ... ...続きを見る

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2010/08/15 23:40
二世部隊 ― 感情的にならずに事実を追いかけること
ブログのおかげで数年前に知り合ったのがリエナクトをするひとたちで、その出来映えに感心した僕は、知り合いの日系三世にDVDを送った。すると、彼の友人で二世部隊に詳しい別の三世が「本物のニュース映像と思うほどリアルだ!」と感嘆したそうだ。「でも、実際の二世兵士より年齢が高い」という的確なコメントもくれた。そうなのだ、リエナクトしている皆さんは30代以上だろう。実際の二世兵士は10代から20代が多かった。なお、上の映像は数年前に滋賀県のスキー場で撮影されたものだ。1944年のイタリア戦線ではな... ...続きを見る

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2010/08/01 09:10
ポストコロニアリズムはそんなにたいしたものなのか?
うーん。この本、どうなんでしょう。著者の「勉強の成果」というのか、内容も盛りだくさんで、知らないことを知ることができる(特に一章と二章)本ではあるが、読後感がいまひとつスッキリしない。それは、著者が、植民地主義/支配と、被支配者とを分け、徹底して被支配者の側に立つことを指向しているからかもしれない。 ...続きを見る

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2010/07/30 22:06
日系アメリカ人記録映画上映会@新宿 August 14, 2010
ブログ主の畏友で、チカーノ音楽を強力にプッシュし、更にアジア系アメリカ人の文化にも詳しい東京のMさんからの情報です。下記の緑字部分はMさんのブログからのコピペ。タイコの映画はDVDで見ていますが、ハワイの『テクスチャード・ライヴス〜日系ハワイアンたちの証言』は未見。是非とも鑑賞したいものです。 ...続きを見る

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2010/07/28 18:13
S. I. Ukulele - スタンリー・イシカワが作るウクレレ
僕のハワイの親戚のひとりに、引退してから?ウクレレを作り始めたオジサンがいる。それが、素人の暇つぶしではないことをハワイに行った時に知った。親戚の三世がS.I.ウクレレを目の前で弾いてくれたのだが、響きがよく、バランスが整っている。デザインは地味だが、使われている木材のせいか、しっかりした感じがした。 ...続きを見る

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2010/07/25 22:10
日系移民学習の理論と実践 - グローバル教育と多文化教育をつなぐ
450ページもある大冊。日系移民の歴史や社会や文化を日本人のこどもたちにどう教えるか、という課題に挑んだ、極めて実践的な手引き書である。副題が「グローバル教育と多文化教育をつなぐ」だから、移民が題材として適するのはわかる。多文化主義/多文化教育は、日本に来て生活している外国人との共生がテーマになることが多いが、日本から出て行った移民や、その後、日系人としてホスト国に根を張って生きているひとびとを授業で取り上げることで、日本の中の外国人と外国の中の日系人とを相対化できるというわけだ。 ...続きを見る

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2010/07/25 16:07
Oriental Yummyとか、Dragon Ladyとか ― Gran Torino
今頃になって何故か『グラン・トリノ』だ。アジア系アメリカをブログ名に使うブログでこの映画を取り上げないわけにはいかない。しかし、このフィルムのどこをどう切り取ればいいのか、というより、僕なんかに何が言えるのかと・・悩んでしまう。それほど悩みがいのある素晴らしい映画である。 ...続きを見る

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2010/07/18 21:27
継承されるBOZO - 若林"ヘンリー"忠志と津上研太
偶然というのがあって、例えば、このブログでも紹介した渋谷毅+津上研太のCDで各種サックスを担当する津上研太は若林忠志の孫なのである。若林忠志。戦前〜戦後、法政大学や阪神タイガースで活躍した名投手である。七色の魔球を投げたという。うーん、なんという形容だ。見たかったなぁ・・七色の変化球を。 ...続きを見る

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2010/06/26 22:14
声のクロスロード / Lawson Inadaと日本民謡の音階
「そうか、そうだったのか!」(笑)以前にも取り上げた日系アメリカ人詩人ローソン・フサオ・イナダによるDenver Union Station(←詩の題名)の朗読について、某学会で、Yさんが発表された。朗読のハイライトの部分で、ローソン・フサオ・イナダが一世のお祖父さんから頼まれ、強制収容所からデンバー駅に着いた時に車掌が発した声"Denver Union Station!, Denver Union Station!, Denver Union Station!, Everybody o... ...続きを見る

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2010/06/05 20:41
ミグリチュード(Migritude)という冒険 − ハワイ沖縄系移民たちの唄と踊りの人類学
昨日、とある研究会(但し私は聴講者で会員ではない)で、Aさんの研究発表を聞いた。テーマは本記事のタイトルである。これが、個人的に、非常に面白かった。というのは、Aさんも、私と同じく、ハワイ移民を自己のルーツとして持つ人だからである。彼女は、沖縄から関西に移動した祖父母の孫として大阪に生まれ育つが、オキナワンとしての自分をずっと抱えている。それが、研究者の道に彼女を向かわせ、たくさんの親族が住むハワイとハワイのオキナワンの文化を人類学研究のテーマにして博士号を取得するのである。 ...続きを見る

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2010/05/30 17:28
突出せず、目立たずに「頑張る」日本人移民や日系人、って?
さぁ、どこからでもかかってこい。(笑)今回も近年(2008年)に出版された「移民&日系人礼賛本」だ。タイトルが『故国を忘れず新天地を拓く―移民から見る近代日本』なので、横浜の海外移住資料館が再生産している一方的な移民像がちらつくが、中身を読むと、予想通りであった。著者は1977年から30年間、世界各地の日本人移民と日系人に会いにでかけたという。その結果生まれたのがこの本なのだが、「はじめに」に割かれた12ページに著者の立場が凝縮されている。 ...続きを見る

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2010/05/25 20:23
「アイデンティティを喪失する余裕すらなかった」って、なんなの?
ブログ主がびっくりしているのは、最近になっても<日系二世モノ>のノンフィクションが書かれ出版されていることで、今秋放送予定のTBSの連続ドラマもその流れ(どんな流れだ?)なのかどうかわからないが、とにかく、本屋で『日本軍兵士になったアメリカ人たち―母国と戦った日系二世』(2010)とか『棄民たちの戦争―米軍日系人部隊の悲劇』(2009)とかいう本の表紙を見るだけで、ブログ主の背筋に困惑の電気が走るのである。もうたくさんなのだ、辟易しているのだ、この種の「物語化」に。しかし、442部隊の兵... ...続きを見る

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2010/05/20 19:21
謎の日系二世フラタニティー ・ シグマ・ヌ・カッパ
私の知り合いに、戦前のUCLAに存在した日系二世女子学生のソロリティーを調べている大学院生(Aさんとする)がいる。先日、私が某研究会で発表した時に、大叔父が所属していた明治大学の日系二世フラタニティー「シグマ・ヌ・カッパ」(上写真)にも触れたのだが、Aさんはそのことに強く興味を持ってくれたようだ。 ...続きを見る

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2010/05/10 19:05
祖母の歩んだ道をたどる − 進徳高等女学校卒業アルバム
発表のために古いアルバムを再び探し始めたら、アルバムの間から祖母が通っていた進徳高等女学校(広島市)の卒業アルバムが出てきた。うーんと、僕は唸った。今までにチェックしていた筈なのにこれは見たことがなかった。自分の調べ方のいい加減さに呆れるとともに、過去のことを話したがらなかった祖母が、昭和2年(1927年)の「記憶」を処分せずに残しておいてくれたことに「ありがとう」と言いたい。本人は「あんな古いものを・・」と天国で苦笑しているかもしれないが・・ ...続きを見る

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2010/05/05 08:43
ね〜ぇ〜もうやめようよ〜 こんなぁ〜かなぁし〜ぃい はなし〜ぃ
橋田壽賀子が問いかける、逆境と戦い続けた日系移民の家族の物語。100年前、生きるためアメリカの大地に夢を賭けるしかなかった日系移民1世。アメリカで生まれ日本を知らずに生きるしかなかった日系移民2世。過酷な運命は、同じ家族を世代によって日本とアメリカの間で引き裂こうとするが…。 これは、反日感情にさらされ、戦争に翻弄されながらも、夢を追って海を渡り、命を懸けて激しい困難に立ち向かい続けた日系移民の家族の“勇気の物語”である。  戦争に翻弄された日系人の、縮図のような運命を辿る家族。しかし、彼ら... ...続きを見る

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2010/04/27 20:47
And more, much more than this, I did it my way
マージナル・マン(marginal man)を辞書で調べると「文化の異なる複数の集団に属し、そのいずれにも完全には所属することができず、それぞれの集団の境界にいる人。境界人。周辺人。」とある。むかし、大学の授業かなにかで習った記憶がある。それほど古い社会学の概念だが、手元に、日系人、特に帰米二世は、マージナル・マンもしくはマージナル・マン的な生き方を強いられてきた集団ではないか、という観点というか仮説からから書かれた論文(『移動する境界人−「移民」という生き方』森本豊富<編著>(現代史料... ...続きを見る

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2010/04/15 18:09
憧れのハワイ航路 ― 秩父丸の雄姿
自分の家族や先祖のことを話す機会を与えられたのはいいが、発表するには或る程度の客観性が必要だ。例えば、写真はあってもそれが何時何処で撮られたか、写っているのは誰かが不明なものもあるし、何を目的に撮影したかがわからない画像も多い。「おそらく○○だったと推測できる」「これは●●年以降に撮ったのだと考えられる」では説得力に欠ける。 ...続きを見る

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2010/04/11 15:51
オレゴン夢十夜 - Ing Hay と Lung On と ヒトハタ
大庭みな子の『オレゴン夢十夜』には、小説とも日記ともエッセイともつかない、不可思議で、深淵で、とんでもなく繊細で、そら恐ろしいほどの観察力に富んだ短編が十個並んでいる。そのなかに「とんぼ」がある。 ...続きを見る

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2010/03/31 20:46
Katori Maru, October 1920 - James Masao Mitsui
Katori Maru, October 1920 Two weeks across a strange sea, big waves, the ship spilling its toilets. People sick of the ocean run from bulkhead to bulkhead, trying to keep their balance on the slick iron deck. ...続きを見る

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2010/03/22 22:53
汽船問屋旅館 長野屋 ― ステッカーが語りかける
移民トランクに貼られたもうひとつのステッカー(長野屋)については手掛かりがなかったのだが、所用で関東に出かけたついでに某資料館を訪れ、司書のかたに「移民宿のことを調べているのですが・・」と申し出てみた。見せていただいた資料は僅か三種類だったが、その中にあった当時の外国航路の船の時刻表をめくっていたら見つかったのが下記の長野屋の広告!である。1908年(明治41年)の汽船の運航表の左端にある広告スペースに写真入りで出ていた。 ...続きを見る

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2010/03/20 19:49
No-No Boyの舞台化 ― 興味津々
The Grateful Craneが"THE BETRAYED" (Hiroshi Kashiwagi)を上演したばかりだというのに、今度は待望のNo-No Boy (John Okada)の舞台化だ。サブ・シモノ、エミリー・クロダ、グレッグ・ワタナベ等を起用した本格的な芝居で、下記のように上演期間も長い。ケン・ナラサキが小説を舞台化する権利を得て、脚本を書いている。 ...続きを見る

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2010/03/12 18:07
「中津トロンコ」の内部をのぞいてみる (写真追加)
リクエストにお応えして「中津トロンコ」の内部を載せる。上写真は全体像。 ...続きを見る

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2010/03/08 19:07
中津トロンコ ― 金属プレートが語る移民史
ブログ主宅に残る「移民トランク」については以前にも書いたが、この大きくて深いトランクの真ん中にある鍵穴のそばに、「店商津中 Nakatsu Store」という金属製のプレートが付けられている。上の写真はそれを拡大したもので、HONOLULU T.H.のT.H.とはテリトリー・ハワイという意味。このトランクは戦前にブログ主の曾祖父や祖母が使ったもので、その当時のハワイは米国の州ではなくテリトリーであった。 ...続きを見る

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2010/03/07 00:08
我々のための歌! - A Song for Ourselves
私たちは私たちのための歌を持っているだろうか?持てたのだろうか?一般論としてはテーマが大きすぎて僕の手に負えるものではないが、例えば、<アジア系アメリカが創ったアジア系アメリカにとっての幾つかの歌>があるとすれば、その最初のひとつに、クリス・イイジマ、ノブコ・ミヤモト、チャーリー・チンの音楽が入るのは間違いない。 ...続きを見る

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2010/02/03 18:58
Nihonmachi を じっくり 聴いてみる (追記あり)
ミュージカル"NIHONMACHI - THE PLACE TO BE"のCDには副題が付いていて、それは、A Musical Journeyという。音楽で旅をする。かつて40もあったという日本町の歴史を、それぞれの時代に流行った歌で振り返るというわけだ。前作の"The Camp Dance"と同様、日系アメリカ人社会で口ずさまれた曲が選ばれ、日本語を母語としないひとたち(がほとんど)により日英両語で歌われている。 ...続きを見る

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2010/01/28 20:07
fujazz - Alan Furutani, Taiji Miyagawa... LAからの風
LAでの収穫のひとつはTaiji Miyagawaに会えたことだ。タイジ・ミヤガワは日系3世。グレン・ホリウチとの共演も多かったベーシスト。SFベイエリアの生まれだが現在はLAに住んでいる。彼には特別に時間を作ってもらい、一対一でインタビューした。けっこうワイルドなベースを弾くひとなので、どんな奴かな?、と思っていたが、照れ屋でシャイなナイスガイだった。 ...続きを見る

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2010/01/22 20:35
ワイパフ ― 過去と現在
ワイパフ(Waipahu)はオアフ島の真珠湾から近い場所にある。以前にもこのブログで取り上げたように、かつてはホノルルに次ぐ規模の日系社会があった町で、その大きな理由はサトウキビ工場があったからである。今は、アウトレットの店があるので、アラモアナから買い物客用のバスが出ており、訪れる日本人観光客は少なくないが、ここがかつて日本本土や沖縄からの出稼ぎ移民で栄えた町であったことを知る人は少ないだろう。 ...続きを見る

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2010/01/19 23:39
NIHONMACHI - THE PLACE TO BE
以前に紹介した日系アメリカ人主体の劇団(The Grateful Crane Ensemble)の近作が"NIHONMACHI - THE PLACE TO BE"で、これはそのサウンド・トラックである。劇団代表のカシワギさんから手渡しで頂戴した。誠にありがたい。タイトルが示すとおり、日本人町の歴史を歌と芝居で伝えるミュージカルで、年配の日系アメリカ人を観客として、各地を巡演している。しかし、ご年配の方々を連れてきた若い日系アメリカ人にも評判は良いという。 ...続きを見る

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2010/01/11 10:46
「スパムむすび」再び ― Nichi Bei Weekly, Dec. 2009
上の画像は西海岸の友人がお土産にくれたNichi Bei Weekly(日米ウイークリー紙)の一面である。去年に廃刊したサンフランシスコの日系新聞「日米タイムズ紙」が週刊の新聞として蘇った。日米タイムスとの違いは週刊になったことと日本語紙面がないことだろう。但し、日本語が使われている新聞広告はある。 ...続きを見る

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2010/01/06 05:27
布哇出雲大社 ― 丁寧な神主さん
ここに来るのは二回目。ウン十年前に初めてここを訪れた時は神社の存在そのものに驚いたが、今回は、この神社がまだちゃあんと存在するだけでなく、たくさんの参拝者が列を成して初詣をしていることに感銘を受けた。なんせ、50mほどの列が出来ているのである。お年寄りの日系アメリカ人ばかりかと思うとさにあらず。様々な世代のローカル・ハワイアンが二列縦隊をつくっていた。ブログ主の親戚たち(4世〜5世を含む)も毎年ここに来るという。 ...続きを見る

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2010/01/03 19:12
日系アメリカ人のソウルフード/「スパムむすび」の簡単な作り方
ナオミ・ヒラハラ作の推理小説シリーズに登場する二世の素人探偵マス・アライの大好物で、<日系アメリカ人のソウル・フード>といえばスパムむすび(上写真)。日系アメリカ人社会を知る皆さんや沖縄の皆さんにはおなじみの食べ物だが、簡単な作り方をブログ主の親戚から伝授していただいた。 ...続きを見る

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2010/01/03 17:39
第442連隊戦闘団 ・ エリック・シンセキ元陸軍参謀総長
442部隊関係についての興味で軍事博物館(ホノルルにある決して大きくない建物)を訪れたのだが、エリック・シンセキ氏関係の展示が印象に残った。ハワイの人たち、とりわけ日系アメリカ人にとって、ハワイ生まれの三世、エリック・シンセキ元陸軍参謀総長/現退役軍人長官の存在がいかに大きいかがわかった。 ...続きを見る

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2010/01/03 13:50
80年代の日系アメリカ運動を読む / 「日系―みはり」
古い資料で恐縮だがこんなのを持っている人は日本には少ないだろうからなにかの役に立つかもしれない。これは1970年代から80年代にかけ、アジア系アメリカ人意識が高まってきた頃に、若い日系アメリカ人を中心に組織されたLAとSFの団体*が一緒になって発行していたNIKKEI-SENTINELという新聞(年に6回出ていた隔月紙のはずだ)の紙面(1面)である。日本語紙面は手書き(ガリ版)であるが、パソコンはおろかワープロさえなかった頃であることを想起されたい。ブログ主はこの号をすべて持っているが、... ...続きを見る

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2009/12/18 22:24
Japanese-look-alike young men and women募集中!
LAのカルチュラル・ニューズは日本文化をLA及びその近郊の英語使用者に伝えるメディアで、その記事(情報)には固いものが多い。ただ、たまにLAならではの告知があって面白いのだ。 ...続きを見る

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2009/12/07 21:14
3 BIG GUYS + 1 / Parker, Wong, Kavee, Aoki
古い録音や最近の録音を並べたと裏ジャケットにある。ジェフ・チャンのCDの次ぎにAsian Improv Recordsからリリースされた。だから今年の発売になる。それで、いつも思うのだけれど、ジェフ・パーカーのギターはいつもどこか変だ。シカゴ・アンダーグラウンド・カルテットやらトータスやらで知られるジェフ・パーカーは、スタンダードもポスト・ロックもノイズもやる幅の広さを持つが、<何でも屋>ではない。シカゴ音響派というと無機的な前衛音楽をイメージしてしまうけれど、そうでもない。なんていうの... ...続きを見る

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2009/12/04 18:35
管楽器がいっぱい - Jeff Chanの新アルバムが届いた
ジェフ・チャンはAsian Improv aRts/Recordsが擁するサクソフォン奏者のひとり。名前の通り中国系だ。カリフォルニア州コンコードの出身で、最近拙宅に届いたAsian Improv RecordsのAIR-0077(おおっ、遂に77枚目だ!)は彼の新作Jeff Chan's HORNS OF PLENTYである。上は中ジャケット。今年のリリース。で、驚いたのは、テナーサックス一本だと思っていたジェフが、バスクラリネットを扱っていること。単に手を出してみたというのではなく、... ...続きを見る

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2009/12/03 19:06
ECHOES FROM GOLD MOUNTAIN - 金山に木霊するもの
"キングストンの『アメリカの中国人』(1980)は中国人移民が歩んだ歴史と場所についての記憶の物語である。この物語を特徴付けているのが、当時の中国人移民の「アメリカン・ドリーム」であった「金山」神話であり、一方でその夢の実現に立ちはだかったアメリカでの人種差別の現実である。1890年、フロンティアの消滅が宣言されたが、それ以前にアメリカに来た中国人移民も後に来た者も土地を所有する権利は認められていなかった。フレデリック・ジャクソン・ターナーは「アルゲーニー山脈から太平洋にいたる西部の荒野... ...続きを見る

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2009/11/28 16:31
『脱アイデンティティ』 一貫性ではなく変化することで維持されるなにか
書評のしにくい本だ。それはアイデンティティという概念の曖昧さに起因する。アジア系アメリカ研究や移民研究にはアイデンティティについての議論は必須だが、これほどその使われ方の文脈に依存する用語もない。また、研究者の側の個人的なアイデンティティも問われるのが社会科学である。アイデンティティを考えることは、研究者のアイデンティティを再考することにつながる。社会科学、特に社会学は再帰的なガクモンである。また、学説史的にはアイデンティティという概念を提示したエリクソンという学者の生い立ちや時代背景ま... ...続きを見る

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2009/11/23 11:14
Asian American Orchestraがコルトレーンの誕生日を祝う
ジョン・コルトレーンの誕生日をIndia & Africaというコンセプトで祝う。アンソニー・ブラウン率いるエイジアン・アメリカン・オーケストラは、その十年の歩みの中で様々な試みをしてきた。単にアジアの楽器をジャズのフォーマットに組み入れるだけではない。それは、諸民族の音楽に通底するダイナミズムを減衰させることなく統合させる試みと言い換えてもいいだろう。 ...続きを見る

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2009/11/19 19:53
霧のサンフランシスコ ― 服部富子
友人のSさんから寂しいニュースが届いた。サンフランシスコの日系新聞である北米毎日新聞が10月31日で休刊となったという。9月10日付けで先に廃刊となった「日米タイムズ」紙に続き、米国西海岸を代表する日系新聞の歴史に幕が下ろされたわけで、残念といえば残念だけれど、仕方がないといえば仕方がないことかもしれない。日系アメリカ人社会の拡散並びに日本語メディアの必要性の低下、そしてデジタル時代の到来によるメディアや人間のライフスタイル自体の大変化を前にして、古風な日系紙に出来ることは少なくなってい... ...続きを見る

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2009/11/01 17:22
morisa komorisa / 藤本容子 with Derek Nakamoto
これは鼓童の藤本容子が日本各地の子守歌や童歌を録音したアルバム(2008)で、アレンジと演奏をデレク・ナカモトが担当している。民謡や邦楽を勉強し、鼓童の歌い手/踊り手として知られる藤本容子は、ノブコ・ミヤモトやP.J.ヒラバヤシなどの米国西海岸を代表するアジア系アーティストとも積極的に共演し、その世界を広げている。この録音では、松居慶子のアルバムをプロデュースし編曲やサウンドデザインに大きく貢献してきたことでも知られるデレク・ナカモトと藤本容子との親和性の高いコラボレーションを聴くことが... ...続きを見る

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2009/10/21 19:56
Gerald Oshita !!! 山下洋輔トリオ/大駱駝艦/ジェラルド大下 / 嵐
こんなものがCDになって再発されていたとは知らなかった。76年録音。ディスク・ユニオンのサイトには「ジャズと舞踏の競演!サン・ラ&ヒズ・アーケストラに通じる大スペクタル一大絵巻的傑作。■ヨーロッパ進出直前の、麿赤児率いる大駱駝艦公演に、(鯨の鳴き声との共演で名を馳せた)パーカッショニスト、ジェラルド大下を加えたカルテット(山下洋輔/坂田明/小山彰太)で挑んだライブ録音を80分に編集したアルバム。サン・ラ&ヒズ・アーケストラに通じる大スペクタル一大絵巻的傑作。足音、うめき声、唸り、などが、... ...続きを見る

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2009/10/17 21:43
TOYO MIYATAKEを取り上げたドキュメンタリー映画
最近に日本人監督が監督した作品ではなく、ロバート・ナカムラによる地味なドキュメンタリー映画。しかし中身は濃い。先月渡米した友人のMさんに頼み、LAの日系博物館で買ってきてもらった。宮武東洋といえば、戦前から写真家として活躍した一世で、また、カメラ持ち込み禁止だった収容所では大工にカメラを作らせ、フィルムまで入手し、「収容所を記録するのは写真家としての使命だ」として多くの貴重な写真を撮った人として知られるが、芸術写真家としての宮武については知らなかった。 ...続きを見る

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2009/10/10 17:14
狂言はモンティー・パイソンである?
旧い友達というのはありがたいものだ。古典芸能には疎い僕だが、昨夜は、能楽/狂言方面の研究を専門にするK君から届いた解説(緑字)を参考にしながら虚言を、じゃない、狂言を楽しんだ。「虚言」と書いたのはわざとではなくキーボードのミスタッチがそのまま変換されたから。でも、面白いのでそのままにしておく。実際、狂言は虚言ではなく、人間の持つ滑稽さ、馬鹿馬鹿しさを、それも独白のト書き付きで見せてくれる世界に稀なる演劇である。また、最初のトークで千之丞さんが主張しておられたとおり、狂言は伝統遺産ではなく... ...続きを見る

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2009/09/30 20:39
ポートアイランドの平田王子
某月某日。神戸の某所での某学会で、平田王子さんのコンサートを企画し司会までやらせていただいた。結果から言うと、想像以上の好評を賜り、公演後は絶賛の嵐。更に、平田さんが持参したCDが一枚残らず完売し、嬉しい悲鳴とはこのことであった。「想像以上」と書いたが、実は、昨日の夜を目標に、平田さんと私との間で準備は淡々と進んでいて、個人的には「これはいけそう!」と手応えを感じていた。準備といっても、メールの交換の他は、7月の暑い夜に東京の某所でインタビューを試み、朝まで飲んだというだけなのだが、平田... ...続きを見る

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2009/09/27 21:34
GENERATIONS / Miles Okazaki
たまたま引っかかったマイルス・オカザキ(ギター)のCD。二枚目だというが、音楽の組み立て方は既に完成されているようだ。アルト・サックス3名にベース、ドラムス、ギター、ボーカルという変則編成で高度な・・というか、悪く言えば「とらえどころのない」、良く言えば「浮遊感のある」音楽をやっている。たまたまといえば、ボーカル(CDにはボイスとなっている)はJen Shyuで、オカザキとはスティーブ・コールマン&ファイブ・エレメンツのつながりらしい。このふたりの才気煥発なミュージシャンを自分のバンドに... ...続きを見る

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2009/09/16 21:47
アジア系アメリカ文学の裏街道 ― 『ディクテ』
白旗をあげるわけではないが、僕には歯が立たない。でも、何かを書かなければ気持ちが収まらない。テレサ・ハッキョン・チャの『ディクテ』は、著者の背景を知らないと混乱をきたす種類の作品だが背景を聞いたから混沌から逃れられると思ったら大間違いだ。難解といえばこれほど難解な作品もないだろう。カレン・テイ・ヤマシタも難解だが、ヤマシタがトラック種目でタイムを競うランナーだとすれば、テレサ・ハッキョン・チャは走り幅跳びや走り高跳びや棒高跳びで重力と闘うアスリートである。前者にはゴールラインが見えるが、... ...続きを見る

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2009/09/06 20:25
ローソン・フサオ・イナダ ― ウエッブサイト「風」より
ブログ主の畏友である須藤達也さんが「風」というサイトに連載を持っている。このシリーズのタイトルは「日系アメリカ人と日本人」。このサイトを運営しているジャーナリストの川井龍介さんがジョン・オカダと"No-No Boy"を追いかけている関係もあり、充実した読み物になっているが、今回アップされた第4回 ローソン・フサオ・イナダ〜収容所、ジャズ、マイノリティを詠ずる懐深き詩人は、日本語で日系アメリカ人の詩人イナダを紹介しその作風を解説した文章として傑出している。 ...続きを見る

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2009/09/02 21:14
We are the Children - Miyamoto & Chin
疲れた夜にはこれしかない!(笑) ...続きを見る

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2009/08/27 21:55
星空の下で ― ジュン・クラモトの新盤
HiroshimaのJune Kuramotoから新しいCDが届いた。テーマはハワイ。もう何年も訪れていない。だから、気分だけでもUnder The Starsになって、ジュン・クラモトの音楽を聴いている。ジュンの箏は、もうこれ以上シンプルには弾けないというほど音数が少ない、というか、ますます少なくなってきている。反対に、一音一音に込められるテンションは上がっているように思う。 ...続きを見る

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2009/08/24 20:41
日米タイムス紙が来月廃刊へ ― 日系メディアの黄昏
LAの東繁春さんが出しているCultural News Online Daily Editionによると、サンフランシスコの日米タイムズが9月で廃刊だそうだ。早速検索してみると、日本のネット上でも報じられていた。 ...続きを見る

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2009/08/23 18:14
自分たちで自分たちのイメージを再生産すること
このブログを始めて何年かが経つが、予期していなかった喜びのひとつは、在米の日本人ブロガーから積極的なコメントが付くことだ。ブログ主はプロの研究者でもないし、図書館に行く時間もない。ただ、太平洋のこちらから、限られた情報をもとに、遠眼鏡(望遠鏡)でアジア系アメリカを眺めているようなものだ。だから、記事には勘違いや間違いも多いと思う。そんな中で、在米の方々からのご意見がどれほどありがたいか!まるで太平洋に虹がかかったような気持ちになる。 ...続きを見る

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2009/08/22 12:58
熱帯雨林の彼方へ ― 彷徨うフリークス
カレン・テイ・ヤマシタのデビュー作。わけがわからないプロットと、フリーキーな登場人物あるいは登場動物あるいは登場物質あるいは登場物体により読者は翻弄される。以前にも述べたが、まさに、ヤマシタ得意の「嘘ですらない世界」を描いた長編小説である。うがっていえば、「小説ですらない小説」と呼んでもいいが、マジカル・リアリズムという範疇に回収するのは勿体ないし、ヤマシタ自身も自分の作品をマジカル・リアリズムだとは考えていないそうだ。 ...続きを見る

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2009/08/18 19:30
Cantonese Boy - Only Won & Larissa Lam
このふたりについてはよく知らないのですが、米国の友人の友人の友人?発のチェーン・メールに従ってYouTubeを覗いたら楽しかったので、そのまま貼り付けてみます。 ...続きを見る

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2009/08/14 12:21
企画展:世界の民族楽器 − 天理参考館で楽器に囲まれる 
日曜日に天理大学の参考館に行ってきた。目当ては民族楽器の展示会。民族楽器とは「特定の民族によって演奏される楽器」のことだとパンフレットに書いてある。続けて、「特定の民族との関係が希薄で多くの社会で演奏される楽器は、一般に西洋楽器と呼ばれ」るとある。楽器と音楽が西洋文化と文明により洗練され、譜面が発明され、普遍化してきたことは確かだが、民族楽器や民族音楽は、普遍化ではなく、「場」や「儀式」や「ハレ」の場面で重用されることで生き延びてきた。機能的には西洋楽器にはかなわないけれども、その民族の... ...続きを見る

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2009/08/12 00:58
Circle K Cycles - カレン・てい・山下のルール
長編を読む時間も力もないので、比較的ページ数の少ない、イラストや写真の多いカレン・テイ・ヤマシタの戯作的傑作、いやケッサク小説・・かエッセイかわからない(わからなくてよい)作品を再読してみた。買った時に読み始めたのだが、途中でわけがわからなくなり、放り出していた。実は今読んでもどこから説明したらいいのかが難しい・・・というより不可能な本なのだが、題名を『サークルKサイクルズ』という。 ...続きを見る

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2009/08/08 20:02
シャム双生児と黄色人種−メタファーの不条理性を通して語る文化的専有とステレオタイプの脱構築
最近は読まなくなってしまったけれど、かつて僕は筒井康隆のファンだった。ハチャメチャなスラップスティック、本格的SFになりそうでならないSF、こんなことを書いて大丈夫か?という黒いパロディー、そして、少年少女を胸キュン(表現が古いが)にさせたジュブナイルものまで、筒井康隆ワールドは時間を超える。最近もNHKで七瀬シリーズがドラマ化されていた。 ...続きを見る

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2009/08/07 21:23
スムーズ・ジャズとしてのHiroshima ― 祝30周年!
今日が8月6日だからというわけではないが、ヒロシマの"LA"というCD(上写真)を流している。今年がレコードデビュー30周年だそうで、アラタニ・ジャパン・アメリカ・シアター(リトル・トーキョー)のゲイル・マツイ女史から「ヒロシマの30周年についてquoteを書いて欲しい」という依頼が来た。たぶん私のアドレスがヒロシマのメーリングリストに入っているからだろう。 ...続きを見る

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2009/08/06 21:13
マーク・イズが"BOLINAO 52"の音楽でカリフォルニア州エミー賞を受賞!
今日、友人が教えてくれたのだが、マーク・イズが映画音楽で「カリフォルニア州エミー賞」を受賞していた。今年の5月のことだ。地域別のエミー賞とはいえ、カリフォルニア州は映画産業の中心であり、そこで受賞したのだから、たいしたもんだと思う。 ...続きを見る

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2009/07/30 20:44
国際ジャズ市場におけるマイノリティとしての日系人と日本人 ― 鳥居祐介さんの発表を聞く
国立民族学博物館での共同研究「マイノリティと音楽の複合的関係に関する人類学的研究」の研究会を聴講してきた。この会の代表である寺田吉孝先生のご厚意によるもので、ブログ主のような素人のオッサンを、20代から30代の若手の研究者が討議する場に混ぜていただき、恐縮至極である。 ...続きを見る

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2009/07/26 10:53
EARLY ABSTRACTIONS / FRANCIS WONG TRIO (2009)
去年、ポーランドのPoznanで開催された第一回国際アニメーション映画祭での演奏。フランシス・ウォン、タツ・アオキ、チャド・テイラーはシカゴでのセッションでおなじみの組み合わせだが、特にフランシスとタツ兄との絡みが圧倒的である。アニメーション実験映画で有名なハリー・スミスの古い作品に合わせて演奏した一曲目から最後まで、オール即興で通しているが、ダレたところなどない。 ...続きを見る

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2009/07/23 20:39
JANG ― Jon Jangの1st Album (1982)
これはジョン・ジャンの初めてのアルバム。LPだ。アジア系アメリカ人による社会運動が盛んだった1982年という録音年もあるが、ここでのジョンは熱い。後年、彼は自分のジャズに意識的に中国音楽を取り入れる、というより、中国系アメリカ人としての自分と中国の伝統的な音楽や民謡を「すりあわせる」試みに出るが、この"JANG"には中国系の装いはない。ジャケットのように、両手に手錠がかけられたまま、怒りを鍵盤に叩き付けるような荒っぽい演奏が納められているが、このアルバムは、<ジョン・ジャンの原石>であり... ...続きを見る

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2009/07/22 20:30
「嘘ですらない」ヤマシタの世界 ― AALAフォーラム2009
英米文学研究というのは、誤解を恐れずに言えば、自分独自の解釈をひねりだす技術である。それが例えその作品を書いた作家が想像だにしなかった解釈であっても問題はない。そして、その解釈が独創的であればあるほど誉められるようだ。無論、荒唐無稽な議論では説得力に欠けるが、とにかく、「私はこう読んだし、それが正しいのだ」と言い切ることが文学研究の目標である。社会科学のように、「○○であるように思われる・・」という表現ではダメなのだ。 ...続きを見る

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2009/07/19 21:46
うわさのカム・トゥ・ハワイ ― バッキー小林が移民一世をラップする
ホレホレ節は「内の人」が歌った。それでは、「外の人」が、それも我々の同時代の日本人がハワイ移民を歌ったオリジナル曲はないのかというと、ある。僕の愛聴盤、小林克也&No.1 Bandの名作「うわさのカム・トゥ・ハワイ」(1982)である。謎の日系三世、バッキー小林に扮した小林克也が「アローハー!」と叫び、軽妙な、しかし、リアルな歌詞が繰り出される。スネークマン・ショーがハワイ日系移民一世に転生していると想像してほしい。 ...続きを見る

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2009/07/15 22:11
ハワイ生まれの日本民謡「ホレホレ節」
かつて近代日本の幕開けとともに、多くの日系人が移民として海を渡った。労働者として、仕事を求めて日本をあとにした彼らは、やがてそれぞれの土地に根付き、そこで日本から持ち込んだ古い風習や伝統文化を、「ふるさとのよすが」として大切に守り育てつつ、独自の文化をはぐくんでいった。 ...続きを見る

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2009/07/14 21:35
「外の人」 ― 細川周平さんに接近遭遇する
二日目も終了。宗教がテーマのシンポジウムは、その内容において、実に興味深かったが、ちょっと置いておいて、それより、昨日のシンポジウムのなかで、ブログ主の心に引っかかった言葉について、忘れないうちに書いておきたい。 ...続きを見る

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2009/07/05 22:15
日本移民学会第19回年次大会一日目 と クリンタン音楽の夕べ
日本移民学会も今回で3回目の参加になる。会場は同志社大学今出川キャンパス。うーん、因縁の場所である。(なんだそれは?(笑))今回は懇親会の余興のプロデュースという、いかにもブログ主にふさわしい(笑)お仕事が回ってきた。何かのお世話をするのは、自分が喋るより余程骨が折れる。しかし、皆さんの協力により、演奏は無事終了。フロアで歓談していた学会員の皆さんにも楽しんでいただいたようで、正直、ほっとしている。 ...続きを見る

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2009/07/04 23:36
天安門! - Jon Jang & The Pan-Asian Arkestra
"TIANANMEN!"(下写真)は、1993年発表の古い録音だが、フレッド・ホーに馴染めない僕は反対にジョン・ジャン(上写真)に惹かれるところがあって、それは、たぶん、彼の作編曲が好きだからかもしれない。中国や東アジアの楽器の使い方も巧みで、アンソニー・ブラウンのAsian American Orchestraはジョンの方法論がなかったら成功できなかっただろう。 ...続きを見る

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2009/07/03 20:16
移民による文化創造の系譜: 日本移民学会 第19回年次大会
既に公式サイトにアップされているので、ご存じの皆さんもいるでしょうが、もうすぐ開催される日本移民学会の大会について掲載してみます。会場は京都の同志社大学今出川キャンパスです。 ...続きを見る

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2009/06/29 19:39
即興とは何か? Fred Anderson Trio Birthday Live 2000
「日本音楽即興学会」という新しい学会があるそうで、設立趣意は「音楽における即興性は、あらゆる音楽文化に見られる現象だと言ってよいでしょう。唯一例外だったのは、記譜に大きく依っていて即興性を少なからず排除していた西洋近代の音楽文化だけと考えられます。現在では、ジャズ、ロック、現代音楽、キリスト教オルガン音楽、インドやイランなどの民族音楽など多くの音楽領域において即興は大きな意味を持っています。」と始まっている。 ...続きを見る

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2009/06/26 21:47
音楽の祭日inみんぱく と 21世紀のアーミッシュ
クリンタン・アンサンブル「パガナイ」もこのイベントに出演するというので蒸し暑い中を国立民族学博物館へ向かう。なんせ、今日は音楽も博物館も全部無料である。各国の音楽が解説付きで聴けて、館内への出入りも自由というのはありがたい。 ...続きを見る

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2009/06/21 23:35
日系アメリカ人強制収容と緊急拘禁法―人種・治安・自由をめぐる記憶と葛藤
アメリカ合衆国において、1950年に成立し、1971年に撤廃された法律がこの本のテーマだ。その名称は緊急拘禁法という。実はこの法律の誕生と消滅には第二次大戦中の日系アメリカ人強制収容が大きく関係している。 ...続きを見る

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2009/06/11 22:17
Fred Ho and The Afro-Asian Ensembleはプロテストする、しかし・・
クリンタン音楽つながりで、クリンタン(楽器)をフィーチャーした曲が収録されているフレッド・ホーのCDを引っ張り出してみた。強引な比喩かもしれないが、アフリカ系のジャズとアジア由来の音楽を、ジャズというフィールドで衝突させ、出てきた火花を聴く者に浴びせかけるような、そんな音楽だ。スオナは悲鳴を上げるし、中国人女性歌手はソプラノで中国の曲を歌う。また、「奇妙な果実」も「キャラバン」も、「蛍の光」もあるという、要するに、<そういう構成>になっている。文字通り「アフロ・エイジアン・アンサンブル」... ...続きを見る

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2009/06/09 22:45
エスニック学生組織に見る「祖国」―フィリピン系アメリカ人のナショナリズムと文化
一昨年にフィリピンへ行った時、晩餐会の余興でフィリピンの伝統舞踊と音楽を見たことはこのブログでも書いた。「ここはメキシコか?」と思わせるスパニッシュ・テイストのダンスや衣装。音楽は、マンドリン、ギターなどの西洋の楽器で奏でられ、僕は驚いた。そして、改めて、フィリピンという国の文化の異質性を感じた。東南アジアにあるのに国民の多くはカソリック教徒で、スペイン統治下に伝えられた、というか、押しつけられた文化が今も強い。といっても、フィリピンの現代文化は植民地当時のスペイン文化そのものではない。... ...続きを見る

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2009/06/07 03:07
人種とアイデンティティ ― アジア系アメリカ人アーティストたちの新しい模索
竹沢泰子先生によるアジア系アメリカ人アーティストの作品(表象)の分析やインタビューをもとにした研究については以前に紹介したことがある。どうしてもアイデンティティ・ポリティクスっぽくなってしまうこのブログ(苦笑)を相対化させるのにもってこいのご研究で、ご研究の<まとめ>を待っていたが、出たばかりの本『人種の表象と社会的リアリティ』竹沢泰子編【岩波書店】(上写真)に「ポスト多文化主義における人種とアイデンティティ―アジア系アメリカ人アーティストたちの新しい模索」という論考が収められていた。ま... ...続きを見る

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2009/05/24 20:50
ヒラリーではない。クリンタン音楽である。
某月某日。クリンタン音楽を奏でる集団に面会。楽器や衣装の説明を受けた後、短いながらもデモ演奏を聴いた。クリンタン音楽(クリントンでも栗キントンでもない。念の為)とはどういう音楽なのか?それは、簡単に言えば、南フィリピンの伝統音楽なのだ。ブログ主の生半可な説明ではおぼつかないので、民博のサイトから引用(緑字部分)したい。 ...続きを見る

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2009/04/20 18:23
スパム・ムスビは日系アメリカ人のソウルフード ― 庭師マス・アライの事件簿
『ガサガサ・ガール』に続く、老いた被爆者の帰米二世庭師マス・アライが活躍する推理小説だが、今回も日系アメリカ人色と日系アメリカ人食(笑)の濃い描写に笑ってしまう。スパムむすび。それは僕も70年代のハワイで初めて見た日系アメリカ風オニギリだが、スパムは沖縄でも多く食べられている。そう、今回のキーワードは沖縄だ。事件には三線(スネークスキン三味線)と沖縄の悲しい歴史が関わっている。(これ以上書くとネタばれになるのでやめる) ...続きを見る

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2009/04/16 22:02
手にはなにも残らなかった―加州Pajaro Valleyの初期日本人移民社会
今朝、中根和子さんから電話があった。シアトル在住だが現在日本に帰省中。彼女が85年に出した自費出版に近い本が結構知られた出版社(Heyday Books)から、副題をThe Issei of a Rural California Town, 1900–1942に改めて再版されたという。元の本の表紙が上なのだが、実はこれはとても貴重なレポートである。何故貴重かというと、日本人である和子さんが、当時まだ存命だった高齢の一世の人たちにインタビューしたことがきっかけの本だからで、19... ...続きを見る

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2009/04/11 12:57
ジャケット写真がもつ意味 ― D. D. Jackson
あなたは上のCDジャケットを見て何を感じただろうか。チャールズ・ブロンソンを彷彿とさせる精悍でしかし甘いマスク。(家人は「ハンサムね」と言った)セピア色に加工されているとはいえ、肌の色感から彼がコーカサス系ではないことは明らかだ。しかし名前はD.D. Jacksonとある。はて、ディー・ディー・ジャクソンとは誰だろう? ...続きを見る

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2009/04/03 23:14
ポピュラー音楽をポップスから救い出す − ローカル・ミュージックの冒険
『ローカル・ミュージック − 音楽の現地へ』(株)インスクリプト(2005)はフランス文学やフランス文化圏の音楽に詳しい気鋭の研究者、昼間賢(このブログの読者である。ガビーン(^^;))による単著である。現代のフランスでどんな音楽が創られているのかなどまったく無知な私だが、明確な問題意識を持つ序文を読み、瞬く間に著者の世界に引きずり込まれてしまった。 ...続きを見る

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2009/04/02 20:53
アコーディオンとレーザー箏 ― オリヴェロスとマサオカ
横浜でミヤ・マサオカに会った時、「記念に私のCDを1枚差し上げるわ。どんなのが好み?」と問われ、「即興がいいですね」と返したらこのCDが手の平に乗っていた。2007年発表と新しい。おお、これは、あの実験音楽の鬼才、ポーリン・オリヴェロスとの録音ではないか! ...続きを見る

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2009/03/21 21:09
自分の表現語を見つける ― 穐吉敏子の旅
ミヤ・マサオカつながりで穐吉敏子ジャズオーケストラ・フィーチャリング・ルー・タバキンの『モノポリー・ゲーム』(上写真)を聴いている。琴とジャズ・オーケストラのための組曲が収められていて、マサオカが琴で参加している。なお、ライナーノートで箏でなく琴という漢字が使われているのでそれに合わせている。実は、トシコ・タバキン・ビッグバンドの音楽は私の興味の外にあった。今も変わらない。だからこのアルバムを聴いてものめりこむことはない。 ...続きを見る

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2009/03/16 20:29
Alien Encounters - アジア系アメリカの大衆文化
書名は"Alien Encounters - Popular Culture in Asian America" 編者はMimi Thi Nguyen and Thuy Linh Nguyen Tuで、2007年にDuke University Pressから出ている。アジア系アメリカの文化を扱った書籍は何冊か出ているが、歴史や社会に比べると出版点数ははるかに少ない。特に、アジア系アメリカの音楽についてちゃんと触れた本はUC Riversideのデボラ・ウォンが書いた本以来ではないか。編... ...続きを見る

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2009/03/06 21:14
ジャン・マサオカにも会う ― NPO活動家とオバマ政権
先日、このブログで取り上げた日系アメリカ人ミュージシャン/アーティスト、ミヤ・マサオカは、実はあの「モーゼと呼ばれた男」マイク・マサオカの姪にあたるわけだが、この話題は微妙なので触れなかった。ただ、マイク・マサオカを誉めるか批判するかは別にしても、マサオカ・ファミリーには活動家/社会運動家の血が流れているようで、例えば、ジャン・マサオカ(上写真)は、NPOとNPOをサポートする組織で長年頑張ってきたかなりの人物なのだ。 ...続きを見る

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2009/02/26 00:11
モンテカルロ76 "マリセラ"でイーストLAの夜をクルージングする
チカーノ・ミュージックをプッシュしている東京のMusic Campは、マーク・イズのCDを日本でリリースするという暴挙・・いや快挙をしてくれたinvaluableな会社だが、先日、代表のMさんからこのアルバムについての情報が届いた。こちらはとてもチカーノ・ミュージックまで戦線を拡大できないので、興味はあってもほとんど知らない世界だったが、聴いてみるとこれが実に気持ちいいのだ。クレイジー・ケン・バンドが演じる横浜横須賀の世界と通じるものを感じたのだが、間違っているだろうか・・。かっこよくて... ...続きを見る

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2009/02/22 18:42
箏鬱か箏躁か ― 八木美知依とジュン・クラモト
横浜で頂戴した八木美知依のCDは聞きしに勝る奥深さであった。ここで演奏されているのは低音絃が加わった十七絃箏で、タイトル"SEVENTEEN"はそこから由来している。十七絃箏で演奏でき得るすべてのサウンドを箏から引き出そうと試みる八木美知依の執念にはすさまじいものを感じた。これが第一印象だ。ただ、この路線で進むと、結果として、もはや箏とはなんの関係のない地平にたどり着いてしまいそうな気もする。十七絃箏でなくとも、例えば、アイリッシュ・ハープでも、シタールでも出来る音楽なら、箏を選ぶ意味が... ...続きを見る

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2009/02/19 19:45
Miya Masaoka (箏) と横浜エアジンで会う (加筆訂正あり)
音楽評論家のMRさんからいきなりメールが届き、なんとそこには「Miya Masaokaが横浜で演奏する」と書いてあったので、うちから横浜は決して近くはないが、ミヤ・マサオカ――日系三世の箏奏者である――の住むミューヨークよりは遙かに近いので、今夜は関内の老舗ジャズクラブ「エアジン」(Airegin)である。ひどい文章だが、こういう流れなんだから仕方がない。しかし、なんでこんな言い訳をしてるんだ?(苦笑) ...続きを見る

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2009/02/15 00:15
Dave Iwatakiとの再会
ピーボ・ブライソンのバンドでキーボードを演奏しているデイブ・イワタキ(上写真)と名古屋で再会した。デイブの名前はこのブログでも何度か出しているが、ピーボ・ブライソンのようなグラミー賞を受賞した有名な人気歌手が集めるミュージシャンの中にただ一人日系人(デイブは3世である)のデイブが選ばているというこの事実だけで、彼のミュージシャンとしての実力がわかろうというものだ。実際、彼のサイトを見ると、数々のビッグネームと仕事をしている。ショウビジネスのメッカで、星の数ほどのミュージシャンが仕事を探し... ...続きを見る

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2009/02/08 21:43
Jade Tongue / Jen Shyu ― チャイニーズ・ディアスポラ
こういう即興的なパフォーマンスは大好きなんだけれど、英語がちゃんと聴き取れないのに加え、ジェン・シュユは中国語で歌い語るのだから、歌詞やシノプシスを解説するなど無理だ。でも、聴き応えは充分。スティーブ・コールマン&ファイブ・エレメンツという、流行などどこ吹く風と己の道をただ歩む希有なジャズ/ワールドミュージック・バンドの正式メンバーとしてこの数年間世界中で活動してきたジェンは、そこで得た経験の蓄積と、彼女のルーツであり自作曲や踊りをくみ出す源泉である台湾や中国の歴史や音楽とを合体させてい... ...続きを見る

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2009/02/05 22:24
『日系人の歴史を知ろう』 高橋幸春著
これもたまたま書店で見かけた本で、岩波ジュニア新書だから私のようなオッサンにはそぐわないかというと、実は若年者向けの本のほうがわかりやすくて読み応えがある場合が多いのだ。著者は高橋幸春氏。ブラジルの新聞社勤務経験もあり、奥様も日系人で、中南米移民関係の著書も多いひとだから、事実関係の記述は細かい。また、この本は、ブラジル他の移住地での日系人史だけでなく、現在、日本へ出稼ぎに来ている数多くの日系人の現状も射程に入れている。この大不況で職を失う日本在住の日系人は少なくないが、そういう切羽詰ま... ...続きを見る

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2009/02/04 01:16
アメリカ・インディアンの現在−女が見た現代オグララ・ラコタ社会
日本でネイティブ・アメリカン(アメリカ・インディアン)について何かが語られる空間では、相変わらず、プリミティニズム(もしくはプリミティニズムの偽物)が流行っているようで、例えば、某SNSのネイティブ・アメリカン思想関係コミュニティーは、「今日は死ぬのにもってこいの日」というプエブロ族の有名な詩?をトップに掲げている。この種の文化/世界観に憧れる気持ちはわかるし、それをすべて批判するつもりはないけれど、ネイティブ・アメリカンの思想や文化を西欧文化/近代合理主義への対抗文化として祭り上げるの... ...続きを見る

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2008/12/30 20:49
アンソニー・ブラウンの仕事が一枚で聴けるアルバム
今年の8月に紹介したCDがようやく手に入った。手に入れたのではなく、こちらの怠慢がバレたのか、本人から資料の入ったファイルと一緒に送られてきたので、ほんと、赤面ものである。ドラムス&パーカッション奏者のアンソニー・ブラウン(上写真前列左端)の率いるエイジアン・アメリカン・オーケストラがリリースした4枚のアルバムから選ばれた曲に、日系三世の劇作家フィリップ・カン・ゴタンダの芝居"After the War"のために書かれた3曲が加わった構成になっている。曲が録音年代順に並んでいないのがかえ... ...続きを見る

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2008/12/29 19:51
Fred Anderson Quartet Vol. III / 良質のシカゴ・ジャズ
フレッド・アンダーソンは来年80歳になるシカゴAACMのテナーマンだが、タツ・アオキとはよくセッションしていて、録音も出している。Asian Improv Recordsから今年リリースされたこいつは、同じくテナーサックスにサンフランシスコからフランシス・ウォンを迎え、テナー2本+アオキのベース+チャド・テイラーのドラムスという編成。 ...続きを見る

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2008/12/13 19:50
20世紀ブラジル展を見に行く (天理参考館)
天理大学附属天理参考館で開催中の「20世紀ブラジル展」を見に行った。地元のつながりとはありがたいもので、高校の後輩がここのキューレイター(学芸員)をやっている。受付で彼を見つけ声をかける。驚いていたが、なんと、わざわざ館内を案内してくれた。彼はこの催しの担当者ではないが、一対一で説明を受けていると、なにか、自分が偉い人にでもなったような気分になってしまった。(やれやれ・・(-_-;)) ...続きを見る

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2008/12/13 17:19
インドにイスラム教徒の首相が誕生する日?
以前紹介したインドの雑誌"OUTLOOK"のOPINIONというページに"A Muslim PM for India?"というタイトルの署名記事があった。これもオバマ・ショック(こんな言葉はないがこんな言葉があってもいいと思う)が原因だろうが、この記事で、Dipankar Gupta氏は「米国ではマイノリティのオバマが大統領に選ばれた。では、私たちの国インドでモスリム(イスラム教徒)のPM(首相)が誕生する可能性はあるのか?」という、かなり突飛な、しかし、実にタイムリーでジャーナリスティ... ...続きを見る

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2008/12/07 20:39
待望の邦訳 − ヒサエ・ヤマモトを探訪する
ヒサエ・ヤマモトのSeventeen Syllablesを容さんの研究室で見かけたのは70年代末か80年代の初めで、その頃に読んだ記憶はあるものの、大きな衝撃を受けたかというと、そうでもなかった。文学に疎い超未熟者の学生には荷が重すぎたのかもしれない。ところが、後にヒサエ・ヤマモトの作品研究が進み、いろんな研究者の発表や論文を眼にして、あらためて、彼女こそが日系二世文学のキー・パーソンだと思うようになった。 ...続きを見る

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2008/12/06 10:04
管啓次郎の旅と連想力 − 『ホノルル、ブラジル』
アジア系アメリカ文学研究会での管啓次郎さんの講演は今年の収穫であった。トシオ・モリとモリの理解者であったサローヤンの文学を、易しく、しかし、深みのある言葉で説明されたのだが、お話しの中身だけでなく、そのソフトな語り口と真摯な態度に感銘を受けた。サローヤンからアルメニアの話になり、東欧からの移民や映画について、過不足のない紹介を交え、無理な跳躍なしに、淡々と述べる術には恐れ入った。また、ブログ主の思いつきの質問にも、一瞬戸惑いを見せられたものの、過不足のない応えをいただき、恐縮してしまった... ...続きを見る

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2008/12/06 00:30
アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない
売れているらしいし話題にもなっているので買ってみたら滅法面白くて瞬く間に読了。難しい表現を使わないで、しかも平易な文体で本質を突いている。著者の力量の賜物だろう。但し、文章はスラスラ読めるが、中身はグロテスクである。歪んでいる。アメリカ合衆国には、「多人種と多文化が混在し移民とその子孫が構成する開放的な実験国家」という側面と、その正反対の、「異質な民族や宗教や文化を徹底的に排除することで成り立つ社会集団が厳然たる宗教的かつ政治的力を有している閉鎖国家」というふたつの側面がある。ブログ主は... ...続きを見る

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2008/11/25 23:53
NEXT STEP / Glenn Horiuchi の裏ジャケット
グレン・ホリウチのデビューアルバム。デジタル処理の結果か、硬質な音は更に硬質になっていて、グレンの飛び跳ねるピアノと無理なく入ってくる日本風のメロディーが僕をドライブさせている。日本風といっても、グレンの場合、マーク・イズのような雅楽ではなく、母方の祖父サブロー・スギタが得意としていた日本民謡である。グレンの書く曲が魅力的なのは、民謡調のメロディー&リズムがフリージャズ風の方法論で生きているところだ。ベーシストも強力。LPを入手したのが90年代の半ばで、それ以来何度も何度も聴いているはず... ...続きを見る

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2008/10/21 00:22
グレン・ホリウチの初期三部作がデジタル・リマスタリングされた!
ようやくシカゴから届いたのはグレン・ホリウチ(写真左)がデビューから続けて3枚出したLPがデジタル・リマスターされたCDだ。早いもので、グレンが亡くなって8年が経った。一枚目のNEXT STEPからは20年だ。CDでのリリースは、グレンのレコード・デビュー20周年には間に合わないが、とにかく、今宵、私は、Glenn Horiuchiという希有なアジア系アメリカ人ミュージシャンのソウルを再び体験する喜びをかみしめている。アナログ盤にはアナログ盤の良さがあるのだが、クリアーな音質と広いダイナ... ...続きを見る

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2008/10/17 22:37
南部陽一郎シカゴ大学名誉教授は「日本人受賞者」なのか?
ノーベル賞とかってレベルが高過ぎて、ぜんぜんわかりませんが、今年は多数の日本人が受賞したそうで、おめでとうございます。 昨日ネットでノーベル物理賞を「三人の日本人が受賞した」と、そのうちの南部陽一郎氏は「頭脳流出組で、、」ということを知りました。そのときは何とも思いませんでした。 数時間ラジオから流れるニュースでノーベル物理学賞は「二人の日本人と一人のアメリカ人が受賞」とのこと。ああ、アメリカ国籍を取ったのか、と思いました。 日本には「日系人」とか「日系アメリカ人」とかいう単語は、まだ定着... ...続きを見る

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2008/10/09 20:59
人種と文化 − 『はるかなる視線』 クロード・レヴィ=ストロース
「おそらく私たちは、平等と博愛がいつの日にかヒトのあいだに、多様性をそこなうことなく実現されるという夢を描いているのだろう。しかし人類が、かつて創造し得た価値のみの不毛な消費者となり、亜流の作品と粗雑で幼稚な発明だけを生みだすことに甘んじたくないならば、人類は、真の創造が、異なった価値観の拒否、あるいは否定にまでもつながるものであることを、学びなおさねばならない。他を享受し他に融合し、他と同一化して、同時に、異なりつづけることはできない。他との完璧なコミュニケーションは、遅かれ早かれ、他... ...続きを見る

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2008/10/02 20:26
世界へはばたく 〜日系移民のあゆみ〜 / 明治村で移民の建築物を見る
行楽の秋ということもあり、明治村まで足を延ばす。悪運が強く、昨日は晴天でおまけに涼しかった。久しぶりの明治村は、村というより小都市並みに移築物が増えていた(ような気がする)のでちょっと驚いた。今回の目的は「特別展:世界へはばたく 〜日系移民のあゆみ〜」と移民関係の建物を見ることで、上の写真はシアトル日系福音教会。元々は個人住宅だったのを教会にした建物で、祭壇や椅子やオルガンがなければ個人住宅だと思ってしまうだろう。持ち主の写真や時代による変遷など、丁寧な説明がついていてありがたい。 ... ...続きを見る

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2008/09/28 18:30
ワイパフ − ハワイ移民がつくった町
オアフ島観光局のサイトのワイパフの項はこう始まっている。「オアフ島南部、真珠湾の西側に「ワイパフ」と呼ばれる地域があります。今は住宅地として発展していますが、以前このあたりは島の中心の丘陵地帯から続く広大な砂糖キビ畑でした。現在はYMCAの施設として使用されているワイパフのシュガーミル(砂糖精製工場)には、その歴史を後世に伝えるべく、高い煙突が取り壊されずに保存されており、その近くには「ハワイ プランテーション ビレッジ」と呼ばれる展示施設もあり、当時の入植地の面影を今に残しています。」... ...続きを見る

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2008/09/20 19:45
多文化主義が原理主義を生みだす? 
お世話になっている研究会で、昨日の夜、ドキュメンタリー映画(Caught in Between – What to call home in times of war 「故郷(くに)」を失った人々の物語」)の解説をやってしまった。実は、私自身、この作品に対する思い入れがイマイチ薄く、お断りしたのだが、東京の重鎮であるK先生から頼まれ、断りきれなかった。しかし、嫌々解説するのもフェアではないので、納得できない理由を述べようと思った。要するに、Justiceと多文化主義と原理主義... ...続きを見る

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2008/09/14 22:12
ランディー・ニューマン健在 − Korean Parents
若い皆さんはランディー・ニューマンなんて知らないだろうが、ブログ主などはデビュー当時から輸入盤で聴いているので、アメリカの現実というか、ホンネはランディー・ニューマンの歌から学んだみたいなものだ。ボブ・ディランのような、ポピュラー音楽のスタイルを一変させた改革者(無論、ディランがそれを目指したのではなく、結果としてそうなった面もあるが)ではないが、1960年代後半から2008年まで、基本的に微動だにしないやり方で曲を作り詞を書きピアノを弾き歌い続けている。映画音楽で知られるようになってか... ...続きを見る

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2008/09/06 09:31
祝10周年!! − Anthony Brown's Asian American Orchestra
アンソニー・ブラウン(彼の親友であるケイ赤城さんはトニーと呼んでいた)が率いるエイジアン・アメリカン・オーケストラが十周年を迎えるそうで、"TEN"というシンプルなタイトルのCD(写真)が今月26日にリリースされるという情報が本人から届いた。更に、十周年記念ライブをサンフランシスコのYoshi'sで行うらしい。9月11日だ。よりにもよって9/11である。(苦笑)そして、"TEN"の表ジャケットにはアンソニーの父母が1950年に日本で結婚式を挙げた時の写真があしらわれている。同じ写真は彼の... ...続きを見る

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2008/08/21 19:50
最前線 − 二世部隊を描いたマンガ家 望月三起也
望月三起也(もちづきみきや)といえば、子供の頃に読んだ「秘密探偵JA」とか「ワイルド7」が思い浮かぶが、二世部隊の隊員たちを描いたシリーズも代表作のひとつだろう。こういうブログをやったり、集まりに出たりしていると、様々な方々と直接知り合ったり、面識はなくともネットを通じてメッセージを交換する機会があるが、「僕が二世部隊に興味を持ったのは望月三起也のマンガを読んだ時からです」という人は少なくない。リエナクトで二世部隊に扮している方々だけでなく、中には、女性で「二世部隊物語」を覚えておられる... ...続きを見る

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2008/07/22 20:17
HIROSHIMA再訪 - LAから生まれた日系フュージョン
某研究会でお世話になっているYさんが、ナオミ・ヒラハラの小説について発表された。ヒラハラの探偵小説三部作の主人公はマス・アライという被爆者の帰米二世である。英語もうまくない、背の低い、ましてや帰米でヒバクシャという設定が大胆だが、ナオミ・ヒラハラの実のお父上がマス・アライのモデルになっているので、日系アメリカ人について少し知っている読者は、不自然さのないその人物描写に唸ってしまうだろう。 ...続きを見る

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2008/07/07 20:14
『一世と二世 − 強制収容所の日々』 ダイスケ・キタガワ(北川台輔)著 聖公会出版
この本について知り合いの日系三世の先生に尋ねたら、「キタガワの本ね。昔読んだわ」という反応はあったが、内容までは覚えておられなかった。原書の出版が1967年。この時代に自らの収容所体験を詳細に著した日本人はキタガワだけだったのではないか。北川台輔(後年、アメリカ国籍を取得し、スイスにあるキリスト教の世界団体に勤めたが、59歳で客死)とジョセフ北川三夫(シカゴ大学神学部長を務めた高名な神学者)は実の兄弟(三夫は台輔の5歳下)であり、ともに聖公会の司祭であった。 ...続きを見る

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2008/07/06 19:26
頼まれたわけでもないのに − 移民学会二日目 
研究対象(移民にまつわるエトセトラ)は共通でも方法論や視点が異なる様々な研究成果の一端に触れるのは刺激的だ。但し、こちらは素人であり、許容量はたかがしれている、知的訓練を受けていない野次馬がまともにぶつかるとクラッシュする。でも、気になることは質問したくなるので、何度か手をあげてしまった。で、後で後悔する。この繰り返し。(苦笑) ...続きを見る

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2008/06/29 20:28
移民記念祭のつくられ方 − 日本移民学会第18回年次大会 シンポジウム
うーん。ちょっと疲れた。でも、半ば以上はためになったシンポジウムであった。今年はブラジル移民百年ということで、ブラジルと日本でイベントが企画〜実行されているが、その内実をジャーナリスト的な視線で追ったアンジェロ・イシさん(またアンジェロ・イシだ!(笑))のプレゼンテーションは、写真や映像も添えられていて、わかりやすかった。「わかりやすい」というのはイシ氏の発表のやり方がわかりやすかったのであって、その中身はなかなかに複雑である。言葉もわからないし、ブラジルの日系社会のことについては無知で... ...続きを見る

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2008/06/28 18:38
鼓童 is not my cup of tea, but... − 文化の創造とは何か?
米国のタイコ・グループについて、シカゴのタツ・アオキが私につぶやいた言葉がある。 ...続きを見る

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2008/06/14 19:55
学会で風呂敷を広げる − アジア系アメリカ芸術はアジアに環流できるか?
上の写真は「人魚の肉」で、発表では触れなかった出し物です。それで、次に私が喋ったのは、ブレンダ・ウォン・アオキとマーク・イズのコンビに子息のKKが加わった舞台「グンジロー叔父さんの恋人」で、ブレンダ本人から手渡された最新のDVDを見せたのですが、録音レベルが低く、ボリュームを最大にしても台詞が聞き取りにくかったのが残念でした。自宅のDVDプレーヤで再生するぶんには問題なかったんだけどなあ。残念。でも、どういう場面かは説明したし、ブレンダ・ウォン・アオキによるスポークン・ワードの特徴(アジ... ...続きを見る

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2008/06/10 20:15
発表無事終了 - 音楽は「表象」でも「言説」でもないぞ!
てなわけで、今年のメインイベントは終了しました。私の発表には音楽や映像の再生が不可欠なので、その分、話す時間が短くなります。ですから、猛スピードで突っ走ったのですが、安藤さんのHeart-warmingな自分史を織り込んだ発表(こんな温かい発表がアカデミックな学会で聞ける機会はめったにない!)のおかげで、「アジア系アメリカ人のコミュニティー運動」から、ブログ主が担当した「アジア系アメリカ人の芸術活動〜音楽や舞台芸術」への展開も無理なくできました。この場を借りて・・というのも変ですが、安藤さん... ...続きを見る

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2008/06/02 17:44
BACK HOME by Blue Scholars - シアトルのアジア系ヒップホップ
YouTubeには不法にアップロードされた映像以外に、アーティスト側が無料で載せているものもある。どれが非公認でどれが公認なのかはわからないが、このブルー・スカラーズの動画はいっこうに削除されないので、多分、リンクしても大丈夫ではないかと思う。是非見てみてほしい。私はもう何十回も再生しているが、その度に泣いている。 ...続きを見る

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2008/05/26 20:16
「現金屋」の広告 − ハワイ 1921年
地理学者のI先生が見つけてくれ、昨日手渡ししてくれた「現金屋」の広告である。ハワイの日布時事社が1921年(大正10年)に刊行した冊子に掲載されていたという。本来なら自分で探すべき資料なので、恥ずかしいが、こういう発見は本当にありがたい。I先生には何かお返しをしなければ・・ ...続きを見る

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2008/05/11 23:03
観光コースでないシカゴ・イリノイ by デイ多佳子
シカゴには縁がある。シカゴのジャーナリスト(スタッズ・ターケル)がまとめた本の翻訳を80年代に手伝ったことに始まり、90年代にアジア系アメリカを探っていくうち、サンフランシスコやロサンゼルスを経由して、シカゴの青木達幸(Tatsu Aoki)や野毛洋子(Yoko Noge)と知り合うことになった。そして、日系アメリカ人の過去と現在にも詳しいデイ多佳子さんに会えたのが去年の春のこと。デイさんは西海岸から徐々に東進し、現在はイリノイ州デカブ在住。幾つもの著書がある。この本もご自身による取材か... ...続きを見る

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2008/04/13 14:02
70年代アジア系アメリカ人のコミュニティ再生運動と音楽によるアイデンティティ形成
 公民権運動の中で、自らの文化的ルーツとアイデンティティを模索し始めたアメリカ生まれのアジア系アメリカ人は、70年代になると、エスニックコミュニティの再生に乗り出した。それは、民族文化の伝承者である移民第一世代から学び、高齢化していく祖父母の世代を社会的に支援する活動から始まった。また、若い世代を横に結びつける動きであり、自らの民族的ルーツに誇りをもった、次世代のアジア系「アメリカ人」を育てていく教育運動でもあった。そのときに重要な役割を果たしたのが、音楽でありアートであった。  「アジア... ...続きを見る

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2008/04/12 18:46
Maze Daiko - 混ぜ太鼓 言葉の権威主義反対!
シカゴ・カブスに入団し既に適応している(さすが!)福留孝介選手に対し「偶然だぞ!」というプレートが掲げられたことは報道済みだが、それは、日本語知識のないカブスのファンがIt's gonna happen!を翻訳ソフトか辞書で翻訳してしまった結果らしい。でも、福留選手が何本ヒットを打っても「偶然だぞ」「福留はもっと凄いぞ」というような前向きな感じで捉えれば面白いし、「偶然だぞ!」の裏側に「必然だぞ!」とか「当たり前!」とか書いて、状況によって使い分ければ更に面白いかもしれない。・・でもない... ...続きを見る

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2008/04/09 20:41
『クレオール主義』今福龍太と『スレッディング・タイム』マーク・イズ
『クレオール主義』という今福龍太さんが書いた本があって、1991年に上梓されたやや古いものなのだが、数年前にちくま文庫になっている。しかし、古さを感じさせないのは著者の視点が本質を外していないからだろう。世界を読み解く鋭い分析と卓見がぎっちり詰まっていて、ひとつの論考を読み下すだけで僕のCPUは発熱し、メモリーは増設を要求するが、パソコンと違い、人間はグレードアップできないのだ。トホホ。 ...続きを見る

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2008/03/22 12:32
ケヴィン・ソー (Kevin So) のソウルフルな世界 
Kevin Soはもっとソフトな感じのミュージシャン(ギター、ピアノ、ボーカル、作詞作曲)だと勝手に想像していたが、とんでもHappen歩いて十分、このソウルフルな歌い廻しはどうだ!歌詞の中身まではまだわからない(歌詞カードをつけてくれい!)が、結構ブルージーで、たたみかけてくる。アグレッシブだが、がなり立てるのではなく、シャウトしても歌が崩れないところにケヴィンの真摯さを見た。とおもえば、ラブソングのメドレーもある。これは、聴いていてちょっと照れる。(笑) ...続きを見る

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2008/03/14 21:48
ヴェルヴェット・ラウンジとフレッド・アンダーソン
上の写真はヴェルヴェット・ラウンジが出している2008年カレンダーから。Asian Improv aRts/Recordsからフランシス・ウォンとタツ・アオキが登場している。アジア系アメリカ人アーティストがこの種のカレンダーにフィーチャーされるのは珍しい。 ...続きを見る

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2008/03/12 22:13
ブラジル移民100年・デカセギ20年 − アンジェロ・イシは発言する
去年の日本移民学会以来、在日日系ブラジル人のジャーナリスト/研究者であるアンジェロ・イシ氏のインスタント・ファンになってしまったブログ主だが、この「オルタ」という雑誌に載っているインタビューを読んでますますファン度が増した。「移民100年」というポジティブなイベントと「デカセギ20年」(カタカナであることに注意!)というネガティブな現実が結節する部分に立ち、両方をブラジル語(ポルトガル語)と日本語で説明できるのがイシ氏である。おっと。簡単にネガとポジに分けるのはまずいかもしれないが、便宜... ...続きを見る

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2008/03/08 22:52
CD: Threading Timeに寄せられた声(増補中)
何度も紹介している「スレッディング・タイム/マーク・イズ」ですが、友人知人からぼちぼちと感想を頂戴しているところです。Music Campのご努力にも拘わらず、店頭に置いてくれるCD店が多くないのが残念ですが、取り上げてくれるブログもあらわれています。匿名で感想の一部を紹介いたします。 ...続きを見る

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2008/03/08 17:53
Pawns of the Kingを上映する − 短編の余韻
短編映画"Pawns of the King"についてはこれまでに何度か書いている。昨日と今日、移民関連研究のスペシャリストたちにこの映画を観ていただく機会があった。あくまで研究発表のための例会であり、映画上映はイベントで、一回上映の予定だったのだが、上映と解説の後「もう一度見てみたい」という予想外のリクエストを頂戴し、急遽、明くる日に再上映とあいなった。嬉しい誤算とはこのこと。お勧めの映像は・・と声をかけていただいた時には、どの映画にしようかと迷ったが、この作品にしてよかったとホッとし... ...続きを見る

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2008/03/02 22:54
GASA - GASA GIRL by Naomi Hirahara (2005)
やらなきゃならないことがあるんだけれど、そっちのほうに気が向かない。教則DVDを見ながらフェンダーのジャズベースを触ったら指先が痛い。慣れないことはするもんじゃない。ウン十年前はもすこし弾けたと思うのだが、もはや老いぼれだ。しかし、突然、ニューヨーク−−そこはカリフォルニアとは違う−−に住む娘から呼ばれ、殺人事件に巻き込まれる70歳の庭師マス・アライに比べれば、老いぼれた・・なんて愚痴は言っていられない。 ...続きを見る

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2008/02/23 16:32
レッドボーン: ネイティブ・アメリカンのロックを聴け!
レッドボーン(Redbone)は、1970年頃から活動しているネイティブ・アメリカンの血を持つロックグループ(メンバーはメキシカンとの混血で、スワンプ・ロックと呼ばれることもある)で、しかし、ジャズのジム・ペッパーと同様、世間で知られているとはいえない。ただ、レッドボーンの場合はヒット曲があるし、60年代から始まる西海岸のサイケデリックなロックの流れの中では無視できない存在である。南部色の強いThe Witch Queen of New Orleansは面白いし、Wounded Knee... ...続きを見る

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2008/02/09 16:59
「正義の国」の日本人 / 安井健一著
米国の社会政治運動でよく使われることばにJustice「ジャスティス」(正義・公平・公正)がある。サンフランシスコ・アジア系アメリカジャズ祭でも、日系人強制収容所と収容所の中で演奏されていたスイング・ジャズをテーマにした催しがあったが、その時のタイトルはLAST DANCE(収容所での最後のダンス・パーティー)で、テーマはJazz and Justiceだった。(下写真)「ジャズと正義」。日本ではこういう組み合わせはまずあり得ない。しかし、「日系アメリカ人を守るため」という理由で建てられ... ...続きを見る

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2008/02/09 16:09
今日(2月8日)付け朝日新聞夕刊(東京)7面の・・
・・「風雅月記」というコラムで、今福龍太さん(文化人類学)が、マーク・イズ&ブレンダ・ウォン・アオキのことについて書いています。 ...続きを見る

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2008/02/08 21:29
モンタナ・ジョーの伝説 − マフィアの大幹部になった日系人
衛藤健ことモンタナ・ジョーは1919年加州ストックトン生まれの二世である。そして、1980年代に入る頃、モンタナ・ジョーはシカゴに秘密賭博場を十数軒持ち、レストラン、ナイトクラブを経営し、不動産業にも手を出し、自家用飛行機でシカゴとラスヴェガスとを行き来していたという。この、イタリア系の結束が強いマフィアで大幹部になった唯一人の日系アメリカ人を、1950年代のシカゴで本人を目撃したことのある著者が追いかける。少ない資料や断片的な証言からモンタナ・ジョーの全体像に迫るのはたいへんだったろう... ...続きを見る

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2008/02/03 17:34
AFRO INDIAN BLUES / ジム・ペッパーのライブ盤
難しい本を批評するのは無理だということがわかった(今頃かよ!)ので、今夜はJim Pepper, Amina Claudine Myers, Anthony Cox, Leopoldo Flemingの四人によるライブ盤をかけている。このアルバムでも歌われている「ウィッチ・タイ・ト」は、ジムの祖父が関係していたというネイティブ・アメリカン・チャーチの歌もしくはチャントからインスパイアされて出来たという。ジャズは勿論、若いロックの連中もよく演奏し録音している。50以上のカバーがあるとどこか... ...続きを見る

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2008/01/31 20:51
マーク・イズのスレッディング・タイムが日本で発売!
このブログで既に紹介しているマーク・イズのCD "Threading Time"が、日本のレコード会社を通じて、輸入盤に日本語の帯を付けた形でリリースされることになった。中身の面白さはあっても、コマーシャルではない、とても売れそうにないアルバムを取り上げてくれた会社の代表であるMさんとおでんを食べながら話した。なんと、Mさんはこのブログの読者であった。赤面するしかない。(^^;) ...続きを見る

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2008/01/27 20:10
東方異聞 A Strange Story from the Far East / 堀越彰
堀越彰は凄腕のドラマーで、山下洋輔トリオとか、ジャズでキャリアを磨いてきたひとだが、ここ数年は和洋折衷のバンドをやっている。生で見たことがないので、偉そうなことは言えないけれど、この「東方異聞」(上写真)は、美しくて、メンバーは若くて、名人ばかりで、まとまりもいい。ドラマーの堀越が前面に出てくるのではなく、アンサンブルを重視している。この種の試みの中では成功していると思う。 ...続きを見る

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2008/01/20 20:19
『キムチ』 ウーク・チャング著 (青土社) 2007
あまりにも切ない 自分をとりもどす物語 キムチなしで一ヵ月も過ごすと、僕の血は騒ぎ出し、この辛いサラダを求めて叛乱を起こし始める。韓国人として横浜で生まれ、カナダで育ち、パリに流れ、日本で唯一のものを見つけた。ディアスポラを生きる男のまったく新しい韓流小説。 ...続きを見る

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2008/01/10 23:56
『強制収容とアイデンティティ・シフト』野崎京子著(世界思想社)
著者(三世)野崎京子の父上は二世で、戦時中10箇所あった収容所とは別の、抑留所へ入れられていた。カナダ国境に近いノースダコタ州ビスマークという、西海岸とは全く違うロケーション。抑留所は司法省が直轄しており、敵性外国人法により全米に8箇所設置されたという。著者の父で日系二世の谷川力(Tsutomu Tanigawa)がツールレーク収容所からビスマークのフォート・リンカン抑留所に移動させられたのは、谷川が反米的であったのではなく、文字通り「濡れ衣」であった。忠誠登録にはNo-Noと応えたもの... ...続きを見る

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2008/01/07 22:11
『その名にちなんで』 The Namesake
作家ジュンパ・ラヒリについては、入っている研究会で何度も議論されているし、『その名にちなんで』は翻訳も出ている。しかしまだ読んでいない。新年早々、自分の不勉強を思い知らされるが、せめて映画は観ておこうと今朝決めた。で、大阪梅田のLOFTにある映画館へ。 ...続きを見る

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2008/01/04 22:26
さのぱがん! めりけんじゃっぷとしての谷譲次
新年おめでとうございます。今年もこの拙いブログにおつきあいいただければ幸いです。さて、谷譲次のことがどうにも気になり、某オークションで『踊る地平線 めりけんじゃっぷ 長谷川海太郎伝』室謙二著(晶文社)1985をゲット。早速目を走らせているところなのだが、予想通り、滅法面白い。無論、めりけんじゃっぷ物の小説のいかがわしさと同様、谷譲次も相当な曲者で、その道のりは不安定なのだが、不安定なりに独特のリズムを持っている。 ...続きを見る

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2008/01/01 22:45
隣の外国人−異郷に生きる 「現代思想」 2007.6
たまには難しい雑誌に挑戦しなければ頭がますます老化する・・と雑誌「現代思想」の読解にとりかかったが、日頃、学問の世界では「表象」と呼ばれる歌舞音曲に浸かっている凡人にとって、思想の最先端を紹介する雑誌は、あまりに難解であった。でも、負けました・・ではナサケナイので、簡単な感想を書いてみる。この号の特集はアジア系アメリカを考える上で、また日本人として在日外国人を考えるときに、示唆を与えてくれると思う。 ...続きを見る

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2007/12/30 18:55
シアトルのお正月 宇和島屋のJapanese New Year Sale
来年で開業80周年を迎えるという老舗、宇和島屋は、シアトルの日系を含むアジア系アメリカ人なら誰でも利用するスーパーである。セーフコ・フィールド(マリナーズの本拠地)から遠くないインターナショナル・ディストリクトにある。マリナーズのキャッチャー、城島選手は、「ここなら食材に不自由しない」という奥さんの一言でマリナーズへの移籍を決めたそうだが、城島選手の奥さんが訪れたのは宇和島屋に間違いないだろう。(笑)宇和島屋は高級住宅街であるベルビューにもあり、そっちを見たのかもしれない。確かベルビ... ...続きを見る

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2007/12/30 11:46
MONK'S MOODS / Asian American Orchestra
滞日中のマーク・イズはアンソニー・ブラウン率いるAsian American Orchestraでもベースとシェン(笙)を演奏している。デューク・エリントンのカバーを初め、既に4枚のアルバムをリリースしているAsian American Orchestra(AAO)だが、アジアの楽器とアレンジがセロニアス・モンクの奇妙な曲と相乗効果を示しているこのCD"MONK'S MOODS"が僕にはいちばん面白い。プロデュースしたのはあのオリン・キープニューズであり、おまけに、モンク道の求道者だった... ...続きを見る

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2007/12/19 20:20
日系アメリカ人のジャズとストーリー・テリングの世界
先日の西荻でのパフォーマンスの後、東京のアジア系アメリカ人研究会が急遽企画したイベントのお知らせです。5ヶ月の滞日を終え、1月中頃に米国へ帰ってしまうBrenda Wong Aoki, Mark Izu & KKのパフォーマンスと講演、質疑応答が予定されています。今までの二回の公演を見逃した方は是非どうぞ! ...続きを見る

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2007/12/18 18:38
日本の音楽にアイデンティティを求めるミュージシャンたち
左からマーク・イズ、クリストファー遙盟、アラン・グリースン。ブレンダ・ウォン・アオキの「マーメイド・ミート」(人魚の肉)のストーリー・テリングも見事でしたが、見とれてしまい、シャッターを押すのを忘れてしまいました。(^_^;)クリストファー遙盟さんは尺八を吹いて30数年という名取で、繊細な演奏が印象的でした。アラン・グリースンさんは5歳のときに日本に来て、その後、米国と日本を往復。現在は東京在住で、三味線の名取だが、ジャズのベーシストとしても活躍している。ブログ主は約25年前にLAで会っ... ...続きを見る

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2007/12/16 00:20
母なる海にたゆたふて − マーク・イズ、ブレンダ・ウォン・アオキ&フレンズ
来年1月中頃にはアメリカへ帰ってしまうマーク・イズ&ブレンダ・ウォン・アオキによるパフォーマンスが東京であります。場所は西荻のほびっと村。子息のKKに多士済々のゲストを迎えたCD発売記念ライブです。アジア系アメリカとか固いことは考えず、参加してみて下さい。尺八のクリストファーさんは名人。ボーカルのきむらみかさんは鬼才。ベースのアラン・グリースンさんとは昔会ったことがあるけど、彼は邦楽のベテランで、ベースも弾く才人。翻訳家としても知られていて、「はだしのゲン」を初めて英訳したひとでもありま... ...続きを見る

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2007/12/07 22:33
ケイ赤城トリオはジャズというより・・
久しぶりに京阪奈学研都市へ。ここには知人のSご夫妻がやっておられる素敵なお店がある。ケイ赤城トリオを聴くのは数年ぶりだが、ケイ赤城のピアノと音楽は衰えを知らない。Just amazing! マイルスのグループにいた頃はマイルスを聴いていなかったので、僕にとってのケイ赤城はここ数年の日本人リズム・セクションを従えたピアノ・トリオでのケイ赤城ということになるが、初めて聴いたときはのけぞったものだ。ジャズ・ピアノというより、現代音楽のような音列と山下洋輔といい勝負のスピード。綿密なスコア。 ... ...続きを見る

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2007/12/02 21:14
我が心のミニドカ  − ロジャー・シモムラ個展
アジア系アメリカ人芸術家の話題に合わせてくれたわけではないのだが、アラン(Alan Lau)からロジャー・シモムラの個展のチラシが届いた。この展覧会は現在開催中である。シアトルでこのブログをご覧になっている方がもしおられたら、足を運んでみて下さい。Greg Kucera Galleryはシアトルにある画廊で、アランもシモムラも以前から個展を開いている。 ...続きを見る

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2007/11/28 18:56
アジア系アメリカ人芸術家たちの抵抗と葛藤 − 竹沢泰子先生と会う
このブログでは、アジア系アメリカのアート、特に音楽や映画や平面の作品(絵画等)や、歴史、社会、文化、民族、人種等々を、勝手に俎上に乗せて、部外者の日本人が(←ブログ主のこと)ああだこうだと理屈をこねているが、この分野にこだわるのには、この分野は米国でもマイナーな存在だし、ましてや日本では・・という理由がある。しかし、先日の土曜日、移民研究並びに日系アメリカ人研究で、学問の世界の軸となる研究や論文を次々と発表されている京大人文研の竹沢泰子先生によるアジア系アメリカ人芸術家とその作品、そして... ...続きを見る

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2007/11/23 18:44
LAは中国語で羅聖。韓国語で発音するとナソン。コリアンはロスをそう呼ぶ。
中編小説二編(「羅聖の空」「燃える草家」)が収められている。この京都出身の在日作家のものを読むのは初めてで、最初の数頁はその文体に乗れなくてギクシャクしたが、行間に臭いが感じられるほど肉体的で、同時に、極めて詩的な資質を持つひとだなと思った。いきなり作家を論じるのはおかしいかもしれないが、このふたつの作品は、この作家の<立ち位置>抜きでは語れない。 ...続きを見る

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2007/11/03 21:37
あなたがたはビジターに過ぎない - 映画『グッド・シェパード』を観る
半ば偶然に観てしまった3時間近い大作映画。監督で俳優としても登場するのはロバート・デ・ニーロだ。事前の知識のないままこの複雑なプロットを理解するのはキツイが、見終わった後からじわじわと効いてくる作品だ。何が「効いてくる」のかは、まだはっきりしない。読後感・・じゃない、鑑賞後感は決して心地よいものではないが、観ておいて損はない。 ...続きを見る

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2007/10/28 22:30
軍次郎叔父さんの恋人 - Brenda Wong AokiとMark Izu
彼らの子息であるKKのダンスもヒップホップしていてよかった。金曜日の夜、国際文化会館での公演は、短縮版だったものの、スクリプトの配布や日本語での解説もあり、わかりやすかった。僕はビデオで既に見ている。だからこの途方もない人種差別と排外主義の実話を知っていたが、当日初めて知った観客はさぞ驚いただろう。在米経験のある俳優、高橋りりすさんでさえ驚いていたのだから。(苦笑) ...続きを見る

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2007/10/28 11:06
Mark Izu / Threading Time - ジャズと雅楽とインド音楽の幸福な出会い
昨日夜のブレンダ・ウォン・アオキ+マーク・イズ+KKの公演(@国際文化会館)は見ておいて本当によかった。中身はビデオで見てだいたい把握していたものの、やはり、映像という二次元と、生身で演じられるのとは深さが違う。ライブの一回性もある。個人的には、二年ぶりの再会であったし、彼らが日本に滞在し、それぞれのテーマを深めている(ブレンダは自らのルーツを、マークは雅楽を)ことを喜びたい。二年前には想像できなかったことだ。マイノリティーの中のマイノリティーの中であるアジア系アメリカ人アーティストのパ... ...続きを見る

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2007/10/27 17:17
Akeelah and the Bee - 綴り方を競う米国の少年少女
「綴り方」と書くと古風だが、スペリング大会のことだ。アキーラというのは11歳のアフリカ系少女の名前。見終わった瞬間、やられたぁ!と思った。(笑) ローレンス・フィッシュバーン(マトリックス)、アンジェラ・バセット(マルコムX)という渋い配役に加え、アキーラを演じた女の子が巧い。巧すぎる。また、脚本が練りに練られていて、映画にコシの強いうどんのような弾力がある。アメリカ映画はつまらなくなっているけど、こういう、大作でも問題作でもない−日本未公開−のに説得力がある作品を発見すると、その底力を... ...続きを見る

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2007/10/25 21:41
Paper Son Paper Songs / Jon Jang
Jon Jangの最新アルバムのタイトルは、サンフランシスコ大地震で出生地証明書が焼失してしまったことによる、所謂、「ペーパー・サン問題」に関係している。この災害から去年で百年が経ったが、この地震は、単なる災害ではなく、中国人移民〜中国系アメリカ人とその社会に計り知れない影響を及ぼした<事件>となったのである。下記は、津田塾大学の池野みさお先生がご自身の研究発表のために書かれたものだが、非常に適切な説明なので、そのままコピペさせていただいた。是非ご一読いただきたい。 ...続きを見る

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2007/10/13 21:54
忠誠登録の書類について
質問27 あなたは米軍兵士として従軍し、命令されればどこの任地へでも赴く意思がありますか?(女性の場合、看護部隊に志願する意思がありますか?)(注) YES NO ...続きを見る

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2007/10/10 19:02
Warm Strangers / Vienna Teng (2003)
ヴィエナ・テンは台湾からの移民を父母に持つサンフランシスコの・・と書きだしてしまうと、「またアジア系アメリカか」と言われてしまいそうだが、実際、彼女がタイワニーズだろうがチャイニーズだろうが関係はないのだ。ヴィエナ・テン(芸名である)自身も、アジア系アメリカ云々で自分の才能を売っているわけではないから、アジア性とかを云々するのは彼女にとっては迷惑なハナシだろう。 ...続きを見る

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2007/10/07 11:16
ブレンダ・ウォン・アオキ「グンジロー叔父さんの恋人」東京で上演!
■IHJアーティスト・フォーラム■ Uncle Gunjiro’s Girlfriend & Whiteman 「日米芸術家交換プログラム」で来日中のブレンダ・アオキとトニー・ドゥスーザが、自作品の抜粋上演とリーディングを行います。 2007年10月26日(金) 7:00 PM、国際文化会館講堂 ...続きを見る

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2007/10/05 07:22
FINDING HOME 故郷を探して - 日本に生きる日系アメリカ人
来月、某研究会で、以前このブログでも上映会のアナウンスをしたドキュメンタリー映画"FINDING HOME"の部分上映とコメンテイターをしなければならなくなり、特別に日本語字幕付き映像を入手したので、感想を書いてみる。やはり、英語を聞き落としている部分もあり、また、字幕を作ったひととの微妙な解釈の違いもあって、面白く見直しているところだ。 ...続きを見る

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2007/10/04 19:56
Jap's a Jap #6 - Roger Shimomuraがミニドカ収容所を再訪する
ビジュアル・アーツは訴えかける力が強い。特にシモムラのような画風は、わかりやすいだけでなく、なんともいえない違和感を残す。新聞や雑誌の一コママンガとは違う、納豆のように後を引く粘っこいなにかがある。上の作品はデウィット将軍(General John L. DeWitt)が1942年に言った有名な発言”A Jap is a Jap. It makes no difference whether he is an American Citizen or not...I don't want ... ...続きを見る

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2007/10/04 18:52
TWO CHARACTERS ロジャー・シモムラの視線
1980年代に、ネイティブ・アメリカンのアーティスト、エドガー・"ヒープ・オブ・バーズ"(鳥の群)が、カンサス大学の招待研修芸術家賞を受賞した。ロジャー(ロジャー・シモムラ)はエドガーに付き添い、仕事に対する支払いを受け取るのに必要なサインを得るため、大学の管理部を訪れた。 ...続きを見る

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2007/09/25 19:47
Stephen Sumida教授がNo-No Boyを読み解く
アジア系アメリカ文学研究会(AALA)の年次フォーラムはこの間の土日だったが、特別ゲストのStephen H. Sumida先生による講演が印象的だった。フォーラム全体の密度が濃くて、それがあまりに濃すぎてまとめられないのが事実なのだ。テーマが「21世紀から見る日系人収容所」であり、それは9/11以降の世界から日系人強制収容所を見直すと何が見えてくるのか、というシビアな問題提起を孕んでいるのである。なんか、こう、もやもやとした紫の煙のようなものが漂う感じがしないか?(笑) ...続きを見る

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2007/09/20 21:34
古里 − 失われた日系社会/ターミナル・アイランド
とうとうターミナル島まで来てしまった。いや、実際に訪れたわけではないが、このDVDを見ると、とうとう来たという気持ちになるから不思議だ。いまはコンテナ・ヤードや軍関係の施設になっていて、人間が住むところではないのだが、戦争が始まるまでは、数千人が暮らしていた。和歌山県からやってきた日本人移民が漁業に従事していた。缶詰工場もあった。日本のスパイがいっぱいいるという疑いをかけられ、ターミナル島の日系人だけが48時間以内に立ち退きを強いられた。無茶苦茶である。その前には、真珠湾攻撃直後に、一世... ...続きを見る

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2007/09/12 23:42
Miyoshi Umeki on Flower Drum Song
傑作ミュージカル『フラワー・ドラム・ソング』オリジナル・ブロードウェイ・レコーディングCDより。初演は1958年と記されている。ジャケット内側の全面に写真があしらわれているように、主役の中国人少女を演じたミヨシ・ウメキの存在感が際立つ他、パット・スズキの働きも大きい。ここでの梅木は少女らしい可愛い声質で難曲を見事に歌っている。パット・スズキの歌唱も巧い。日系人だけに梅木とは発音が違う。(笑)このミュージカルは成功をおさめ、キャストを変えて何度も上演され、多くのアジア系アメリカ人歌手や舞台... ...続きを見る

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2007/09/09 18:52
AGAIN − 追悼:ナンシー梅木
「アゲイン」は美空ひばりも録音しているが、今夜はナンシー梅木(梅木美代志)の「アゲイン」を聴こう。クラシックな雰囲気だが、ナンシー梅木の歌唱には美空ひばりにつきまとう下世話さがない。北海道は小樽生まれだが、喋るとズーズー弁だったというナンシー梅木。彼女が何故こんなに洒落たセンスを持っていたのかは謎だけれど、当時の日米のミュージシャンたちが彼女の伴奏を楽しんでいた理由はわかる。こんなに素直で魅力的な歌い方は珍しい。奇跡的であり、まさに「天然」だ。トリッキーな部分は微塵もない。 ...続きを見る

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2007/09/07 20:06
ウチもうあかんほんまにブルースや 野毛洋子のLPがCDになった!
日本のブルース史のミッシング・リンクと言われて久しかった(誰が言ったかって?asianimprovが言ったのだ(^^;))「ヨーコぶるーすばんど」のデビュー盤にして最後のアルバムがとうとうCDになった。録音は1978年。野毛洋子の若さにまかせたド迫力なボーカルが光る。このバンドは「洋子さんの、洋子さんによる、洋子さんのための集団だ」と書いたら、元メンバーに怒られそうだが、それほど洋子さんの存在は大きい。 ...続きを見る

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2007/08/31 18:55
LITTLE TOKYO / HIROSHIMA (HUCD-3123) 2007
とうとう二年が過ぎたこのブログでLAの老舗フュージョンバンド「ヒロシマ」を取り上げる回数が少ないのは、ブログ主の音楽の趣味と合わないせいだが、私はこのバンドの琴奏者、ジューン・クラモトのファンだし、ヒロシマの音楽は、そうだな、半分以上は聞いてきた。古くは1980年前後の初来日コンサートから見ている。大阪のサンケイホールだった。和太鼓のジョニー・モリがでかい太鼓を叩くのがオープニングだった。日系人のことなど知らない聴衆は、それだけでのけぞった。林英哲が活躍する前のことだ。しかし、音楽や演奏力の... ...続きを見る

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2007/08/24 22:20
Slant-eye <俗>つり目; アジア人<特に日本人・中国人> 手元の電子辞書より
17歳以下(U17)ワールドカップ(W杯)というのが開催中で、昨日だったか、日本代表は完敗したが、韓国代表も0-1で初戦を落としている。つい数日前のことだ。その時にゴールを決めたのがペルー代表のカルロス・バサラール選手で、ゴールの後に彼が示した振る舞いがangry asian manのサイトで取り上げられていた。あまりにもひどいので、写真(上)を転載することにした。この試合は韓国の水原で行われた。水原には私も訪れたことがある。ソウルから高速道路を飛ばせば行ける有名な町だ。カルビが美味しい。落... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 9

2007/08/24 19:12
従軍司祭からみた原爆
オカザキ監督の『ヒロシマ/ナガサキ』(WHITE LIGHT/BLACK RAIN)には先祖代々カトリック教徒という被爆者が出てくる。また、カトリック教会が運営している孤児院で暮らしていた女性被爆者もふたり登場し、貴重な証言をしている。広島市の原爆ドームのようなシンボルがない(最近の週刊朝日によると、残っていた浦上天主堂の一部は政治的に?保存されなかった可能性があるという)長崎市は、ご承知のように、キリスト教徒、特にカソリックの街である。 ...続きを見る

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2007/08/16 21:24
映画「陸に上った軍艦」 新藤兼人の戦争
東京の友人が熱心に勧めてくれたので、今日、渋谷で「おかにあがったぐんかん」を観た。そしたら、僕は全然知らなくて驚いたのだが、上映後、新藤監督ご本人と同じく映画監督であるお孫さんのトークショウがあった。昨日はハッテンドーフ監督とミリキタニ爺さんで、今日がこのふたりというのはあまりにも濃すぎるが、この暑さには丁度良い。好きな新藤監督を目の前で見られるとは思わず、感激した。東京にジェラシーを感じつつ。 ...続きを見る

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2007/08/15 22:11
映画「ミリキタニの猫」 頑固な爺さまとタフなウーマン 
昨日の東京のヤクルトホールでの試写会には監督ばかりかミリキタニ自身も登場した。ドキュメンタリーばかり追いかけている感のある今月だが、機会は逸したくない。映画には笑った。これはシリアスな作品なのだが、コミカルなのが救いである。いや、まてよ。これは、ミリキタニさんに失礼かもしれないけれど、コメディー映画なのかもしれない。悲喜劇という単語が頭をよぎる。 ...続きを見る

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2007/08/15 21:11
古賀政男と敝之館の奇々怪々 ジャーナリストと研究者の違いってなんだ?
以前このブログで取り上げた『謎の森に棲む古賀政男』下嶋哲朗著(講談社)には衝撃的な事実が記されている。そのひとつが「古賀政男スパイ説」で、僕は、この説はかなり信憑性が高いと踏んでいる。当時のJACL帰米部と日本政府とのつながり、「外務省スパイ養成学校」としての敝之館(へいしかん)の開校と二世学生の募集、古賀政男の渡米、古賀政男に「二世行進曲」を書かせたこと、等々の記述には一貫性がある。著者のLAでの徹底した取材ぶりも考慮に入れると、この説には−戦後の古賀政男の意外なほどスムーズな復帰も含... ...続きを見る

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2007/08/13 00:40
映画 WINGS OF DEFEAT 「特攻」 with Risa Morimoto を観てきて
今日が大阪プレミア上映で、十三駅近くの第七芸術劇場は満席状態。断片的な知識で映画の優劣はつけられないが、深みの点でオカザキ監督の作品には及ばないものの、よく健闘していると思った。叔父さんが自発的に予科練へ入って特攻隊への訓練を受けていたというひっかかりはそのままになってしまったが、そのかわり、モリモト監督は、四人の、なんともユニークで、とぼけていて、しかし、真摯な特攻隊の生き残り(実際に出撃した方が三名で一名は出撃を待つ時に終戦を迎えている)から「語り」を引き出している。 ...続きを見る

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2007/08/11 22:12
ひとが語りかけ、カメラが記録する 映画「ヒロシマ/ナガサキ」(追加あり)
最初の数分間で、スティーブン・オカザキが日系三世であることにひっかけて鑑賞しようというブログ主の「魂胆」は見事に打ち砕かれた。そんなことはどうでもいいのである。そもそも、こんなブログなどどうでもいいのである・・と書いてしまってはあまりにも寂しいので(苦笑)やめるが、僕が自分が恥ずかしくなるのは、この映画は、というより、ここに登場する証言者のひとりひとりのなんと普通でなんとにんげん的であることか、ということだ。(こういう支離滅裂な文体は読みにくいとは思うが、自動筆記を優先させているのでご容... ...続きを見る

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2007/08/07 23:22
Witchi Tai To - Jim Pepper再訪
以前にも取り上げたが、ネイティブ・アメリカン(クリーク族とカウ族)を両親にもつオレゴン州ポートランド出身のジャズマン、ジム・ペッパーの名曲「ウイッチ・タイ・ト」が多くのロックミュージシャンたちによりカバーされており、この一曲で、若い世代に「ジム・ペッパー」の名前が知られているのだそうだ。でも、実際にジムのオリジナルの音楽に触れた人はどれだけいるだろうか。まだまだ"Jim Pepper? Who?" という感じだろう。 ...続きを見る

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2007/08/04 18:33
「収容所ノート」ミツエ・ヤマダ : 二倍の忠誠・200%のアメリカ人
かつて一度 外国人登録申請を 締切前に出してみた 番号をつけられ指紋をとられ 許可なしの 旅行を禁じられた。 ...続きを見る

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2007/07/25 20:20
絶望と希望 − 映画「フリーダム・ライターズ」
今日観てきた『フリーダム・ライターズ』はヒラリー・スワンク主演&制作の映画。実話の映画というのは厄介だ。実際あったことだからそれだけで重い。途中で見るのが辛くなる。実話だから非現実的な終わり方はしないだろうが、さりとて、120%のハッピイエンドでは興醒めだ。この映画は、しかし、その陥穽にはまっていなかった。それが良かった。2時間はあっという間に過ぎた。 ...続きを見る

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2007/07/23 00:18
Malta Festivalでのミユミプロジェクトバンド
ポーランドのマルタ・フェスティバルに出演したミユミ・プロジェクトの写真。ベースはタツ・アオキ、タイコはヒデ・ヨシハシとエイミー・ホンマ、ソプラノサックスはフランシス・ウォン、テナーサックスはムワタ・ボウデンだろう。去る6月末から開催されたフェスティバルにシカゴから参加したアジア系アメリカジャズの一行にSFからフランシス・ウォンが参加した。現在、一時帰国中のタツ・アオキから教えてもらった。このところAsian Improv aRts/Recordsの日本通信員らしいこともし... ...続きを見る

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2007/07/17 22:21
アジア系アメリカお笑い集団 - 18 Mighty Mountain Warriors
18マイティー・マウンテン・ウォリアーズは1990年代前半から活動を続けているアジア系アメリカ人によるコメディー集団だ。このDVDは彼ら(メンバーには女性もいるが)のスケッチ(コント)やプロモーション活動をまとめたもので、今年の北カリフォルニア・エミー賞の部門賞を授与されている。そんなことより、こいつらは実にファニーで実に真面目だ。スケッチにはエスニシティーや偏見、差別を扱ったものもあるが、まったく馬鹿馬鹿しいナンセンスな出し物(生理用品の変遷とか(^^;))もあり、アジア系アメ... ...続きを見る

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2007/07/12 18:37
移民を授業する − 2007年日本移民学会ワークショップ
こういうワークショップがある。いかに教えるか、は、いかに学ぶか、研究するかより難しいかもしれない。相手が小学生でも大学生でも同じだろう。移民を、具体的なモノを利用して「実践体験」から一緒に学ぶというのがこのワークショップの特徴か。機会があって、昨日この催しの担当者のS先生と話したのだが、こういうのは米国ではよくある授業方法で、それが日本にも入ってきているそうだ。ワークショップという形式ですな。文字や映像を受動的に目で追うだけでなく、「参加する」ことで体で学ぶということ。収容所の疑似体... ...続きを見る

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2007/07/08 08:43
The Paul Togawa Quartet feat. Gabe Baltazar
こんなCDを持っているのはブログ主くらいだろうから取り上げる。(苦笑)ポール・トガワはリーダーアルバムを残した稀な二世ジャズマン。楽器は珍しくもドラムスだ。サックスやトロンボーン、トランペットには名手の多い日系アメリカ人ジャズマンも、ドラムスは人材不足だ。今でこそアキラ・タナ(三世)という凄腕がいるけれども、ジャズの歴史の中で、アジア系アメリカ人がリズムセクションの要をまかされることは稀だったのではないか。日系人だからリズム感がどうとかこうとかはおそらくないと思うが、偏見とか先入観は人間... ...続きを見る

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2007/07/06 21:47
シカタガナイ考
元防衛大臣の発言は、次のような英語になって配信された。"I think it was something that couldn't be helped," said Fumio Kyuma in a speech at a university east of Tokyo. (From BBC NEWS) Couldn’t be helpedというのは「仕方がない」を英訳する時の定番の訳語でもある。現在形ならCan’t be helpedである。「しょうがない」は「仕方がない」を口語... ...続きを見る

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2007/07/04 07:11
WINGS OF DEFEAT known in Japan as TOKKO/特攻
これは特攻と特攻隊員の生き残りと特攻を受けた側の生き残りにインタビューを試みてできた映画らしい。らしいとしか書けないのはブログ主自身がこの作品について無知なせいで、ニューヨークのTaiyo Takedaからのメールで今日初めて知ったという体たらくだ。既に東京では試写会が終わっているという。スティーブン・オカザキに続き、日系アメリカ人による戦争の検証である。無論、日系アメリカ人は「アメリカ人」であり、これは、「アメリカ人として」日本との戦争を再考する映画なのだろうが、日本人としては、どうし... ...続きを見る

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2007/07/03 17:29
映画"WHITE LIGHT / BLACK RAIN" 「ヒロシマ ナガサキ」 
夏がくれば思い出すのは尾瀬ではなくてヒロシマとナガサキだ。親戚に被爆者がいることもある。日系三世のスティーブン・オカザキはずいぶん以前からヒバクシャに焦点を当てた作品を撮っている。在米ヒバクシャとの出会いが彼を変えた。それは二十数年前のことだと思う。いや、もっと前かもしれない。 ...続きを見る

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2007/07/01 17:39
グローバル時代の日本社会と国籍
本の紹介(にまで至っていないが)ばかりしているが、存じ上げている方々の著された書物に触れないわけにはいかないし、中身が良ければなおさらである。李洙任(リー・スーイム)さんは英語教育とマイノリティーの人権問題に詳しい龍谷大学の先生で、田中宏さんも日本アジア関係史と人権問題を専門とする同じ大学の教授だ。李先生の講演を某研究会で聞いたとき、その中身の生々しさに驚いたが、印象的だったのは、辛い自分史を対象化し、ユーモアを交えて語る李さんのスタイルだった。李さんは自分を「コリア系日本人」と明確に定... ...続きを見る

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2007/06/30 22:42
JIN THE REST IS HISTORY 靖
今回は是非chi-Bさんに解説してほしいトピック。僕の出る幕じゃない。元々ヒップホップとは縁がなかったし、今も、時間を割いてDigしてみようという気持ちにはなれない。但し、エミネムの映画"8 Miles"は見た。絶望的な袋小路に必須な文化だということはわかる。ヒップホップは音楽のジャンルではない。DJやらダンサーやらMCやらラッパーが一体となった文化でありパフォーマンスだ。アフリカ系が作ったのは間違いないけれど、中南米音楽やらジャズやらがそうであったように、肌の色を越え、国境を越えて根を... ...続きを見る

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2007/06/26 19:10
学会という伏魔殿とデイ多佳子さんに救われたことについて
昨日今日と、初めて某移民学会を聴講した。恐れ多くも会員にしていただいたのだが、会員の方々から「asianimprovなんかを何故入会させたんだ!」という声が聞こえてきそうで怖い。それはともかく、ひとつひとつの研究報告は面白かった。移民研究は学際的なもので、歴史学、社会学、文化人類学から民族音楽学、文学、社会福祉学、等々の異なったジャンルの若手の学者が学問の最前線で火花を散らすのだから、ブログ主には大きな刺激になった。しかし、二日間のなかで最も笑え最も面白かったのが研究を仕事としていないデ... ...続きを見る

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2007/06/24 19:08
Stand Up for Justice: The Ralph Lazo Story
良い映画だった。「日本移民学会年次大会」(大阪商業大学)で上映された上の作品は収容所に自分から入った非日系人であるラルフ・ラゾーを取り上げたドキュメンタリー風のフィクションである。制作したNikkei for Civil Rights and Redressのスティーブ・ナガノ&パトリシア・ナガノ夫妻がこの上映のためだけに来日された。司会は粂井輝子先生。同じ時間にラウンド・テーブル・ディスカッションがあったため、入場者は多くはなかったのがちょっと残念だった。 ...続きを見る

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2007/06/24 00:27
シュワちゃんまたまた問題発言
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2007/06/23 09:51
アジア系アメリカ人女性の自殺
あるブログ http://blog.goo.ne.jp/ksjasmine/d/20070520 で見かけた文章を転載します。(ブログ主) ...続きを見る

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2007/06/20 19:49
オリエンタルズ 大衆文化のなかのアジア系アメリカ人
パール・ハーバー神話の本に続いてヘヴィーな選択をしてしまったが仕方がない。仕方がないと書いて、何が「仕方がない」のかを考えると、仕方がないことは何もないことに気づく。ああ、わしら日本人には、「仕方がない」という口癖がこびりついているのか。エクスキューズ?。日系社会で今もキーワードとして残っている日本語としてのShikata ga naiを口の中で転がしてみる。シ・カ・タ・ガ・ナイ。 ...続きを見る

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2007/06/18 20:30
本日のお買い物 『アメリカは忘れない』ローゼンバーグ著
これは面白い本だ。アメリカ合衆国は、「真珠湾を忘れるな!」というスローガンを様々な政治的局面で利用してきた。その利用のされかたや意味付与のされ方の構造やポリティクスを歴史学者の冷徹な視点と実証的研究で解明していく力作である。間違いない。まだ全十章のうちの第一章を読んだだけだが、知らない事実が多く、知的興奮すら覚える。 ...続きを見る

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2007/06/10 18:58
The Southeast Asian Identity : IE紙の特集
シアトルのアジア系アメリカ紙、インターナショナル・イグザミナーから少し載せてみました。 ...続きを見る

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2007/06/09 18:57
Asian Fantasy Orchestra / Asian Tour 1998
アジア系アメリカの音楽は、EAST MEETS WESTじゃなくてEAST MEETS EASTではないかと考えてみると、やや旧聞になるが、Asian Fantasy Orchestraの試みが思い浮かぶ。東洋と西洋の音楽を出会わせる試みは、枚挙にいとまがないほど行われていて、そのほとんどが失敗しているが(笑)、失敗していいのだ。物事はそんなに簡単ではない。音楽は国境も民族も越えるなどというのは、スローガンとしては嘘である。しかし、「ひとは一瞬間だけ真理を見る」(片桐ユズル)のである。真... ...続きを見る

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2007/06/09 14:03
歓迎 帝国練習艦隊 − 古いアルバムから
戦前のハワイである。二枚の写真のうち、上の写真に「歓迎 帝国練習艦隊」とある。寄港したのがホノルル港なのか真珠湾なのかはわからない。当時、軍艦が寄港できる港はどこだったのか、練習艦隊が布哇に来たのは西暦何年なのかもさっぱりわからない。軍事方面に詳しい方のご助言を待つしかない。とにかく、オアフ島に寄港した練習艦隊を歓迎するハワイの日本人移民の姿が撮影されている。カンカン帽をかぶった紳士たちはかなり暑そうだ。それでも、ハレの日だからか、ワイシャツにネクタイを締めている人もいる。子供たちは裸足... ...続きを見る

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2007/06/05 20:33
曾祖父 加藤利作の肖像と厄年の祭典への招待状
祖母と大叔父に続き、移民一世の曾祖父、加藤利作の写真を出しておこうと思う。撮影年は不明。場所は多分ワイパフの日系写真館。いつ見ても堂々とした姿で、晩年、広島県比婆郡(今は庄原市)で暮らしていた頃の曾祖父を覚えている僕にも、この写真は懐かしい。スケールの大きな人物であった。 ...続きを見る

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2007/06/03 20:14
映画 "Finding Home"大阪上映会のお知らせ
日系三世の映画作家でLAにある大学の先生でもあるアート・ノムラ氏が日本で撮影したドキュメンタリー映画"Finding Home"の大阪での上映会が決まりました。東京では数回の上映会が企画されているのに関西では予定がなかったので、これはよいニューズです。 ...続きを見る

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2007/06/03 10:47
米日の和解 − 絵本 "Dear Ichiro"
いくらなんでも打たれすぎの松坂や調子の上がらない松井秀を尻目に、淡々と安打を重ねるイチローの凄さを感じるこの頃である。(岡島の活躍は、かつての佐々木を彷彿とさせるが)ブログ主はイチローのメジャーデビュー頃から米国メディアをウォッチしてきたが、当初はセンセイショナルに書かれたバッティングや走塁、守備も、この頃は「イチローならあれくらいは当然だろう」として、取り上げられなくなっている。これは凄いことだ。うるさ型の多い米国メディアや野球ファンの間で、イチローが真に認められたことを証明している。... ...続きを見る

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2007/06/02 09:38
祝CD再復刻! ティーブ釜萢 / SING A SIMPLE MELODY
ティーブ釜萢のことは何度か書いている。ムッシュのお父上で、森山良子のオジサンで、LA生まれの二世であった。ジャズ歌手という肩書きだが、ギターも巧かった。本名はTadashi Kamayatsuで愛称がTibであった。来日して音楽活動をしていたが、時代が戦争に傾くと、ティーブ釜萢の家は憲兵に見張られるようになる。日本の曲だけを演奏するバンドで地方回りをする時も警察官のチェックが入ったという。 ...続きを見る

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2007/05/30 19:03
海外移住資料館を訪ねて − 渡航に携行した行李やトランク
仕事のアポイントの隙間を縫って横浜の海外移住資料館に行ってきた。たいそうお金をかけた建物と設備で、綺麗であった・・というか綺麗すぎて違和感さえ覚えたが、これは贅沢な悩みだろう。南米への移民関係の資料が充実していたのは友達から聞いていたが、その通りだった。その分、北米やカナダ関係が弱い。でも、不満があるわけではない。資料とジオラマ、インタビュー画像などが組み合わされて、移住の全体像が一応は説明されていると思った。 ...続きを見る

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2007/05/25 21:25
21世紀への帰還 − 宍戸清孝写真展
宍戸清孝さんは日系アメリカ人二世を撮り続ける希有な写真家である。この分野には江成常夫、十文字美信という強力な先人写真家がいるが、宍戸さんの作品も負けていない。モノクロでこれだけ奥行きのある表現ができるのか!と感心しながら、大阪のニコンサロンの展示室を廻った。いや、モノクロだからできる表現なのかもしれない。しばらくの間歓談させていただいたが、現場を自分の足で駆け回るタイプの、たたき上げのフォトグラファーだと思った。 ...続きを見る

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2007/05/19 16:31
Buddhist Way of Life 英語のほうがわかりやすいということ
キリスト教会音楽の後に仏教的生き方の話題は無節操かもしれないが、これはCultural Newsに載っていた広告で、ケーブルテレビで放映されているそうだ。英語での仏教番組は米国でもこれが初めてと聞いた。僕にとって、家が檀家になっている仏教・・っていうのも変だけど、とにかく、仏教は、宗教というより習俗であり習慣で、法事か誰かが亡くなった時以外にお寺のお坊さんから法話を聞く機会などない。仏教的無常観みたいなものは皮膚感覚でわかる(つもりだ)が、仏教的な生き方と言われてもよくわからない。英語で... ...続きを見る

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2007/05/16 20:42
アメリカに生きた日系人画家たち 1896 - 1945
これは1995年から96年にかけて日本を巡回した展覧会の図録である。残念ながら僕はこの催しに行けなかったので、図録で作品を味わうしかないのだが、終戦50年記念という言葉にふさわしい濃い内容で、移民研究とか日系アメリカ人研究というだけでなく、日米の芸術交流という視点で日米二国間の現代史を見直すのに不可欠な資料でもある。 ...続きを見る

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2007/05/06 18:06
『南北アメリカの日系文化』山本・ウェルズ・赤木編(人文書院)
日系人研究の弱点は、文化研究の未成熟にあったのではないかと思う・・てな偉そうなことを僕ごときが書いていいのだろうかと冷や汗が出るが、とにかく、歴史的政治的な文脈以外の、人間のありふれた日常生活の文化というか、日系人の普通の暮らしに現れる独特の文化をすくい取ることは容易ではなく、研究もやや遅れ気味であった(のだろう)。研究の方法論からして難しい。文化は数値化できないからだ。文学などは文学作品という一次資料があるが、音楽や芝居や映画や食文化や宗教などを文字で説明するのは至難の技である。しかし... ...続きを見る

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2007/05/06 16:49
ヒロシマとナガサキを「そんなことは忘れた」と言った三浦朱門
いま、NHK地上波で憲法の番組が流れている。冒頭で元文化庁長官の作家三浦朱門が憲法改正論者として登場した。相変わらず退屈な理屈を並べていた。アベシンゾーのブレーンかなにかをやっているのかどうかは知らないが、似たようなものだろう。 ...続きを見る

驚いた ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 5

2007/05/03 11:01
ちょっと一休み − アメリカ合衆国はお米の国なのだ
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2007/04/30 10:50
Fishbowl 金魚鉢 − カヨ・ハッタの遺作
一昨年に一応完成していた映画をようやく入手した。監督(Kayo Hatta)の突然の事故死はショックだった。20分ほどの短編劇映画。ハワイの日系作家ロイス・アン・ヤマナカの『ワイルド・ミートとブリー・バーガー』を下敷きにしている。『ワイルド・ミートとブリー・バーガー』はハワイ島に住むいたいけな日系少女ラヴィ・ナリヨシの成長を描いた抱腹絶倒の長編で、以前にも触れたが、奇跡的に邦訳が出ている(下写真)ので、図書館か古本屋かオークションで探して欲しい。 ...続きを見る

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2007/04/30 07:30
謎のキャバレー歌手 ジンジャー・ハシモト!
あれは五年ほど前。サンフランシスコのSoko Arts Festivalでとんでもないショウを観た。ド派手な衣装に身を包んだジンジャー・ハシモトという女性歌手が、日本人訛りのきつい英語で喋りまくり歌いまくるのだ。なんというキャラだ!客席は爆笑の渦だ。誰だ、この面白い女性コメディアンは?SUZ Takedaそれが彼女の名前だった。ショウの後、フランシスに頼んで紹介してもらい、少し話した。短い時間だったが、ニコニコと応対してくれた。 ...続きを見る

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2007/04/17 21:49
永井荷風『あめりか物語』の再発見
大げさなタイトルになったが、『あめりか物語』は荷風の海外滞在ものとして広く読まれているし、日系移民文学に詳しい京都教育大学の日比嘉高先生はご自分のサイトにこう書かれている。 ...続きを見る

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2007/04/15 10:45
OXNARD BEET / Glenn Horiuchi (1992)
アジア系アメリカのジャズの不連続シリーズ。おなじみグレン・ホリウチ中期の傑作はこのOxnard BeetとCall It and Nowの二作だろう。特徴はジャズと日本音楽&民謡のミックスで、5音階の節と尺八風のフルート(Francis Wong)が印象的な冒頭の「オックスナード・ビート」から印象的だ。ジャズと日本音楽とのミックスと聞いただけで奇妙な印象を持たれるかもしれないがご心配は無用だ。日本的なテイストはあるが、それは、調味料として加えたというレベルのものではなく、日系三世としての... ...続きを見る

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2007/04/14 10:57
リトル・トーキョー(小東京)のThe Sho Tokyans
和泉真澄さんから新しい著書(編著)が届いた。『アメリカ研究の理論と実践−多民族社会における文化のポリティクス』という書名の堂々たる研究書である。アメリカ研究の裏も表もあぶりだそうという大胆な試みだ。浅学のasianimprovには中身が重すぎるが、従来の「二世神話」「収容所神話」「小東京神話」「二世ウイーク神話」を崩そうとする論文など、圧巻である。数頁を読んだだけで興奮してくる。(笑) ...続きを見る

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2007/04/12 21:04
戦前戦中の人種差別ポスター
「米兵=正義の兵隊」みたいに書くのは本意ではないので、バランスを取るため、戦前戦中に米国で作られ利用されたポスターをアップしておきます。有名な話ですが、二世部隊の一員として欧州戦線で片腕を失ったダニエル・イノウエ(現民主党上院議員)は、戦後、カリフォルニアの理容店に軍服姿で入った時でさえ、「ジャップの髪は刈らない」と拒否されました。ENEMY(敵)は外だけでなく内にも存在することを忘れてはなりません。アメリカだって日本だって同じです。 ...続きを見る

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2007/04/10 22:38
映画『アメリカン・パスタイム 俺たちの星条旗』 − 5月に東京で上映
俳優の中村雅俊が米国映画に初出演した。第2次大戦中の日系人強制収容をテーマにした映画「アメリカン・パスタイム」で、米ユタ州の砂漠地帯で撮影に臨んだ。「英語の映画に出るのが夢だった」と語る表情は充実感にあふれていた。中村が演じたのは、収容所で息子たちと野球場をつくり、仲間を勇気づけた日系1世の野球監督役。実話を基にした物語で、彼らの「パイオニア精神」にも触発された。 ...続きを見る

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2007/03/24 07:24
水の如くあれ! − 少年時代のブルース・リー
アジア系アメリカのブログの筈が、日系アメリカの話題ばかりになっているからというわけでもないが、Ken Mochizuki & Dom Leeのアジア系アメリカ絵本の最強コンビが出した最新の作品を紹介しよう。今回のテーマは若き日のブルース・リーだ。 ...続きを見る

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2007/03/20 20:18
或る二世兄弟の肖像
トランクはいいとしても、家族の写真を公開するのはどうかと思うが、やはり、一枚は載せておかないと、常連の皆さんはともかく、たまたま立ち寄ってくれた皆さんには、ブログ主がなんでこんな酔狂で物珍しいブログを始めたのかがわからないだろうと思い、古いアルバムから一枚だけ選んでみた。 ...続きを見る

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2007/03/18 11:19
マイノリティーの敵はマイノリティーか? − アジア系至上主義者
よくわからないのだが、AsianWeek紙上で差別問題が起きたと3月3日付け「北米毎日」紙の一面に載っていた。若干22歳のコラムニスト、ケネス・エン氏が2月23日付け同紙に「黒人は弱い。300年間も奴隷として使われた唯一の人種だ」などと書いて、黒人差別を肯定した・・と紙面にある。いやはや、なんとも、後味の悪い事件だ。なおAsianWeekはインターネット上で紙面を公開しているアジア系の週刊新聞で、ブログ主もたまに見ている。経営者は中国系だが、中国系偏重ではなく、広くアジア系アメリカをカバ... ...続きを見る

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2007/03/16 22:22
Miyoshi Umeki Sings American Songs in Japanese
ミヨシ梅木とは、周知のように、ナンシー梅木のことだ。これは梅木が1956年に米国のマーキュリー・レーベルから出した堂々たるポピュラー曲集である。すべての曲に日本語の歌詞をつけているのではなく、英語と交互に歌われたり、英語の歌詞の途中に日本語の科白が入ったりする。しかし、奇妙なエキゾチズムは感じられない。正攻法の歌唱である。そして、巧い。美空ひばりに匹敵する歌手だったというひともいるが、ブログ主も激しく同感である。 ...続きを見る

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2007/03/13 22:37
祖母が布哇から持ち帰った行李(トランク) − 我が家の家宝
このところ、ライブ告知や書籍や音楽の紹介が続いて、ブログ主自身についての書き込みが途絶えていた。確か帰米二世の大叔父の明治大学留学時代の写真を載せたはずだが、今回は、祖母が戦前に布哇からひとり船に乗って帰国した(女学校入学のため帰国させられた)時に使ったというでっかい行李(トランク)を公開したい。 ...続きを見る

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2007/03/11 08:25
「二世行進曲」の光と闇 − 古賀政男の複雑怪奇 (追記あり)
二世行進曲はやはり只の曲ではなかった。誰も書かなかった古賀政男を追った問題作『謎の森に棲む古賀政男』下嶋哲朗著(講談社)1998を入手した。ざっと眼を通しただけだが、驚愕の事実が述べられている。と同時に、ターミナル島(この島については別の本を取り上げたばかりだ)という特異な空間や、二世行進曲の破壊という事実に、不肖asianimprovは震撼させられるばかりである。 ...続きを見る

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2007/03/10 00:17
二世行進曲 − 古賀政男大全集より
『二世行進曲』 古賀政男作詞作編曲 独唱:有松由子、板野雪人 伴奏:メルカ管弦楽団 ...続きを見る

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2007/03/05 23:25
NJAHSのカレンダーから − ベティー・イナダ
National Japanese American Historical Society(NJAHS)はLAの日系博物館とは目的が異なるSFの組織だが、ブログ主はここの会員なので、たまに会報が送られてくる。今回は珍しく2007年のカレンダーも付いてきた。そのカレンダーから拝借したのが上の写真である。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 9

2007/03/01 20:19
戦前の日系アメリカ社会における童謡と踊り − 朱塗りの橋
LA在住の旧友から届いた書籍。去年出版されたばかりだ。予期せぬ贈り物には感激するが、この本は特別だ。LAにあった(今もあるが住宅はない)小さな人口島「ターミナル島」Teminal Islandは、戦前、漁業のコミュニティーを形成していた。漁船が持ってくる魚を処理し缶詰にする工場があった。造船所もあったらしい。人口は約3,000人。日系(一世と二世)、イタリア系、ロシア系他が労働者であった。小説『二重国籍者』の主人公タック岩村(岩村武)は帰米二世だが、USCの学生で、学費を稼ぐためにターミ... ...続きを見る

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2007/02/24 10:11
Gung Hay Fat Choy ! 恭喜發財 !
GUNG HAY FAT CHOYはおまじないではなくて、謹賀新年に近い意味の中国語の四文字熟語である。恭喜發財が元の漢字だ。 ...続きを見る

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2007/02/19 18:40
軍次郎叔父さんの恋人−ブレンダ・ウォン・アオキ&マーク・イズ
Uncle Gunjiro’s Girlfriend ...続きを見る

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2007/02/17 18:52
ミュージカル「カーネギーの日本人」上演間近!(東京)
ミュージカル「カーネギーの日本人」 東京芸術劇場 中ホール 出演:おりも政夫・剣 幸・福沢良一・井上純一・鳥居かほり・堀米 聰・安中淳也・村井麻友美 主催:(財)東京都歴史文化財団 東京芸術劇場 シアターキャタック 企画・原案・振付=中川久美 脚本・演出=犬石 隆 ...続きを見る

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2007/02/05 20:46
祖国 − マコの人生に重なる物語
一昨年の8月14日にWOWOWで放送された『祖国』をDVDで見た。マコさんの追悼会で須藤さんが推薦していたのがきっかけだ。マコにとっては珍しい日本語でのインタビュー特典映像もあり、本編も、山田洋次の脚本だけに、手堅い。更に「雨月物語」を引用した幻想的なシーンや奄美の島まで、盛りだくさんだ。ネタバレになるので、詳しいことは書かない。粗筋は検索すれば出てくる。 ...続きを見る

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2007/02/04 18:17
日系アメリカを描く映画Pawns of The Kingが東京で上映されます!
Red Cranes [21世紀の映画づくりを語る会] 来る2月11日日曜日、世田谷区鎌田区民センターで、映画の上映会を行います。 上映内容: 「血族」 「血族メイキングドキュメンタリー」 製作:松永勉 監督:貫井勇志 *2006年ボストン国際映画祭入選作品 *2006年ロードアイランド国際映画祭入選作品 ...続きを見る

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2007/02/01 19:21
流転 / 上原 敏 そして The Camp Dance
西海岸の日系人の多くが収容所に入れられた時代に、日系社会で広く歌われていた曲を集め、ミュージカル形式で再現するのがザ・キャンプ・ダンス(下写真)であることは以前にも紹介した。このCDに収録されている数曲の日本の歌謡曲に惹かれたブログ主は、ほとんど未知の世界である戦前の歌謡曲に触れようとしたのだが、近くて遠い世界で、だいぶ時間がたってしまった。 ...続きを見る

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2007/01/27 18:40
David Carradine v.s. Mako / キャラダインとマコの対決 
『燃えよ!カンフー』のDVDをアトランダムに再生していたら、第6話で突然マコが表れた。主人公が恋愛感情を持つ美しい中国人女性の兄役での登場だ。三つ揃いのスーツに山高帽姿で駅馬車から降りてくる小柄なマコ。我が家は「ま、まこや。まこが出とるわ!」と上や下への大騒ぎとなった。(笑)この表情!。鋭い眼光!不敵な雰囲気!。中国人には見えない。かといって日本人でもない。この存在感。存在感って言葉も曖昧だけど、そうとしか形容のしようがないのだ。「マコだ!」としか言えない。デビッド・キャラダインと闘う寸... ...続きを見る

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2007/01/27 09:38
燃えよカンフー − すべての理解は誤解から
『燃えよカンフー』を日本のテレビで見たことがあるアナタは僕と同世代かそれ以上だ。(笑)深夜枠で何度も再放送していたのも懐かしい。これは、アメリカのテレビ局が、カンフーを操る高潔な僧侶を主人公にして、東洋の神秘に迫ると同時に、それを西部開拓時代を背景とした娯楽番組(西部劇)に仕上げることを試みた怪作である。傑作とはいえないが、かといって、東洋に対する誤解の産物と失笑することはできない。中国人と白人との間に生まれたケインは、あの少林寺で修行し、少林寺での師匠を助けるためにやむを得ず時の皇帝の... ...続きを見る

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2007/01/23 21:53
テロと人権 − 9/11 日系人収容所
Caught in Betweenという映像作品(リナ・ホシノ監督)がある。9/11以後に起きたイスラム教徒に対するヘイト・クライム(憎悪犯罪)や差別的事件を、真珠湾攻撃の後に日系アメリカ人社会に起きた悲劇に重ね、サンフランシスコ・ベイ・エリアでのイスラム教徒と日系アメリカ人との団結と共闘を描いたドキュメンタリーだ。うーん。途中までは悪くないが、掘り下げが足りない。だが、12/7の真珠湾攻撃を思い出す催しに、日系アメリカ人がイスラム教徒を招き、平和の折り鶴を贈ったりしたことは覚えておかな... ...続きを見る

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2007/01/22 20:53
Paradise Honolulu - ハワイ松竹オーケストラ
ディープなハワイは二世が組織したオーケストラによる「日本の歌」にある。この分野にはめちゃ詳しいジャーナリストの方々は勿論、愛媛大学の中原ゆかり先生のような研究者もいるので、ブログ主の出る幕ではない。ただ、こういう録音がCDというフォーマットで入手でき、二世の音楽が21世紀に甦ることを、asianimprovのマニアックなブログに集まる皆さんと共有したい。それだけである。 ...続きを見る

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2007/01/15 22:54
Francis Wong meets Tatsu Aoki
CHICAGO TIME CODEというのが正確なタイトルだ。このCDはSFの中国系サックス奏者フランシス・ウォンとシカゴのベース奏者タツ・アオキ(青木達幸)との共演を記録した最も古いもので、ブログ主はこれを聴いてタツ・アオキという名前を知った。リリースが1995年で、その翌年にSFでフランシスに初めて会えた。「タツ・アオキとはどこで知り合ったんだい?」「いや、タツから電話がかかってきただけだよ」「・・・」「タツとは是非会うといいよ」そう言われてから十年以上がたち、タツ・アオキとは何度も... ...続きを見る

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2007/01/11 20:59
Issei Spirit / Glenn Horiuchi
これはグレンの二枚目。1988年にリリースされている。LPのみ。和のテイストを含ませた印象的な楽曲が並んでいる。今でも全然古くない。まだフリージャズに入る前だが、聞き物はやはりグレンのピアノだ。この躍動感と跳躍感は、うまくない例えかもしれないが、エリック・ドルフィーにも相当する。Leon Alexander(dr), M'Chaka Uba(b), Taiji Miyagawa(b)のパワフルなプレイは今もブログ主を打ちのめす。三世のタイジ・ミヤガワは、決して安定しているとは言えない... ...続きを見る

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2007/01/09 19:29
『硫黄島からの手紙』に出ていた在米日本人俳優(追補)
ユカリ・ブラック(縁ブラック)(写真):浜松出身の女優「硫黄島からの手紙」に出演 映画「硫黄島からの手紙」の魅力を語るユカリさん=浜松市内 公開中の米国映画「硫黄島からの手紙」に浜松市南浅田出身の女優・歌手ユカリ・ブラックさん(42)=朝元縁さん=が出演している。ユカリさんの役は東京で子供2人と出征した夫を待つ妻で、約2分間の出演。太平洋戦争末期の日本を表現している。ユカリさんは西遠女子学園高、玉川大出身。1993年に渡米し、ロサンゼルスを拠点に、ミュージカルや短編映画などに出演している... ...続きを見る

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2007/01/08 23:03
エスニシティーの発露か切り売りか−難問山積!
アーティストが自分自身の持つ文化を押し出すことと「売り物」にすることの関係について書きかけて止めてしまった。結論も何も見えないからだ。でも、結論などなくてもいいさと諦めた。さて、文化を押し出すのも売りにするのも、最初から計画的に実行する場合は稀だろう。オレゴン州ポートランド出身のネイティブ・アメリカン、ジム・ペッパーもそうだ。「ネイティブ・アメリカンとジャズ」という構図は、「アジア系アメリカとジャズ」と同じ程の落差を持つ。「アジア系アメリカ人にジャズなんかできるのか?」というセンテンスの... ...続きを見る

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2007/01/07 13:28
『硫黄島からの手紙』に出ていた在米日本人俳優(追加写真あり)
ご心配かけてすみません。熱はほぼ引きました。外は強風で、今日はおとなしくしないといけないですね。ひどい天気です。台風みたいだ。家のありがたさを感じます。それで、どうしようかなと思っていたら、トリビアな情報がLAの東君から届きました。映画『硫黄島からの手紙』に出演した在米の日本人俳優(LA在住)のプロフィールです。なお、ブログ主は既にこの映画を見ています。こんなものをクリント・イーストウッドに撮られていては、好調だと言われる日本映画もたいしたことはないなと感じました。奇妙な部分も散見されま... ...続きを見る

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2007/01/07 09:56
Fred Ho and The Afro Asian Ensemble
アジア系アメリカのジャズを紹介する時にバリトン・サックス奏者で活動家のフレッド・ホーを外すわけにはいかない。しかし、ブログ主との相性が良くないので困っている。音楽が面白くないのだ。Asian Improv aRts/RecordsからLPをリリースした後、事情があってベイエリアのメンバーと袂を分かち、ニューヨークに移動し、今も活動している。彼のバンド「アフロ・エイジアン・アンサンブル」は、なかなか聴かせる腕を持つメンバーで構成されている。日本人ベーシストの藤原清登もいる。どうでもいいが、... ...続きを見る

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2007/01/04 19:25
ミヤ・マサオカ − 21弦即興筝の世界
正月に、ホテルとか商店街とかでよく流れている邦楽に「春の海」(宮城道雄)がある。耳にタコができるほどの有名曲で、食傷気味だが、和風であって洋楽のセンスもある宮城道雄らしい曲であり、また、お琴(正確には筝)という邦楽器の音色が「お正月」に合うのであろう。一般的な日本人がお琴の演奏に触れることはそう多くはないだろう。しかし、琴の音楽は、日本でも海外でもどんどん拡大を続けている。また、アジア諸国には様々な琴がある。Jin Hi Kimの演奏する韓国の琴(名前を失念)などは、迫力満点だ。では日系... ...続きを見る

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2007/01/03 11:28
恭賀新年とご報告、そして雑感
皆様、明けましておめでとうございます。(おっ、珍しくデスマス調だ)大晦日の夜に急な差し込み(笑)で床の上をのたうち回った末、深夜に某病院で点滴治療を受け、医師の勧めで病室に一泊(「入院」ともいう)してしまったブログ主でございます。大晦日〜元旦がこんなですから、今年は、想像を絶する苦難がブログ主を待ち受けているのであろうと恐怖しておりますが、同時に、何度目か復刻された「日本のジャズ・ソング」を流しながら、その優雅な歌の世界に安寧の場を見出している「自己愛だけの自分」を確認する正月一日の夕刻... ...続きを見る

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2007/01/01 17:53
テキサス無宿 − 谷譲次のめりけんじゃっぷシリーズ
正月休みに何を読むか。そりゃあ、ジョウジ・テネィの「めりけんじゃっぷ」に限る。単なる紀行文学ではない。洒落たエッセイでもない。アメリカ見聞記でもない。谷譲次がめりけんじゃっぷとしてアメリカを放浪した4年間のエッセンスがここにある。これが本当なのかどうなのかは疑問であるが、そんなこたぁともかく、虚実の間に見え隠れする「めりけん」と日本とジョウジ・テネィが実に魅力的だ。アメリカ礼賛ではないのである。時にはアメリカを罵倒し、時には同胞のめりけんじゃっぷを容赦なく風刺する。どこにも基地を持たない... ...続きを見る

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2006/12/31 10:31
BIG BANDS BEHIND BARBED WIRE - 収容所でのラスト・ダンス
1998年のCD。「また収容所の話か」と呆れないでいただきたい。こんなもんじゃ足りない。まだまだ語り足りないのだ。これはアンソニー・ブラウン率いるAsian American Jazz Orchestraが有刺鉄線の中のジャズをテーマに録音したアルバムだ。同時期に、The Last Danceという同様のイベントがあり、ジョージ・ヨシダ氏による日系アメリカ人とジャズ&ポピュラー音楽についての大著も出版された。先日紹介したジョン・ジャンのパン・エイジアン・アーケストラを引き継いだ形... ...続きを見る

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2006/12/31 09:00
即興は愉快だ FAIR PLAY / Glenn Horiuchi
またもやグレン・ホリウチである。最後のリリースになったFAIR PLAYというCD。FAIR PLAYとはHeart Mountain Campの徴兵忌避者たちが組織したフェアプレイコミッティーに由来するが、そんなことを思いながら聴かなければならないということはない。グレンの即興演奏は、オモチャ箱をひっくり返したようなランダムな音の列が実に愉快だ。この手の音楽に慣れないひとには雑音に聞こえるかもしれないが、それはそれで仕方がない。 ...続きを見る

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2006/12/30 11:41
Wadada Leo Smith & N'Da Kulture w/Glenn Horiuchi
ちょっと寄り道。カリフォルニア在住のジャズトランペット奏者ワダダ・レオ・スミスが組んだバンド「エン・ダ・カルチャー」が1997年に出したCDで、ピアノと三味線にグレン・ホリウチが参加している。ジャズというよりワールド・ミュージックのテイストが強く、メンバーも楽器も多文化主義的である。しかし、演奏の形式は即興重視のフリージャズっぽいもので、この手のモノが好きな私は聴き飽きない。レオ・スミスは何度も来日しているベテラン。シカゴAACMのひとりで、フリージャズの世界ではよく知られている。確かC... ...続きを見る

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2006/12/29 09:55
Vijay Iyerのデビューアルバム MEMOROPHILIA
ヴィジェイ・アイヤー(発音に自信なし)は、ここ数年、高品質のアルバムを出し続けているインド系アメリカ人ジャズピアニストだ。NY生まれの二世である。ご両親は南インドから移民してきた。MM誌のコラム「じゃずじゃ」でおなじみのマーク・ラパポート氏も誉めていたが、2004年の"In What Language?"でジャズとヒップホップの同時並行を試みていたのが印象的だ。しかし、ヴィジェイのデビューアルバムを出したのが西海岸のNPOであるAsian Improv aRts/Recordsであること... ...続きを見る

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2006/12/28 14:35
マキシン・ホン・キングストンを聴いたことがありますか?
ジャズをちょっとお休みにして今回は朗読である。アジア系アメリカ文学を切り開いた中国系の女性作家Maxine Hong Kingstonの作品はアジア系アメリカ文学の読者だけでなく、英米文学研究者のベーシック・リーディングになっている。1976年のデビュー作で、即問題作となった"The Woman Warrior"邦訳『チャイナタウンの女武者』(晶文社)、2作目の大著"China Men"邦訳『アメリカの中国人』(晶文社)、そして"Tripmaster Monkey"は堂々たる三部作である... ...続きを見る

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2006/12/27 20:29
SELF DEFENSE / Jon Jang & The Pan-Asian Arkestra
アジア系アメリカのジャズ関係の連続ポストがいつまで続くか。(笑)さて、アジア系アメリカ人が組織したジャズのバンドは幾つもあったのだが、この「汎アジア・アーケストラ」は中国の音楽や楽器を積極的に導入したユニークな音楽性を有していた。バンド名はサン・ラの「アーケストラ」の影響だろう。写真はCD『セルフ・ディフェンス!』(1992)。不敵な表情でこちらを見据えているのがリーダーでピアノのジョン・ジャンである。録音メンバーはゲストを入れて10名。その内6名がアジア系或いはアジアの血を引い... ...続きを見る

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2006/12/26 19:17
POSTON SONATA / Glenn Horiuchi with Lillian Nakano
グレン・ホリウチと叔母のリリアン・ナカノ(三味線)のデュオ。四つの楽章からなる『ポストン・ソナタ』は10カ所あった日系アメリカ人戦時強制収容所でも収容人数が最も多かったアリゾナ州のポストン収容所をテーマに書かれた。グレン・ホリウチの作曲能力と、リリアン・ナカノの力強い長唄三味線が、収容所の物語を紡いでいる。リリアンも、その姉妹でグレンのご母堂のリズも、ポストン収容所にいた。5は既に触れたジョン・オカダに捧げるブルース。ジョン・オカダは、初版出版時には日系アメリカ人社会から無視され、後にア... ...続きを見る

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2006/12/25 21:12
Blues for John Okada - 初期のグレン・ホリウチ
Asian Improv aRts/Recordsはサンフランシスコ・ベイ・エリアが拠点だが、LAからここに加わった日系三世のジャズピアニストがGlenn Horiuchiであった。これは3枚目のLP"MANZANAR VOICES"(1989)AIR-006である。冒頭のBlues for John Okadaに痺れてしまったブログ主は、その後、グレンの世界に没入するようになる。その早すぎる死から5年経ったが、グレンの独特な曲作りと硬質なピアノ演奏は今も私を惹きつけている。 ...続きを見る

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2006/12/24 17:28
Great Wall / Francis Wong (AIR-0015)
フランシス・ウォン。彼はAsian Improv aRts/Recordsの設立者。ベイエリアの生まれ育ちで中国系の二世になるのかな。中国語は喋れないけど、数年前、お父上と一緒に中国を旅したときは感動したとか。彼の先祖は太平天国の乱(!!)で中国からディアスポラしている。アフリカに近い島国まで行き、それから米国へ。フランシスの祖先は大航海時代の航路みたいな道筋でアメリカ西海岸にたどりついた。それが彼の演奏をスケールの大きなものにしているのかどうかはわからない。 ...続きを見る

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2006/12/21 21:20
アジア系ジャズの誕生 - Are You Chinese or Charlie Chan?
アジア系アメリカ雑記帳というブログなのに日系に片寄ってしまっているのに気が付いた。そこで、これから断続的にブログ主の得意分野である「アジア系アメリカのジャズ」について紹介していきたい。このテーマは、ブログ主の独壇場である。良くも悪くもこれだけジャズが普及している日本でさえ、誰も知らないからだ。プロの批評家も知らない。(笑)そうフランシス・ウォンに話したら「アメリカでも誰も知らないからね」と笑われた。(爆笑)そんな世界なのだが、だからこそブログ主にはアジア系アメリカの文化的水脈を掘り当てた... ...続きを見る

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2006/12/20 21:39
「語らないことでしか語れない」ことについて
或る大学院生の発表を聞く機会があった。最近のことだ。わたしゃ、途中から怒ってしまい、怒りがまだ尾を引いている。その院生は戦前〜戦中に日本に存在した或る二世教育機関について話したのだが、基礎的なデータを知らなかった。先行研究があるのにも拘わらず、先行研究と自分の視点の違いも述べなかった。その教育機関(そもそも教育機関ではなかったという説もある)に通っていた卒業生複数に会い、話を聞いたというが、どんな内容の話をしたのかという質問にも満足に応えられないのだ。 ...続きを見る

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2006/12/18 18:16
マコを追悼する夕べ アジア系アメリカ人研究会
映像を駆使するのがこの会の特徴だが、今回はマコの追悼ということで、伝記本を書き、映画や演劇関係者以外ではマコと最も親しかった村上由見子さん(写真下)の編集による映像の上映と講演があり、非常に、面白かった。マコが死んだという実感がないと言う村上さんだが、みんなそうだと思う。何故そう思ってしまうのかは映画や舞台のアーカイブを見てわかった。強烈なのである。端役でも主役でも狂言回しでも、マコは手を抜いていない。厳しいひとだったが、その厳しさは実に正当なものであり、それがなければEast West P... ...続きを見る

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2006/12/16 07:05
ユリ・コウチヤマ − 活動家という仕事
ユリ・コウチヤマは伝説の二世活動家である。その経歴から、近寄りがたい印象を持ってしまうが、そんな女性ではない。実に優しい方であった。こう書くと僕がユリさんと親しいみたいに聞こえるが、そうではない。Glenn Horiuchiの一周忌を記念する集まりに、突然、車椅子で現れたユリさんの姿を見ただけのことだ。いや、あの時、おそるおそる近づいて、「日本から来ました。あなたの伝記を書いた中澤まゆみさんを知っています」と自己紹介しただけだ。はっきり覚えていないが、「ああ、ナカザワさんの友達なの」と微... ...続きを見る

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2006/12/12 23:03
帰米二世と南加文芸
松江久志さんが新作品集:10年毎の作品集第1弾、1400首を収録:ロサンゼルス在住の歌人、松江久志さんがこのほど、新たな作品集「昨 日・今日・明日」を発刊した。19990年から99年までの10年間の 作品の中から約1400首を選んで年代毎にまとめたもので、松江さんに はこれまでに「望洋」(60年)、「松江久志歌花暦」(82年)、「小 世界」(83年)、「ロス・アンジェルス」(86年)、「異国有情」 (91年)の歌集があるが、50年におよぶ作歌活動を10年ごとの年代 別にまとめることを現在... ...続きを見る

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2006/12/11 19:26
日系ヒップホップの面構え − Key-Kool, XL Middle + 1st Born
<KEY KOOL(Visionaries)本名Kikuo Nishi(日系4世)。1970年、カリフォルニアTorrenceに生まれる。1981からHip Hopに傾倒し、1992年、Rhettmaticと共にユニットを結成、95年には初の12”、Can U Hear Itをリリースした。1998年には2MEX、LMNO、ロード・ゼン、ダヌーを加えたVisionariesとしてのアルバム、Galleriesをリリースし、以降2000年にSophomore Jinx、2004年にPang... ...続きを見る

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2006/12/09 21:26
移民一世の世界−ヒサエ・ヤマモト・インタビュー
「思想の科学」−海外日本人の想像力−から、二世の作家ヒサエ・ヤマモトへのインタビューを紹介します。 ...続きを見る

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2006/12/06 19:09
日系人強制収容所復元保存法案が米下院で可決
[日系人強制収容所]復元・保存法案が米下院で可決。第二次世界大戦中、米政府が「敵性外国人」として約12万人の日系人を抑留した強制収容所の一部を復元し保存する法案が米下院で5日、可決されブッシュ大統領に送付された。大統領の署名後、発効する。 ...続きを見る

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2006/12/06 17:09
ハワイの日本語テレビ局 KIKU TV
ハワイの古い雑誌を貼り付けます。同局は今もUHFとケーブルテレビで日本の番組を流しています。なお、1981年以前はゴールデンタイムに放送していたのが、この年から遅い時間帯に変更されているのは、日本語放送を見る人が少なくなってきたのが原因でしょう。今でもNHKの大河ドラマは放映しているはずです。 ...続きを見る

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2006/12/06 06:15
日系アメリカ文学研究所の会報 IJAL NEWS (追加)
しつこくもアップします。(^^;) ...続きを見る

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2006/12/03 18:57
日系人とつきあう法 『アメリカ留学・成功の秘訣』西山和夫著(1979)
別件で段ボール箱を開けてみたらこんな資料が出てきた。まったく忘れていたが、面白いので(面白がってはいけないのだが)今となっては失笑もののコピーをアップする。70年代末に書かれ出版された本である。当時の日本人から日系人への認識は、たとえそれがハワイ大学の准教授(!!)であっても、こんな程度だったのだ。当時の認識と現在とは違う・・とは言い切れないのが辛い。今も日本人には日系人に対する偏見があるからだ。とにかく、こんなものにまともに取り合う必要はないが、無視もできないので、記録としてこ... ...続きを見る

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2006/12/03 15:50
アジア系アメリカ文学が教えるもの 中山容
またまた古くて恐縮ですが、中山容さんの書いたものを記念碑的に残しておきます。ブログは印刷物の置き場として使えるかも。短い文章に限りますが... ...続きを見る

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2006/12/02 20:38
雑誌「思想の科学」−海外日本人の想像力− 1987年9月号より
雑誌に載っている中山容さんの文章を貼り付けた。IJAL NEWSと同じく書かれた時期は古い。しかし、こうして読み返してみると、問題意識としてはまったく古くない。このエッセイで問いかけられていることは21世紀の現在でも解決していない。なお、同号には容さんによる二世作家ヒサエ・ヤマモトへのインタビューなども収められている。ヒサエ・ヤマモトのことを研究されている或る大学の先生は「思想の科学」でこんな特集が組まれていたことも、ヒサエ・ヤマモトがインタビューに応えていることもご存じなかった。廃刊し... ...続きを見る

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2006/12/01 00:57
The Samurai's Garden by Gail Tsukiyama (1994)
実はまだ読んでいない。(^^;)友達が貸してくれたゲイル・ツキヤマの小説だ。日本語や日本文化がいっぱい出てくるらしいが、ハリウッド映画でのオリエンタル趣味でもないという。<サムライ=日本人>というのは明かな誤謬だが、私たち日本人が「真の侍」や武士道に憧れるように、西洋文明と文化に疲弊した人々が、極東の島国が創造したストイックな集団とその態度に惹きつけられても不思議はない。 ...続きを見る

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2006/11/28 00:36
現金屋−加藤商店のトラック
当時の写真をもう一枚。これは今で言う「ピックアップトラック」だろう。人間も荷物も乗せられる便利なクルマだ。しかし、このクルマには荷台に屋根が着いている。ハワイ特有の突然の大雨(シャワー)対策だろうか。ブログ主はクルマのことは全然わからないので、どのクルマもフォードだと思ってしまう。(^_^;)詳しい方からの情報をお待ちしている。 ...続きを見る

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2006/11/27 19:31
IJAL NEWS: 別の号からの抜粋
sekiteiさんのおっしゃるようにすべてアーカイブにしたいところですが、手元には数種類しかないのです。容さんの研究室には全部揃えてファイルしてあったのです。しかし、その死の後、蔵書や資料が散逸してしまったようです。京都精華大学の図書館に寄贈された資料の中に残っていればと思い、図書館の人に依頼したのですが、いまだに返事はありません。 ...続きを見る

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2006/11/27 07:49
加藤利作と「現金屋」 ハワイ、オアフ島ワイパフの日本人商店
一枚でスキャンできなかったのは横に長い長方形の写真だからだ。撮影年度は明かではないが、おそらく1934年だろう。フォード車らしい車のナンバープレートにHAWAII 1934とある。ハワイはオアフ島ワイパフ村で「現金屋」(加藤商店)という雑貨小売店を経営し、成功を収めていたブログ主の曾祖父「加藤利作」とその家族、従業員総勢16名+車の中の子供達が、クラシック・カーが7台も並んだ店先で記念撮影した「お宝」写真である。なお、ワイパフ村はサトウキビ畑で知られる。沖縄からの移民も多かったそうだが、曾祖父は... ...続きを見る

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2006/11/26 22:16
IJAL NEWS 日系アメリカ文学研究所の頃
今まで紹介してこなかったが、この日系アメリカ文学研究所は京都精華大学教授の中山容さんとブログ主がふたりで組織(ふたりで「研究所」というのも凄いが(笑))していた。このようなニューズレター(IJAL NEWS)を年に数回発行し、無料で発送していた。コピー代とか送料はふたりで出し合っていたように思う。様々な情報をコラージュのように組み合わせて張り込んだ典型的「ミニコミ」であった。初期のは和文タイプをガリ版刷りしていた。全部で20号ほど出して終わってしまったが、1970年代末から80年代初めの数年間、... ...続きを見る

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2006/11/26 21:28
唸る野毛洋子、輝くクラーク・ディーン BluesとJazzの幸せな夜に
野毛洋子さんのことは何回も書いている。読んでいない方は下記のURLをクリックしてください。昨日の祝日、野毛さんとクラークさんが日本を旅する最後のほうのライブに行って来た。京都は三条御幸町角のLe Club Jazz。アマチュアのセッションが毎週あるお店で、グランドピアノもあり、このふたりを聴くには広さも丁度いい。今宵はベースの岡松拓也、ドラムスの大江秀明がサポートで入り、ゲストで元「ヨーコぶるーすバンド」のバンマスがギターを弾いてくれた。ベースの岡松さんは日経新聞京都支社勤務の記者だそうで、この... ...続きを見る

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2006/11/24 19:20
アジア系アメリカ文学研究会(AALA)例会Vol.75
アジア系アメリカ文学研究会(AALA) 2006年11月(第75回)例会 11月18日(土)午後3時より神戸大学文学部会議室にて開催 ...続きを見る

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2006/11/16 21:15
強制収容に関する研究会 at 関西学院大学
「強制収容に関する研究会」日時: 12月2日(土) 13:00〜17:00 場所: 関西学院大学上ケ原キャンパス 池内記念館 第1研究会室 発表者: ...続きを見る

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2006/11/12 18:31
マコ・イワマツ追悼−アジア系アメリカ人研究会 12/15/2006
マコ・イワマツ追悼 ゲスト 村上由見子 上映ビデオ マコ出演の作品からいくつか 日時:12月15日(金) 7:00〜9:30 開場6:30 場所: 大久保地域センター 3F会議室A 新宿区大久保2-12-7 TEL 03-3209-3961 JR新大久保駅下車。大久保通りを東(右)に徒歩7分。ペアーレ新宿(社会保険事務所)を左に曲がってすぐ。 http://www.city.shinjuku.tokyo.jp/map/ookubo_toyama.htm 主催:アジア系アメリカ... ...続きを見る

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2006/11/11 23:28
スカ・パンク・ロッカー、マイク・パークとアジア系アメリカ
 ソウル生まれでカリフォルニア育ちのマイク・パーク(Mike Park)は、スカ・パンク(Ska Punk)界では既に知られた存在だ。パークは非凡なミュージシャン(ボーカル・ギター・サックス)であるとともに、96年にはインディーズのレコード会社Asian Man Recordsを設立し、更にPlea for Peace Foundationという反戦運動NPOも運営している。幼い頃からブルース・リーのファンで、Mike “Bruce Lee” Parkと名乗ることもある。The Bruce ... ...続きを見る

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2006/11/04 23:47
Asian America and Ska-Punk Rocker Mike Park
Mike Park, born in Seoul and raised in California, is already a known figure in the ska-punk world. Not only is he a musician with extraordinary talent (vocal, guitar and saxophone), he’s also established an independent record label named Asian Man R... ...続きを見る

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2006/11/04 22:59
ドクと呼ばれた衛生兵−映画『父親たちの星条旗』
映画に出てくるひとりの衛生兵はたまたま写真に撮られたために「英雄」にされてしまった。硫黄島の映画のことだ。さっき見終えて帰ってきた。この映画はクリント・イーストウッドの映画だが、脚本を書いたポール・ハギスの映画でもある。ハギスはこのブログでも取り上げた『クラッシュ』の監督&脚本家である。いまやドキュメンタリー・タッチの作品を書かせたら右に出る者はいないライターだろう。その構成力とバランス感覚はこの映画でも見事だった。以上の感想だけでは何のことやらわからないだろうが、上映中でもあり、無理に文字にし... ...続きを見る

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2006/11/03 14:28
FINDING HOME上映会 ヒロケン10月のイベント
遠くLAで開催されるイベントの紹介をして何になる?とか考えないのが節操の無いこのブログの特徴です。(とうとう居直ったな!(笑))さて、旧来の一世〜二世〜三世〜四世という枠組みでは捉えられない新しい若い日系アメリカ人が増えています。親御さんの仕事の関係でたまたま米国で生まれたけれどバイリンガル教育のおかげで日本語も話せる人、日本生まれだけど幼い頃に渡米したので日本語は下手だが日本とのつながりが強い人、また、数カ国を移動してスペイン語も話せたり、米国生まれだけれども長く東京で暮らしているというような... ...続きを見る

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2006/10/24 19:46
にんげんがクラッシュするLA、もしくはわたしたち
映画『クラッシュ』(2004)をDVDで観た。上映時に見逃したのは怖かったからだ。舞台がLAで人種問題がテーマだから、こういうブログをやっている者としては−義務感はないが−やはり気になる。しかし、人種問題について何かを語ることは自分の身を切る行為であり、それは自分が生きている国が日本であろうとなかろうと関係ない。CrashはLAだけで起こっているのではない。あなたの隣でも誰かと誰かがCrash(衝突)しているかもしれないのだ。前置きはこれでやめる。なお、既に公開から時間がたっているので、下記にネ... ...続きを見る

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2006/10/24 18:47
Ventura Highway 1972
友人の東君(在LA)から、ベンチュラ・カウンティー(ロサンゼルスとサンタバーバラの間)JACLの日本文化祭で岩松モモさんと出会ったというメールが届いた。モモさんは、八島太郎の娘、岩松マコさんの妹さんだという。マコに妹さん(といっても60代後半だろう)がいて今も元気に暮らしておられることを知り、何故かほっとした。別に僕がマコさんと親しかったわけでもないのに、勝手に「ほっとした」はないだろうが(苦笑)。この一週間、人の生死に敏感になっている自分に気が付く。 ...続きを見る

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2006/10/16 21:29
North Hangook Falling by Mike Park
Too weak to stand up tall Their bodies show the fall Of the North Korean Wall ...続きを見る

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2006/10/10 19:26
権威主義反対、もしくは、ブンガクという伏魔殿
若い頃、学問の世界で闘争もせずにスタコラサッサと逃走した(苦笑)ブログ主が語れる話題ではないことを承知の上で、日系を含むアジア系アメリカ文学の位置について触れたい。「或る社会のことを知りたいのなら、そこで生まれている文学を読んでみたらいいよ」と中山容さんが言ってくれたのは80年代の初めのことだった。本は好きだけど文学には縁遠かった社会科学系の私が、日系から初めてアジア系アメリカ文学を読んできたのは、容さんのアドバイスによるところが大きい。そして、これらの広義のアジア系アメリカ文学は、作品の数は少... ...続きを見る

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2006/10/07 21:12
マーティン・スコセッシ監督 遠藤周作の「沈黙」を映画化
「ディパーテッド」を完成させたマーティン・スコセッシ監督が、かねてから熱望していた遠藤周作の「沈黙」の映画化に取りかかることが明らかになった。脚本は「ギャング・オブ・ニューヨーク」のジェイ・コックスとスコセッシ監督との共作で、もともとは「ギャング・オブ・ニューヨーク」のあとに取りかかる予定だったが、「アビエイター」「ディパーテッド」を先行させることとなった。来年夏、カナダのバンクーバーでクランクインする予定で、ポルトガル人の宣教師役にハビエル・バルデムが噂されている。 ...続きを見る

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2006/10/02 21:37
「本来もっていたもの」とは何か? − 捏造される「美しい日本」
『首相は演説の結びに、アインシュタインが来日した際に残した「日本人が本来もっていた、個人に必要な謙虚さと質素さ、日本人の純粋で静かな心、それらのすべてを純粋に保って、忘れずにいてほしい」との言葉を紹介。日本人の美徳を保つよう訴えかけた。』 ...続きを見る

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2006/09/29 18:14
映画『沈黙』とマコ岩松そして丹波哲郎(緑字は重複部分)
「マコ・イワマツさん72歳(米俳優)21日、カリフォルニア州の自宅で食道がんのため死亡。1933年、神戸生まれ。日本名は岩松信。15歳で渡米し、市民権を取った。「砲艦サンパブロ」(66年)の中国人船員役でアカデミー助演男優賞候補となり、偏見が激しいハリウッドで、アジア系俳優に対する道を開いた。1965年には全米で初めてアジア系俳優のための劇団を設立。76年にはブロードウェーで「太平洋序曲」の主演でトニー賞候補になった。最近では「パール・ハーバー」(01年)「セブン・イヤーズ・イン・チベット」(9... ...続きを見る

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2006/09/29 06:12
自己嫌悪と自己愛と 〜 Mike Park
うーん。一時的な興奮は由としても、自分の書いたものを読むと「おまえさんは大学の先生に誉められるのがそんなに嬉しいのか?」というもうひとりの自分からの冷めた視線を感じて、自己嫌悪に近い居心地の悪さをかみしめたりしている。同時に、今年の3月に別の研究会で行った発表が、反響も少なく、うまくいかなかったのに比べると、上出来であったとも言えるし、自分を嫌いになる必要もないかもしれない。自己嫌悪というのはそのほとんどが自己愛の裏返しであり、嫌悪vs愛情、とは別のステージで戦ったり表現したりするのが理想なのだ... ...続きを見る

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2006/09/22 18:33
予想以上の反響があった! Mike Parkとアジア系アメリカ
アジア系アメリカ文学研究会フォーラム(9/16-17)が無事終わった。シンポでのパネリストとしての私の発表は昨日の午後。わずか30分でマイクの20年の音楽生活を俯瞰するのは出来ない相談だが、ソロアルバム2枚とチンキーズ、ブルース・リー・バンドから選び音声と動画三種類を再生して、なんとか切り抜けた。出席者は30名。アジア系アメリカ文学研究会は英米文学研究者が組織する小型の学会であり、音楽とは直接関係ないのだが、今回は、アジア系アメリカの音楽・詩・演劇・ひとり芝居(パフォーマンス)に光を当て、書かれ... ...続きを見る

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2006/09/17 21:15
今年は昭和81年−映画『太陽』
まずイッセー尾形(写真)による昭和天皇が素晴らしい。まだ見ていない方々の興味をそぐので、細かくは書かないが、誰もが知っていて、しかし、口にできなかった昭和天皇の「しぐさ」「くせ」「ふるまい」の特徴を、真似るというより、再創造したイッセー尾形は、重ねて言うが、さすがである。80年代に友達が貸してくれた「アトムおじさん」のビデオを見て驚愕し、その後、DVDで数本見ているが、イッセー尾形はますますディープになっていっているようだ。大阪での一人芝居はチケットがすぐ売り切れてしまい、いまだに見ていない。く... ...続きを見る

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2006/09/11 23:51
アジア系アメリカ文学研究会フォーラム(詳報)
このブログで既に紹介した上記のフォーラムですが、シンポジウム、自作詩朗読会、記念講演会の詳報が届きましたので掲載しておきます。写真はマイク・パークとマイケル・ムーア。 ...続きを見る

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2006/09/05 06:21
第25回アジア系アメリカ人研究会例会のお知らせ 9月29日(金) 東京(新大久保)
第25回アジア系アメリカ人研究会 ...続きを見る

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2006/08/18 10:26
第14回アジア系アメリカ文学研究会 (AALA) フォーラム 9/16-17 神戸
第14回AALAフォーラム 「音楽、言葉、パフォーマンスの向こうに見えるアジア系アメリカ人の世界」 主催:アジア系アメリカ文学研究会(AALA) 日時:2006 年9月16日(土)、17日(日) 会場(宿泊):グリーンヒルホテル神戸 〒650-0001 神戸市中央区加納町2-8-3 Tel: 078-222-0909 Fax:078-222-1139 (JR新幹線 新神戸駅から徒歩8分、JR・阪急・阪神三ノ宮駅から徒歩15分異人館街近く) ...続きを見る

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2006/08/10 06:22
A Meeting at Tule Lake 2006 by Soji Kashiwagi
このブログでもおなじみの日系アメリカ人三世ソージ・カシワギが書いたTule Lake 巡礼についてのエッセイをそのまま掲載する。翻訳しようとしたが、時間がない。平易な文章なので、このまま載せてみることにした。シアトルから参加したMary Matsuda Gruenewald(この二世女性もこのブログではおなじみだ)による驚きのスピーチに感涙するカシワギ家の人々の心の動きが伝わってくる。なお、このエッセイは既に複数のメディアに掲載されている。羅府新報のインターネット版と北米報知だ。おそらく別の新聞... ...続きを見る

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2006/08/07 06:56
マコについてのあれこれ(追加あり)
死去の報を早く書いたからだだろうか。自分のブログがこの二日間に通常の3倍以上のアクセス量を記録しびっくりしている。「マコ」で検索した大勢の人たちが、このブログに立ち寄ってくれたわけだ。ネット上で速報で流したのは毎日インタラクティブだけだったと思う。マコが亡くなったことで、僕みたいな中途半端なモンがやってるこのブログが、瞬間風速であれ、賑わったのだから、マコには感謝するしかない。2001年に京都で会って話をした(そういえば僕は自分の名前も言わず勝手なことを喋り、後はただマコを見つめていた。なんとい... ...続きを見る

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2006/07/26 21:49
中国の鳥人−マコ・イワマツを観る
マコといえばオスカーにノミネートされた「砲艦サンパブロ」が引き合いに出されるが、日本映画にも幾つも出演している。篠田正浩監督はマコをよく起用していた。「沈黙」や「梟の城」などが代表的だ。マコが渡米したのは旧制中学卒業後だから日本で俳優の勉強はしていない。というか、役者になろうと思ったのはNYで舞台装置のアルバイトをしたのがきっかけだったのだから、遅咲きだ。マコが朝鮮戦争にも従軍していることを知る人も少ないだろう。今は有名なアクターズ・スタジオではダスティン・ホフマンと同期の桜だったそうだ。この事... ...続きを見る

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2006/07/25 22:36
訃報:マコ岩松さんが逝ってしまった(呆然)
詳細はわからないが、マコが亡くなったそうだ。久々にイースト・ウエスト・プレイヤーズの舞台に立つはずが、病気で中止になったことは、このブログにも書いた。また元気で登場するだろうと信じていた。ああ。なんということだ! ...続きを見る

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2006/07/24 13:51
pawns of the king - 日系アメリカ映画の小品(追記あり)
今回は、メールを交換している三世のミュージシャン、スコット・ナガタニが送ってくれた映画pawns of the the kingを紹介することにする。発表は去年。監督はMing Lai、制作はMichael Blair。登場人物のすべてを日系人俳優が演じている。17分の短編だが、短編には短編の良さがある。音楽はすべてオリジナルで、スコット・ナガタニの作曲である。切ないメロディーだが、映画のじゃまをしていない。 ...続きを見る

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2006/07/16 19:04
シアトルからの風 − ララ物資についての講演、他
「北米報知」の7月5日号が届いた。一面は飯野正子教授(津田塾大学学長)のララ物資についての講演会の話題だ。シアトルのアジア美術館で6月28日に開催されたという。ララ物資が戦後まもなくの日本を助けた意義については下記の石碑の写真(横浜にあるという)を見てもわかる。切ない。当時、収容所から出された日本人にも日系アメリカ人にも金銭的な余裕はなかったと思う。自分たちの「再定住」で精一杯ではなかったか。なのに日本への救援物資を集め送る組織として1946年にLicensed Agencies for Rel... ...続きを見る

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2006/07/15 11:30
Tule Lake巡礼でのヘイト・クライム(憎悪犯罪)疑惑について <追記あり>
嫌な話題だが現実に起きたことだ。今年のTule Lake Pilgrimage2006は先週行われた。非忠誠者が集められた事でも知られるトゥール・レイク収容所の跡地をバスで訪れ、関係するイベントを通して西海岸の日系アメリカ人が体験した悲劇を学ぶツアーを「巡礼」(ピルグリメイジ)と呼んでいる。別の用事でSoji Kashiwagiさんにメールを出したところ、とんでもない返事が届いた。 ...続きを見る

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2006/07/12 17:21
『肉体が記憶と出会う場所―人種、性、アイデンティティをめぐる漂泊』 David Mura
デビッド・ムラは毀誉褒貶のある作家だ。フェミニストからもフランク・チンからも嫌われている。(トホホ)嫌われる理由は、雰囲気的にだが、僕にもわかる。露悪的趣味的なところもあるし、ちょっとカッコつけすぎじゃん、とツッコミたい時もある。しかし、従来の日系アメリカ人作家が触れなかった部分、要するに、性的欲求の芽生え、性やドラッグ遍歴、実際の妻(白人)との関係、人種間結婚、差別意識、「内なる収容所」等々を赤裸々に書いただけでムラは歴史に残る作家だと思う。アイデンティティと人種と性とは切り離せない。アイデン... ...続きを見る

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2006/07/11 06:45
安藤幸一さんとの再会 : 或る日本人と日系アメリカの80年代
以前、下記のトピックで「今年こそ会いたい」と書いた安藤さんと大阪で会えた。同時期にLAにいた安藤さんの旧友のKさんはオークランドにあるNPOの設立者で、僕の先輩になる。同じくKさんの後輩で僕とは同期のT君と、安藤さん。この中年オトコ4人が七夕の夜に再会を果たしたわけだ。色気はないが、とびきり面白い顔ぶれである。Kさんも安藤さんも大学で教鞭を執っておられるし、T君も大学で仕事をしている。しかし、この3人は別の世界から学問の世界に入った。学部〜大学院〜講師〜教授という研究者のルートでは味わえない経験... ...続きを見る

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2006/07/08 18:04
LAの仏教寺院「洗心寺」と新しいエスニック宗教空間
研究発表の正確な題は「試論:アジールとしてのエスニック宗教空間 −ロサンゼルス日系仏教寺院における政治と宗教」和泉真澄(同志社大学)だ。このブログでもお馴染みの和泉さんは一年間のLAでのリサーチを終え帰国された。マイグレーション研究会でのこの発表(7月1日。@同志社大学今出川校舎)は和泉さんによる現地での詳細な調査を下敷きに行われた。僕も以前から気になっていたテーマで、非常に面白かった。詳細は後日にでも追記したい。 ...続きを見る

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2006/07/02 09:19
「ああ第442部隊」−歌われた太平洋戦争
今回は、ハワイの日系人が創った音楽についての素晴らしい研究を紹介したい。「歌われた太平洋戦争−ハワイ日系人の盆踊り歌と日本調歌謡曲」中原ゆかり 2002 移民研究年報 第8号 (2002.3) 所収 ...続きを見る

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2006/06/25 15:58
ASIAN CRISISとアジア系アメリカの音楽的表象を考えてみた
アジア的な音楽とは何だろう?メロディーの問題なのか伝統楽器の使用なのか演奏者の出身国や地域が生む音楽的な差異なのか?ひとことで説明はできない。しかしながら、アメリカ合衆国という「一応、人種のるつぼ」で「多民族国家」で生まれた或る民族集団が他の集団との文化的差異を押し出していく場合、音楽はどうなるのか?という僕の興味は、いささか酔狂で、意味のないものなのかもしれない。何故なら、習おうと思えば人種や民族など関係なく世界中の音楽を修得できる世の中になったからだ。簡便なデジタル録音機器とCDなどのデジタ... ...続きを見る

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2006/06/24 09:58
『めりけんじゃっぷ商売往来』 谷譲次 (教養文庫) 1975
いうまでもない。谷譲次である。本名は長谷川海太郎。ペンネームは牧逸馬/林不忘/谷譲次。「丹下左膳」などの時代小説でも有名だが、私はよく知らない。時代モノが嫌いなのではない。たまたま接する機会がなかっただけだ。谷譲次というひとのことは学生時代に知ったはずだ。でも、読んでもよくわからなかった。先日、あべよしおの『二重国籍者』が本棚の奥から出てきたように、この文庫本も光線のある場所にその姿を現した。苦笑しつつ茶色くなった頁をめくる。止まらなくなった。(^_^) ...続きを見る

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2006/06/16 07:10
ASIAN PRODIGY by Mike Park
マイク・パークについては今までも紹介してきた。孤軍奮闘という4文字が似合うミュージシャンであり活動家である。ご母堂の家のガレージをインディーズ・レーベルASIAN MAN RECORDSの事務所に改造し、国内外でめざましい活躍をしている。但し、インディーズという性格から、大手レコード店で彼や彼の仲間たちのCDに接する機会は多くない。大きなメディアに乗る機会も少ない。しかし、インターネットのおかげで、彼のブログさえ訪れれば、私たちは、今朝、マイクがどこで何をしたかまでを知ることができる。 ...続きを見る

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2006/06/10 19:24
ひとりで祝うブログ1周年 − 「ニッポン無責任時代」
このブログをみて下さっている皆さん、星の数ほどあるブログの中からお越し頂き、本当にありがとうございます。こんなマニアックなブログでも、昨日で丸一年が経ちました。ヒット数は約2万2千で、多くはないけれど少なくもないというビミョーな数字なんでしょうか。よくわかりません。とにかく、コメントして下さる方々、「コメントはつけてないけど読んでますよ」と言って下さる知人友人、「大変な参考文献になります」とまで誉めて下さる某大学の先生まで現れ、少し勇気が沸いてきた感じもあります。まぁ、主観的で根拠のない「感じ」... ...続きを見る

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2006/06/04 19:02
タツ・アオキのRooted再び re:Rooted
「ルーテッド 再び」re:ROOTEDはシカゴの新一世ベーシスト、邦楽器奏者タツ青木(写真)のミユミ・プロジェクトによる公演の名前だ。草の根レベルから立ち上げたアジアン・ジャズの真髄。多様な音楽文化の融合から生まれるニューアジア音楽を目指すタツ・アオキは、ベーシストとしてだけでなく、シカゴアジア系アメリカジャズフェスティバルの設立運営者としても知られている。以下はタツさんから届いた文章である。相変わらず力(りき)が入っている ...続きを見る

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2006/06/03 06:23
西部を撮った日本人 フランク松浦の魂
ひょんな事から長い間忘れていた人物を思い出した。Frank Matsura。本名は松浦栄。MatsuuraではなくMatsuraというスペルを使っていた松浦は与力の子供として1873年東京は向島に生まれた。1901年に渡米し、シアトル(おお、またシアトルだ!)やアラスカで働き、その頃に写真を学んだそうだ。僕は日本で写真技術を習得してから渡米したのだと思っていたが、そうではないらしい。松浦については大変丁寧な伝記本『フランクと呼ばれた男−西部の写真家「松浦栄」の軌跡』栗原達男著(情報センター出版局... ...続きを見る

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2006/06/02 22:22
タック岩村の唐突な死 『二重国籍者』 第3部 − インドで −
第2部の終わりで「労働時間の損害賠償」を訴える為にキャンプを出るための手続きをしたタックだが、許可はなかなか下りない。そんなある日、空軍将校が特別面会に来るからアドミニストレーション前の職業斡旋所に出頭するように告げられる。アダムズという名の将校は「おなじく外に出て行くなら外国はどうかね」と口にする。外国とは、日本でもソヴィエトでもなく、インドだった。英国外務省の極東ビューローが英日両語のできる二世をほしがっている、というのがその理由だった。タック岩村はWRA(戦時転住局)に申請を出したのだが、... ...続きを見る

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2006/05/27 18:04
Another Heaven公演 in Hawaii
19世紀末、ハワイ島のサトウキビ農園で、日系移民労働者の待遇改善に尽力していた日本人商店経営者が殺されて電柱に吊るされるという事件が起きました。そのドラマ化です。前半は事件が起きるまで、後半はその後の捜査を追いながら、当時のハワイ社会の人種と階級、その中で生きた人々を描き出します。 ...続きを見る

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2006/05/23 06:09
『二重国籍者』第2部 −ロッキーの東− を読む
『二重国籍者』第1巻は、サンタアニタ仮収容所内で突発的に起きた暴動(というより騒動?)に巻き込まれた主人公タック岩村が、封印してきたはずの日本語で何かをつぶやくところで終わっている。第2巻はその後の描写と心理の揺れから始まる。引用が長いがご容赦いただきたい。 ...続きを見る

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2006/05/20 19:53
講演会「カナダを選んだ日本人移民 ― 1900年初頭を中心に」
講演会 「カナダを選んだ日本人移民 ― 1900年初頭を中心に」講師:飯野正子氏(津田塾大学学長) 講演概要:1900年代初頭に北米に向かった日本人移民にとって、カナダとアメリカ合衆国の違いは大きな意味を持っていなかったと思われる。展示「草分け」に描かれたような日本人移民は、なぜカナダを定住先と決めたのだろうか?彼らの描いた夢はどのようなものだったろうか?そしてカナダ社会は彼らをどのように迎えたのか?日本人移民のカナダへの定着の過程を追って、移民することと定着することの意味を、そして彼らのアイデ... ...続きを見る

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2006/05/19 07:05
二世女性は何故こんなに凛々しいのか? Wakako, Momo, and Mary
二世の女性は何故こんなに凛々しいのか?これがドキュメンタリー・ビデオ"Words, Weavings & Songs"を見た率直な感想だ。ワカコ・ヤマウチ、モモ・ナガノそしてメアリー・ノムラは、それぞれ、作家、編み物作家、そして歌手である。ワカコさんについては既にこのブログで触れているので探してみて欲しい。このビデオは、サウンドトラックを作曲し演奏もしている三世のミュージシャンDave Iwatakiから教えてもらい、ようやく入手できた。34分と、長くない作品だが、三人の二世女性の人生を−分野は... ...続きを見る

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2006/05/16 20:38
どこにも属さないという位置 − 『二重国籍者』第1部を読む
あべよしお著『二重国籍者』については以前にも触れた。はっきり言って、これは、その内容が背負うものの特異性と重要性のため、書評の難儀な小説である。また、手元にあるのは「カリフォルニア産」という副題の付いた第一部だけで、二部と三部で完結する小説を一部だけで説明はできないのである。しかし、この作品の持つとてつもない「重さ」もしくは「引力」(Gravity)は、この第一巻にも通底しており、それを自分なりに整理することが必要だとブログ主は考えている。 ...続きを見る

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2006/05/14 18:54
リトル・トーキョーがブロンズヴィルだった頃 − 日系人とアフリカ系アメリカ人
日系アメリカ人が収容所へ立ち退いた後、ゴースト・タウンと化したLAのLittle Tokyoに南部から来たアフリカ系アメリカ人が住み着いたことは、日系アメリカ人史を調べた人には周知の事実だが、その詳しい実体は僕もよくわからない。アフリカ系アメリカ人たちは造船所で働いていたとか聞いたことがある。戦争の真っ直中である。戦艦や輸送船などを造船していたのだろうか?。また、小説『ある日系人の肖像』でも描写されているように、戦前のLAクレンショー地区では、日系アメリカ人とアフリカ系は一緒に暮らしていた。収容... ...続きを見る

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2006/05/12 06:32
「支那の夜」と日系アメリカ人コミュニティー
収容所や日系アメリカ人社会で愛唱された音楽とダンスを再現するThe Camp Danceの催しとCDに「支那の夜」があることは既に述べた。来日されたMary Matsuda Gruenewaldさんに前記のCDを差し上げたところ「支那の夜」に声をあげて反応され、このヒット曲が当時の日系社会に如何に浸透していたことがわかった。The Camp Danceを主催するSoji Kashiwagi氏にメールでその理由を問うてみた。まず、この出し物を企画したとき、多くの二世から聞きたい曲のアンケートを取っ... ...続きを見る

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2006/05/04 11:34
Norah Jones & The Handsome Band と Daru Oda
或る奇特な方からノラ・ジョーンズのDVDを二種類貸していただき、今朝で二枚とも見終わりました。日本ではジャズシンガーとか紹介されているけど、ノラの音楽はアメリカン・ミュージックとしか言いようのない、ジャズ、C&W、ポップス、ロックがうまく並立しているもので、売れない頃は自動車ディーラーの店でも歌っていたというノラのキャリアがさりげなく押し出されていて、好感を持ちました。ノラのCDはデビュー盤を持っていて、これがSACDで音質も中身も素晴らしく、愛聴していたのですが、コンサートの様子をDVDで見て... ...続きを見る

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2006/05/03 10:25
「移民がいなくなった日」全米で100万人超すデモ−不法移民の取締り強化に抗議
米議会が審議中の不法移民規制法案に抗議する中南米系の不法移民らによるストライキやデモ行進が1日、全米各地で計約100万人が参加し行われた。「移民のいない日」をスローガンに、移民が米経済にとって不可欠な労働力であることをアピールするのが目的。ロサンゼルスなど特に移民の多い都市では、飲食店や商店、工場などの臨時休業が相次ぎ、経済活動にも影響が出た。ロサンゼルスではこの日、中心部の目抜き通りが、「我々に市民権を」と書かれたプラカードや星条旗を手にした移民らで埋まった。商店の大半は、シャッターを下ろした... ...続きを見る

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2006/05/02 18:18
カリフォルニア大学の合格者数でアジア系が白人を抜く
米国を代表する総合大学の一つであるカリフォルニア大学(UC)で、今年の入学試験合格者に占めるアジア系米国人の割合が初めて白人を抜き、人種別で最多になったことが分かった。UCはカリフォルニア州内に9つの学部キャンパスを持ち、ロサンゼルス校(UCLA)(写真)やバークレー校などが世界的に有名。優秀な学生が集まることで知られる。 ...続きを見る

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2006/05/02 16:39
アジア系アメリカ人研究会で高橋りりすさんと会った
昨日、アジア系アメリカ人研究会(東京)に出席してきた。ここは、僕にとって最も居心地が良いグループである。アカデミズムとは直接関係のない、しかし、アジア系アメリカに対して各々が深く関係してきてまた今現在も関係している人たちが運営し、また、参加者も多士済々で、今この時を共有できる希有な集いだから居心地が良いのだろうと思っている。今回は須藤達也さんによるサンフランシスコ国際アジア系アメリカ映画祭2006のレポートだったが、短い時間で自分の眼で見た作品を切れ味良く紹介していく須藤さんには感心させられた。... ...続きを見る

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2006/04/29 20:35
マコの病気によりEWPの記念公演が中止に..
East West Players cancels upcoming production of MOTTY-CHON「イースト・ウエスト・プレイヤーズ」の40周年を飾る芝居が、主演でEWPの創設者であるマコ(写真)の病気によりキャンセルとなったそうです。数年前に京都でお目にかかった時、あんなに元気だったマコさんが。ご回復を祈るのみです。East West Players, the nation’s premier Asian American theatre, will cancel its ... ...続きを見る

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2006/04/25 22:25
Tatsu Aoki, Jon Jang and Francis Wong: 5/12/06
JazzCity premieres Tatsu Aoki and Miyumi Project's re: ROOTED with special guests Jon Jang and Francis Wong May 12, 2006 7:30 PM Margate Park Field House 4921 N. Marine Drive Chicago, IL −− ジャズシティーがタツ・アオキのミユミ・プロジェクトによる公演を主催する。ゲストとしてジョン・ジャンとフランシス・ウォン... ...続きを見る

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2006/04/25 20:38
日系アメリカ人と安藤幸一さんと「のびる会」
意外と思われるかもしれないが、皆さんは「Tule Lake巡礼」を最初に企画し実行した人物が日系アメリカ人ではないことをご存じだろうか。そう、最初の「巡礼」は当時SFに住んでいたひとりの若い日本人新渡米者とその仲間により担われたという。リーダーの名は安藤幸一。現在、近畿のとある大学で教鞭をとられている。ブログ主は1981年にSFを訪れた際に安藤さんと会っているはずなのだが、記憶が定かではない。ただ、若い三世たちに混じって長髪の日本人が活発に発言していたことは覚えている。その場で僕は、日本に住んで... ...続きを見る

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2006/04/21 06:55
Hines Ward: スーパーボウルでMVPを獲った彼は...
アジア人の、また、アジア系アメリカ人のアスリートによる近年の活躍は無視できない。今年は不振(シーズンはまだ始まったばかりだが)のイチロー選手やNBAの中国人選手で別名「万里の長城」ヤオ・ミン選手は勿論、NHLにも素晴らしい日系人選手がいる。スケートではアポロ選手がメダルを獲った。LPGAツアー(米国女子プロゴルフツアー)での韓国人選手の活躍は言うまでもない。或る白人女子プロゴルファーが差別発言をしたくらい大活躍しているのだ(苦笑)。欧米由来のスポーツでは体格や体力が劣るので不利だと長年いわれてき... ...続きを見る

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2006/04/20 06:34
『ある日系人の肖像』ニーナ・ルヴォアル著(扶桑社ミステリー)2005
2004年度MWA賞の最優秀ペイパーバック賞にノミネートされた"Southland" Nina Revoyrの邦訳です。著者ニーナ・ルヴォアル(写真)は東京生まれで、日本人の母とポーランド系アメリカ人の父を持ちます。5歳でアメリカに移住。現在、ロサンゼルス在住。邦訳は去年出たばかりですのでまだ手に取った方は少ないかもしれません。僕はミステリーはあまり読んだことがないし、日系人が絡む作品といえばスジャータ・マッシーの一連の作品くらいしか知りませんでした。ところが、半信半疑で読み出したら止まらなくな... ...続きを見る

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2006/04/15 17:29
「北米報知」紙にコラム連載開始
北米報知社は北米西海岸最大かつ最も歴史ある日・英両語新聞社です。「北米報知」紙はコミュニティーのための新聞として、地域及び米国内ビジネスや人物、文化・芸術イベント、歴史、地域行政、健康問題などに関する話題を日本語でお届けしています。 (同紙のサイトより引用)−−というわけで、シアトルの日系新聞にブログ主のコラムができました。このブログから毎月一回掲載されることとなります。第一回は4月5日付け同紙に掲載されています。いや、誠に恐れ多い出来事ですが、シアトルでこのブログを見つけてくださった編集部のI... ...続きを見る

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2006/04/14 06:45
Who is Jeff Okabayashi?
日曜日に「ナルニア国物語」を観てきた。映画は、「指輪物語」とは比較にならない安普請(実写とCGの境がバレバレ)で子供向き(ディズニーだから仕方がないか)の作りだったが、次女のルーシー役の子役は巧かった。・・で−−−ここからが本題−−−エンドロールの最初にJeff Okabayashi - second assistant directorと出てきて、どこかで見た名前だと思い、検索してみたら、もう、凄い人だったのだ。誰でも知っているメジャーなハリウッド映画に何十本も関わっている。同時にアラン・パー... ...続きを見る

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2006/04/10 18:15
Sumi Tonookaを聴く
Sumi Tonooka(写真)は日系アメリカ人を母にアフリカ系アメリカ人を父に持つジャズ・ピアニストである。こういうふうに人種で音楽家や音楽を切り分けることに異議を挟まれる方もいるだろうが、そんなこと、知ったこっちゃないのだ。日系アメリカ人という登山ルートから登ろうと、ジャズ一般ルートから登ろうと、山は山である。ただ、登山の途中に見える風景が異なるだけだ。 ...続きを見る

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2006/04/08 10:15
『帰米二世』解体していく「日本人」山城正雄著(五月書房)
羅府新報も北米毎日も日米タイムスも、西海岸の日系新聞は瀕死の状態だ。シアトルの北米報知は週に二回の発行だ。でも、悲観するのはやめよう。これだけメディアが発達した21世紀に、かつて日系移民社会を支えた新聞がまだ生き残っているだけでも奇跡的と言うべきなのだから。 ...続きを見る

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2006/04/07 19:21
東京ジョー(Tokyo Joe)と早川雪洲
『東京ジョー』はボギーことハンフリー・ボガート主演の映画で、粗筋はこんなところだ。「1949年、第2次大戦中空軍パイロットとして活躍していたジョー(ハンフリー・ボガート)が8年ぶりに日本へ帰ってきた。彼は、日本とアメリカが戦争に突入する前、東京・銀座一丁目でTokyo Joe'sというレストランを経営していたのだ。旧友のイトウ(テル・シマダ)と久々に再会したジョーは、かつての妻トリーナ(フローレンス・マーリー)が占領軍の将校と結婚し、一人娘アニヤと共に日本に住んでいると知らされる。ジョーは戦争に... ...続きを見る

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2006/04/04 18:34
Mary Matsuda Gruenewaldさんと会った
1月31日にこのブログに書き込んだグルンワルドさんの講演会に行ってきた。JALTという英語教師の団体と出版社の共催で、出席者には英会話学校や大学等で英語を教えている外国人が目立ったが、日系アメリカ人や僕のような日本人も何人かいた。メアリーさんは凛とした二世であった。僕も含めて、日系アメリカやアジア系アメリカを捉える時に、どうしてもその道の専門家から意見を聞こうとしてしまう。それが手っ取り早いからだ。歴史のことは歴史学者に聞けば教えてくれる。細かい情報はジャーナリストに聞けばいい。ところが、専門家... ...続きを見る

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2006/04/02 23:16
アジア系アメリカ映画の今−第24回サンフランシスコアジア系アメリカ映画祭報告
ブログ主の東京の友人でいつも尊敬している須藤達也さんが「アジア系アメリカ人研究会」でアジア系映画祭の報告と上映をされます。以下は須藤さんからブログ主への文章です。「いつの間にか、桜の咲くシーズンになってしまいました。久々の例会です。今回は先月、サンフランシスコで開催された恒例の「アジア系アメリカ映画祭」の報告会を兼ね、これも久々にフィルム上映たっぷりの例会を企画しました。上映作品は、昨年の同映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞したカーティス・チョイ監督のWhat's Wrong with Fr... ...続きを見る

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2006/04/01 21:00
『祖国のために死ぬ自由−徴兵拒否の日系アメリカ人たち』
何回も言及して恐縮だが、あべよしお『二重国籍者』を読むと、日系二世という名で呼ばれる一群の人々が、実は様々なバックグラウンドを背負って生きてきて、日米開戦という歴史の岐路で、厳しい選択を迫られたことに今更ながら気づかされ、身震いさえする。この小説の主人公は帰米二世である。では帰米二世以外の二世は一枚岩だったかというと、決してそうではなかった。  合衆国への同化を推し進めたJACLのメンバーや442ndもしくはMISに入隊した「愛国的」な二世と、「非忠誠」の所謂No-No Boyたちだけが二世で... ...続きを見る

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2006/04/01 20:00
Only Chinaman in Great Falls Montana Blues / Chin
A Grain of SandのひとりCharlie Chin(写真)はトーキング・ブルースを歌わせたら最高だ。"BACK TO BACK"という故Chris IijimaとのデュオCDでも、その本領が発揮されている。まだ歌詞を書き写せないが、このアルバムの中でも、この「モンタナ州グレイトフォールズのたった一人のチャイナマン・ブルーズ」は深刻なんだけどユーモラスだ。形式は生ギターの弾き語りのブルーズ。I was only asian about 400miles around...I can't... ...続きを見る

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2006/03/30 18:53
『二重国籍者』 "Free Jazz" 「北米報知」
「わたしの・・」のシリーズは、自分で自分の本棚に何があるかを知るのに役に立ちました。資料として役に立つ社会科学書も結構持ってました。中身は忘れていましたが。日系人と書いていて中国系のチンやヤップの小説も入れてしまったのは自分の中で区別がついていないからかもしれません。失礼しました。小説では、何時買っていつ読んだか忘れましたが、『二重国籍者』がド迫力でした。再読して呆然自失。文章は決して上手じゃないし、わかりにくい部分もありますが、それを凌駕するほどの内容を秘めています。早くも現在は或る友人に貸し... ...続きを見る

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2006/03/26 19:40
わたしの日系人本棚(番外編)
数は少ないけれど、手元にある日系アメリカ人関係の画集や写真集を紹介したい。日系アメリカ人関係の映像作品については、村上由見子さんと須藤達也さんというスペシャリストがいるので、私がコメントするのはおこがましい。須藤さんが移民研究会のために作成した映画リストを見せていただいたが、圧倒的であった。よくぞ調べた、というしかない。映像作品はLAのVisual CommunicationsやSFのNAATAという組織が管理保存しているのでありがたい。音楽についてはそういうアジア系アメリカの組織がなく、録音が... ...続きを見る

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2006/03/24 00:03
或る日系アメリカ人三世からのメール
このブログで取り上げたThe Camp Danceの出し物をもって、三世Soji Kashiwagiとそのグループは短いツアーを行っている。ソージさんは(彼は実に真面目でまっすぐな方のようだ)まだ面識もない私に、本音で日系アメリカ人の立場を説明し、今日は、いよいよ決勝戦のワールド・ベースボール・クラシックのことまで持ち出して、私に意見を聞きたいというメールをくれた。なんだか嬉しくなった。勿論、ソージさんは日系人で、私は日本人だ。その溝の深さや理解の困難さは互いにわかっている。しかし、それでも、い... ...続きを見る

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2006/03/21 09:31
わたしの日系人本棚(其の四)
さすがにネタがなくなってきましたが、抜けていたものを少しばかり追加してみます。本棚から適当に取り出しながらタイプしてみると、やはり、1980年代に集めたものが多く、それからブランクがあって、1990年代以降という流れがあります。この間、移民研究や海外の日系アメリカコミュニティー研究はかなりの進展を見せており、ここ数年、いろんな研究会に顔をだして研究者の発表を聞くと、浦島太郎状態になることもあります。ただ、社会科学の研究には、人間が生きるドタバタや細かな心情や生活の臭いが欠けているように思いますし... ...続きを見る

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2006/03/19 10:32
わたしの日系人本棚(其の参)
わたしの日系人本棚と題しながらフランク・チンの小説を入れてしまいましたが、フランク・チンは日系アメリカ人と深い関わりを持つ活動家でもあるので、まあ、いいでしょう・・って自分で許してどうする?アジア系も含めることになるかもしれないが、突っ走ろう・・って、何処へ? ...続きを見る

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2006/03/17 22:54
わたしの日系人本棚(其の弐)
「わたしの本棚」が意外と好評だったので続けます。(誰も頼んでへんがな)日系人についての本ではなくても日系人に言及した本なら取り上げることにします。こういうコラージュ的な紹介は規則性がないので意味がないかもしれませんが、結構面白い遠近感や広がりを与えてくれる場合があります。では、始めます。 ...続きを見る

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2006/03/16 22:45
わたしの日系人本棚(其の壱)
こんな題名の番組ってありましたよね。(^_^;)日系アメリカ人並びに日系カナダ人関係の書籍は結構出ているのですが、初版のまま品切になって絶版という場合が多いことはこのブログにも書きました。それで、別に私立図書館を開くわけでもないのですが(ですます調で書いてる。何故だろ〜?)ランダムに記していきます。こういう機会が作れるのも、ブログの効用かもしれません。誰かが見てくれているという、かすかな希望があるから。なお、順番には意味はありません。ジャンルも中身もバラバラ。でも、これらの本を買った頃のことは懐... ...続きを見る

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2006/03/15 00:16
日系アメリカ人シンポジウムから帰って
2/10のブログで紹介した名古屋でのシンポジウムに行ってきた。国際交流基金の主催、全米日系アメリカ人博物館が共催。全米から様々な職業や地位にいる15名の日系アメリカ人を集めて日本を旅するという企画だ。京都では伝統文化を、今日は名古屋で日本人とのディスカッションを行い、これからはトヨタ自動車の工場見学、国会議員との懇話会、経団連やメディアとの交流会が続くとパンフレットに書いてある。これが8日間続いて帰国するそうだ。いやはや、私たち市井のモノには想像し難い大デレゲーションだ。シンポ後のレセプションで... ...続きを見る

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2006/03/13 23:18
サンフランシスコ日本町の危機的状況
サンフランシスコのジャパンタウンの土地建物の75%を持つ近鉄アメリカ(Kintesu of America Corporation)が、不動産を売却する予定だそうだ。さらに、映画館 AMC Kabuki Theatre (日本やアジアの映画を良く上映している)を持つ AMC/Lowes Theatre Corporation も、映画館を売却する計画らしい。地元の日系アメリカ人コミュニティーは強力な反対運動を始めているが、売却先がどこであれ、近鉄によってとりあえずは保持されていたJapan To... ...続きを見る

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2006/03/10 23:00
The CAMP DANCE: The Music & The Memories
これはヒロシ・カシワギ氏の子息であるSoji Kashiwagi氏がやっているプロジェクトだ。強制収容所で演奏していた日系人ダンス・バンドを現在によみがえらせる試みで、名前は以前から知っていたが、音楽がCD化されたそうで、私の手元にも届くことになっている。収録曲は馴染みのあるナンバーが多いが、Shina No Yoru, Tabi No Yokaze, Tsuma Koi Douchu, Ginza Kan Kan Musumeという日本の歌謡曲が気になる。1930年代の日本は歌謡曲の黄金時代で... ...続きを見る

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2006/03/06 22:00
素人芸の弱さ − 「発表」の顛末とサルでもできる「反省」
うーん、やはりプロの研究者にはかなわない。「発表」は、自分が考えた時間配分でなんとか終えることができた。3月4日(土)の昼下がり。しかし、今回の「発表」により、自分の弱点が見事に露呈した。詳しくない分野について説明する場合には細心の注意を払うか、もしくは、最初からスキップすべきだったのだ。ハワイの二世音楽研究では世界随一の中原先生を前に生半可な知識を話したのは愚かであった。しかし、寛大な先生のフォローのおかげで傷口は最小限に抑えられたのだ。ひれ伏して感謝するしかないのである。m(_ _)m ... ...続きを見る

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2006/03/06 00:11
アジア系と間違え、埼玉県警が日本女性を誤認逮捕
埼玉県警川口署は27日、同県川口市の無職女性(28)を東南アジア系外国人と間違え、入管法違反(旅券不携帯)容疑で誤認逮捕したと発表した。女性は、日本人とわかり、26日未明の逮捕から約14時間後に釈放された。 ...続きを見る

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2006/02/28 23:00
参考文献を読んだほうが早いではないか?(>_<)
発表の為に読み直した本を挙げる。(1)戦前戦後の日本で活躍した日系二世歌手たち 『ジャズで踊って=舶来音楽芸能史』瀬川昌久著(清流出版)2005年に復刻!抜群に面白く、情報にあふれている。大正生まれの瀬川氏はこの時代が書ける最後のジャズ評論家だろう。 『アリス 川畑文子物語』乗越たかお著(講談社)1999 ...続きを見る

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2006/02/25 14:49
Kristi Yamguchiを覚えていますか?
荒川静香選手の金メダルを「アジアで初めて、アジアの選手が初めて、冬のオリンピック、フィギュアスケートの頂点に立ちました!」とNHKのアナウンサーが実況し、新聞にもそういう見出しが踊った。それを間違いだとは言わない。地政学的には正しい。しかし、「アジア」を少し斜めから見てみたらどうだろう。14年前、1992年のアルベールビル冬季五輪女子フィギュア・スケートで銀メダルを獲った伊藤みどりは解説者としてトリノにいた。では、みなさんは、この1992年のアルベールビル五輪で金メダルを獲ったのが誰だなのか、覚... ...続きを見る

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2006/02/25 14:06
荒川静香選手の演技をテレビを見て思ったことなど...
荒川さんは素敵だった。背を反らせる技は特に優美だった。そして、荒川選手がやり始めたポーズではないだろうが、足を高く上げてスピンする姿に、僕は、戦前の東京で、ハイキックと歌で4,000人の聴衆を魅了した二世(一世と二世の間に生まれたので三世という言い方も出来る)川畑アリス文子を重ねてしまった。トリノ五輪からアジア系アメリカ人や日系アメリカ人に連想が飛んでしまうのは、一週間後に迫った、トホホで終わるであろう発表のせいかもしれない。 ...続きを見る

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2006/02/25 13:46
アジア系アメリカ文学研究会3月例会(第72回)@早稲田大学
アジア系アメリカ文学研究会(AALA)の3月例会です。会員になるか当日会費を払えば参加できると思いますが、参加されたい方は、念のために下記に問い合わせて下さい。発表者と題名は・・  「フランク・チンの新ヒーロー:日系アメリカ人徴兵拒否者の物語」竹内愛子 「John OkadaのNo-No Boyを読む/観る」 五島一美 ...続きを見る

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2006/02/23 21:09
OHTA-SANに癒されて − HOLE HOLE BUSHI
オータ・サンがウクレレを弾く映像を発表で使いたかった。幸運にも、ちょうど良いDVDが2004年に日本の会社からリリースされている。オアフ島のいろんな場所をオータ・サンが訪れて、曲や場所の由来を説明し、ウクレレをつま弾くのだ。オータ・サンが子供の頃に遊んだアアラ・パークの歴史や、リリオカラニ女王が晩年を過ごしたワシントン・プレースの内部の映像は貴重だ。アロハ・タワーとかパイナップル畑など、僕にとっても懐かしい風景が収められている。 ...続きを見る

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2006/02/19 19:24
Manzanar Project: Dr. Gordon Hisashi Satoの緑化事業
2月10日付けの朝日新聞の国際面に、ゴードン・ヒサシ・サトウ博士(写真)という日系米国人の生化学者の記事が大きく取り上げられていました。この方は、アフリカのエリトリアに80万本のマングローブを植えた人で、現在も現地で若者たちと農村開発に取り組んでいるとか。私財を投じた「マンザナール・プロジェクト」として、高く評価されているそうです。 ...続きを見る

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2006/02/14 21:00
朝鮮戦争に参加した日系二世と日本語
去年の8月に米国西海岸に行った時のことは、何回かに分けてこのブログに書いた。しかし、まだ文章にしていない出会いがあった。今は新築の為に取り壊された(であろう)San Joseの日系アメリカ人博物館で、或る二世のご老人が話しかけてきた。テーブルの上には442ndの兵士を模したG .I.Joe人形(フィギュア)が置いてあった。私たちが日本から来たと知ると、戦争の後に立ち寄った京都の街について懐かしそうに話し始めた。てっきり442ndのベテランだと思ったが、戦争とは朝鮮戦争のことだった。 ...続きを見る

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2006/02/12 18:56
シンポジウム 「芸術からビジネスまで:多様な職業を通じた日系アメリカ人の貢献」
日系アメリカ人リーダーシップ・シンポジウム 「芸術からビジネスまで:多様な職業を通じた日系アメリカ人の貢献」 芸術からビジネスまで多様なフィールドで活躍する日系アメリカ人。それぞれの職場において、彼らはどのような問題に直面しているのでしょうか。人種の異なる人々の間での仕事に対する意識の違い、有形無形の差別など、多くの問題に取り組みながらも、各フィールドを最前線に立ってリードする彼ら彼女たちを名古屋国際センターに迎えて、お話を伺います。 ...続きを見る

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2006/02/10 20:30
−追悼− Chris Iijimaの早すぎる死
こういうニュースは日本のメディアには乗らない。だから、頻繁に、綿密に、インターネットをチェックするとか記事のクリッピングを頼むとかしないと、後で驚くことになる。A Grain of Sandのひとり、クリス・カンド・イイジマが去年の大晦日に亡くなっていた。享年57。A Grain of Sandについては何度か書いているし、チャーリー・チンの曲を紹介したばかりだ。なんてことだ!(T_T) ...続きを見る

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2006/02/05 10:51
Instructions to All Persons / Lawson Fusao Inada
Instructions to All Persons Let us take what we can for this occasion: Ancestry. (Ancestry) All of that portion. (Portion) With the boundary. (Boundary) Beginning. (Beginning) At the point.(Point) Meets a line(Line) Following the middle.(... ...続きを見る

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2006/02/04 22:00
"Wandering Chinaman" from A Grain of Sand
I left my home and my parents At the age of twenty-one, In a family of eight children, I was the youngest son. Little choice was left to me But to go to a foreign land. Oh who will mourn the passing Of this wandering Chinaman? ...続きを見る

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2006/02/03 22:44
DON'T SIT NEXT TO ME JUST BECAUSE I'M ASIAN
Growing up in high school I thought I was a popular guy But then I realized something new It made me want to cry inside People are using me for my brain And I don't care about who I am ...続きを見る

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2006/02/02 23:06
Pan-Asian Yellow Brown Power − 発表のための連想ゲーム(その参)
シカゴを拠点とするスポークン・ワードの四人組"I Was Born With Two Tongues"のことはこのブログにも書いた。発表の為にCD"BROKEN SPEAK"(写真。目尻をつり上げるデザインに注目)を聞き直しているのだが、聞き取りができない部分は、何度聞いても、やっぱり、わからない(>_<)。なさけないが、これが自分の英語力の限界だと諦めた。愚痴はこれくらいにしよう。このCDにあふれるコトバたちの渦の中からどれを選んで発表の場で再生すればいいのか。迷っている。 ...続きを見る

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2006/02/02 22:20
Looking Like the Enemyの著者Mary Gruenewaldさんの来日
Looking Like the Enemy: My Story of Imprisonment in Japanese American Internment Camps (Paperback) by Mary Matsuda Gruenewaldこの本を書いたメアリー・マツダ・グルンワルドさんがシアトルから3月に来日し、東京と京都で本の宣伝を兼ねて朗読会を開くそうです。ワシントン大学に勤めるLinda Andoさんが付きそうとのこと。リンダさんも名前からみて日系の方なのでしょう。詳細はわかり... ...続きを見る

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2006/01/31 22:20
Asian American Jazz Movement − 発表のための走り書き(その弐)
ジャズとは何だろう?。まず、ジャズはアフリカ系アメリカ人が創った音楽だ、と思っているひとは多い。それは大きな間違いではないけれども、実は、正解でもない。ジャズは、アフリカから奴隷として連れてこられた黒人たちが演奏した音楽と欧州から米国南部にやってきた白人や混血のクレオールたちが演奏していたクラシック音楽を背景に持つ音楽が、去年水浸しになってしまった、あのニューオーリンズという都市で出会って生まれたハイブリッドな多文化音楽である。 ...続きを見る

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2006/01/29 21:38
突然の贈り物 - David Ishii Booksellerの閉店
デビッド・イシイ古書店はアジア系アメリカによるアジア系アメリカのための本屋だった。勿論、様々なジャンルの古本が、決して広いといえない店内にところ狭しと陳列してあったが、日系アメリカ人は収容所へ移動せよという大統領令のポスターや数々のアジア系アメリカ人作家の写真が飾られ、アジア系アメリカ人作家の本やアジア系アメリカ人史の資料本が豊富に並んでいた。階段の下で静かに座っている二世デビッド・イシイ(写真)は、シアトルの街に溶け込んだ「風景」であった。1972年の開店以来、イシイはこの店から世界を眺めてい... ...続きを見る

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2006/01/27 21:20
マイク・シノダが収容所をラップする - "Kenji"
"The Rising Tied"は、米国の人気ロック&ヒップホップバンド「リンキン・パーク」の主要メンバーでラッパーのMike ShinodaがやっているソロプロジェクトFort Minorのアルバムだ。ヒップ・ホップのスタイルでのラップだが、結構メロディックな曲もあり、また、構成も悪くない。ヒップ・ホップに強い思い入れのない私みたいな者にもシノダのパワーがビンビン伝わってくる。このCDに収録されている一曲で、シノダは、そのキャリアにおいて、初めて日系アメリカ人についてラップしている。 ...続きを見る

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2006/01/25 23:50
アジア系アメリカ人ミュージシャンが語りかける − 発表のための走り書き(その壱)
こ、困った。3月の初めに、或る会で「研究発表」をすることになっているのだ。け・・けんきゅうはっぴょうである。研究の方法さえ知らないというのにだ。(呆然)まだまだ先のことさ・・と何もせずにいたら、既に正月休みは過ぎ、もうすぐ二月だ。なのに、何をどう「発表」すればいいのかさえ白紙の状態だ。エセル・アザマの歌声(本当に上手い!)に酔っている場合ではない。足下に火がついているのだ。まぁ、いつもお尻に火がつくまで物事に気がつかないのですが。(苦笑)とにかく、なんでもいいから動き始めなきゃならないので、「お... ...続きを見る

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2006/01/22 21:26
Cool Heat / Ethel Azama (1960) LP
Ethel Azama - Cool Heat (Liberty LRP 3142)Art Pepper (as) Ethel Azama (vo) Marty Paich (arr, cond) Los Angeles, CA, February, 1960 これはハワイ生まれの日系アメリカ人二世、エセル・アザマがリバティーに残した名盤である。エセル・アザマといえば、沖縄からの移民一世を両親に持ち、幼い頃から沖縄民謡や舞踊を習っていたジャズ歌手で、エキゾチックな歌唱も話題になる人だが、... ...続きを見る

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2006/01/20 11:23
忘れられたスター、ナンシー梅木
Nancy Umekiは本名「梅木美代志」で、Miyoshi Umekiとも呼ばれる北海道小樽出身の日本人だ。だから、日系アメリカ人音楽リストには入れなかったが、長く米国に暮らしているし、日本でより海外での評価が高い。ややハスキーな声を持つ歌い手だ。人々は美空ひばりを(主として亡くなってから)絶賛するが、僕は、ナンシー梅木を、美空ひばりと同等かそれ以上の歌手だと考えている。誉めすぎかもしれないけど。 ...続きを見る

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2006/01/06 23:32
『悪役レスラーは笑う』−「卑劣なジャップ」グレート東郷−(岩波新書)
オウム真理教のドキュメンタリー映画などで知られる森達也が書いたプロレス本である。僕の興味を惹いたのは勿論この本のテーマであるグレート東郷(写真)だ。世代が違うのでテレビで見たことはないが、名前は知っていた。金に汚いとか情に欠けるという理由で日本人レスラーには嫌われていたが、力道山は「東郷さん」と「さん」付けでグレート東郷を呼んだという。何故か?。この本には謎解きの面白さがあるが、それより、対象に迫れない森の苛立ちを強く感じる。しかし、森はその苛立ちを素直に書いている。こんな正直なノンフィクシ... ...続きを見る

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2005/12/30 22:23
The Way of Tea / Derek Nakamoto & June Kuramoto
もう幾つ寝るとお正月。このブログは、結局、日記にはならず、情報の不揃いな羅列になってしまった。こんな内容ではコメントが付けにくいとは思うが、こうするしかなかった。こうなるしかなかったのだ。カエルに頼んで背中に乗せてもらい、河を渡っている途中で、カエルを毒針で刺してしまうサソリのようなものだ。カエルは死ぬが自分も死ぬ。しかし、刺してしまう。それがサソリ座の女の・・いや違った、「サソリの性(さが)」なんだ。仕方がないんだ。この寓話は映画『クライング・ゲーム』からの剽窃である。ヒロシさんのブログみ... ...続きを見る

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2005/12/29 16:12
Hawaiian Nisei Songs
Hawaiian Nisei Songs - A Musical Cocktail of Japanese American Songs In 1950's Hawaiiというのがタイトルだという。日系アメリカ人の音楽(録音)リストには当然ハワイも含まれるのだけれど、僕の持つ情報は少ない。しかし、リストの締め切りまであと数日である。(>_<)ハワイの日系音楽というか創作民謡を研究されている中原先生(愛媛大学)に助けを頼んだが、やはり、他人に依存してはいけないのだ。それで、仕方なくインターネッ... ...続きを見る

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2005/12/21 23:21
From Korea     Music by Mike Park
A new acquaintance I met last week Used the word Nigger in casual speak He said "Don't worry you're not like them You may be Chinese, but you're just like me." ...続きを見る

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2005/12/11 23:21
日系人の音楽リストは可能か?
先月、東京の「移民研究会」から「日系アメリカ人が作った音楽の録音リストを作ってくれませんか」という依頼を受けました。自宅のLPやCDの棚から選んで作成しているのですが、調べれば調べるほど出てきます。「日系人らしさの出ている音楽」という条件もあるのですが、これもくせ者です。 ...続きを見る

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2005/12/09 21:22
日系三世Mark Izuがサイレント映画『伊豆の踊子』に生演奏を重ねるライブ!
Mark Izu premieres new live score for rare silent film日系三世ジャズベーシストで、雅楽を正式に学び、シェン(中国の笙。写真でマークが口にくわえている)の名手でもあるマーク・イズ(写真)が、元San Jose Taikoで現リズミックスの三世太鼓奏者ジャネット・コイケと組み、五所平之助監督のサイレント映画『伊豆の踊子』に合わせてパフォーマンスをするという。実はこういう試みは去年あたりから始められていて、弁士役をスージー・タケダが務めたりしていた... ...続きを見る

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2005/12/07 19:46
北米で独自の展開を見せるタイコ音楽
BIG DRUM - Taiko in the United States (Japanese American National Museum) 2005 DVD / 待望のドキュメンタリー映像だ。米国におけるタイコ(和太鼓)音楽の隆盛には目を見張らされるが、その歴史はまだまだ浅い。にもかかわらず、プロ、アマを含めて100とも200とも言われる米国のタイコ演奏グループは、それぞれの個性を保持しつつ、既に「日系」というエスニシティーを越え、急速に発展している。思いも寄らぬ独創性を発揮している。そ... ...続きを見る

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2005/11/25 00:16
Immigrant Suite #1 / Jon Jang
ジョン・ジャンは1954年LA生まれの中国系アメリカ人二世だ。本格的に音楽とピアノを学んだのは大学(Oberlin Conservatory of Music)からだが、1980年代から現在まで、ジャズピアニスト、作編曲家、バンドリーダーとして活躍している。自主制作LP"Jang"を1982年にリリースしているが、1984年に正規のレーベルから出した"Are You Chinese or Charlie Chan?"(RPM)は、史上最初のアジア系アメリカ人グループによるジャズアルバムで、現在... ...続きを見る

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2005/11/15 23:05
NORTH HANGOOK FALLING / Mike Park (CD)
韓国系アメリカ人ロックミュージシャン、マイク・パークの2枚目のソロ作が届いた。タイトルは『没落する北朝鮮』だ。マイクもとうとうこの問題について歌う時が来たのか、という気がする。しかし、タイトル曲は意外に抑制されている。マイク自身が南北朝鮮の分断と統一について困惑している部分もある。ライナーノーツには彼自身の苛立ちを表す文章を載せている。 ...続きを見る

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2005/11/13 19:50
デビッド・ムラ講演会 at 京都アメリカ文化センター May 9, 1986
日系アメリカ人三世の作家のささやかで知的な文学経歴、もしくは、私がジェームズ・ミッチェナーやジョン・オハラのような作品を書かなくなった理由 / デビッド・ムラ(写真)  今日、私は日本人の皆さんの前でお話をしますが、皆さんが認識されている一般的な日系アメリカ人やアメリカ人は、多くの点で、私が知り得ないほどに私の認識と異なっています。  私が幼い頃から慣れ親しんできた多くのもの、シカゴホワイトソックスからユダヤ系文学、ビーチボーイズに至るまで、これらのものは私にとっては極普通のありふれた... ...続きを見る

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2005/11/04 21:23
Broken Speak / I Was Born With Two Tongues (CD)
「アジア系アメリカなんて幻だ・・」などという陰口やニヒリズムを実力行使で覆すアジア系4人組こそI Was Born With Two Tonguesだ。2Tongues(略称)はシカゴを拠点とする男性2人女性2人のアジア系アメリカ最強のスポークン・ワードのユニットである。最強と書いたが、間違いない。嘘だと思ったらこのCDを聞いてみてほしい!この"Broken Speak"は最初、自主制作に近い形でリリースされ反響を呼んだが、資金的な問題で品切れ廃盤状態だった。それをAsian Improv a... ...続きを見る

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2005/11/02 21:45
RHAPSODIES / Anthony Brown's Orchestra (CD)
アンソニー・ブラウンはカリフォルニア州バークレーに住むジャズミュージシャン(専門はドラムス&各種パーカッション)、作編曲家、教育者、民族音楽学者(PhD)、そしてバンドリーダーである。初期のアルバムはAsian Improv Recordsからリリースされているが、現在は、自主レーベルで次々と話題作を提供し続け、米国では高い評価を受けている。権威主義は嫌なので紹介するのは気が引けるが、"FAR EAST SUITE"はその年のグラミー賞ジャズビッグバンド部門にノミネートされた。続いて"MONK... ...続きを見る

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2005/10/26 23:54
アジア系アメリカについて考える
そもそも、「アジア系アメリカ」とは何だろうか?「アジア系アメリカ雑記帳」というブログを立ち上げた本人が今更こんな疑問を呈するのもオカシイが、必要な議論だと考えている。実は「アジア系アメリカ」という枠組みには、いまだに賛否両論毀誉褒貶がつきまとっているからだ。  そもそもAsian Americanという言葉は1960年代からの公民権運動や反戦運動に触発されて作られた造語である。名付け親は日系の歴史学者ユージ・イチオカ教授(故人)(UCLAアジア系アメリカ研究センターで長く教えられた)だそうだ... ...続きを見る

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2005/10/22 13:53
野毛洋子とシカゴ Yoko Noge & Jazz Me Blues Band
A witty entertainer and inventive explorer of the commonalities between African-rooted music and the music of Japan, jazz/blues band leader, singer, pianist, and chanteuse Yoko Noge and her amiable, soulful band, Jazz Me Blues, are known for their a... ...続きを見る

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2005/10/13 20:56
「自分」を確かめるための音楽 by 寺田吉孝
音楽は、常に越境してきた。わたしたちが地球上で受け継いでいる多様な音楽文化は、音楽が越境することによって、変容し、新しい意味づけがなされた結果、形づくられてきたといえる。日本の雅楽であれ、北インドのヒンドゥスターニー音楽であれ、われわれが伝統文化と形容する音楽のおおくが越境を契機として成立してきた。シルクロードを通って越境した楽器や音楽様式が、アジア各地で新伝統を育んだことや、西アフリカの音楽が南北アメリカに渡ってヨーロッパ系およびインディオ系の音楽伝統と影響しあいながら、さまざまな新しい音楽... ...続きを見る

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2005/10/04 23:21
赤い土に生きる〜ブラジル日系移民 槇野夫妻〜(NHK)
明日放映されるブラジル移民をテーマにしたドラマの伏線なのだろうが、昨晩、ブラジル移民の老夫婦に焦点を当てたドキュメンタリーを見た。サンパウロから西へ400km離れた平野村という土地(かつて百人を超える日系移民が餓死したという)で暮らす槇野夫妻とその周辺を丁寧に追った番組であったが、何より素晴らしかったのは、槇野さんご夫婦の顔と表情である。笠智衆を彷彿とさせるひょうひょうとしたご主人。転んで右手を骨折した姿をみんなに見せたくないという理由(微笑)でお盆の行事に参加しなかった奥さん。おふたりとも、... ...続きを見る

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2005/10/01 19:21
劇評 『そして心は踊る』 原作:Wakako Yamauchi 手織座 2001年10月
 6日間で10回の劇団手織座公演の楽日、東京は両国のシアターχで『そして心は踊る』を観た。二世の劇作家・小説家、ワカコ・ヤマウチ(写真)の代表作である。午後二時開演。原題は"And The Soul Shall Dance"既によく知られた、アジア系アメリカ演劇の歴史の中でも古典の作品だが、舞台向きの物語でもあり、英語では米国で何度も上演上映されているしテレビでも放映されている。様々なバージョンがあるらしい。しかし、日本語へ翻訳し日本人観客のために戯曲化されたのはこれが初めてであり、そういう意... ...続きを見る

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2005/09/29 23:11
日系アメリカ人は日米の架け橋になるべきか?
つい最近の新聞記事について書きたい。2005年9月15日付け朝日新聞の夕刊(東京版)に載った記事を、千葉県在住のT先生が送ってくれた。「日系人とは」紙上で討論 海外日系新聞放送協会賞−日米タイムズに大賞という見出しで、「北米毎日」と並ぶ老舗の日系新聞「日米タイムズ」(サンフランシスコ)の副社長、ケンジ・タグマ氏(三世)の写真が添えられている。 ...続きを見る

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2005/09/29 20:21
TAKE THE NEXT STEP - Glenn Horiuchi(1955-2000)の想い出
 あれは、1996年の初めだっただろうか。当時、Asian Improv Recordsの中心人物であったKen Yamadaと、ふとしたきっかけで、電子メールの交換が始まった。  ハワイへ出稼ぎ移民した日系一世を曾祖父に、ハワイ生まれの二世を祖母に持つ私は、学生時代から、アメリカ合衆国内の日系人社会やその文化に興味を抱いていた。実際、18歳の頃、生まれて初めてハワイの大叔父(私の祖母の弟)の家をひとりで訪れた時に感じたカルチャー・ショックは今でも忘れられない。  それから数年後、京都の某... ...続きを見る

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2005/09/28 22:31
Graphic Evidence / Hwang, Wong, Aoki
即興音楽には魔力がある。無論、垂れ流しだけの即興は勘弁だが、事前に何も取り決めずに演奏し、音楽が成立することは、不思議でもなんでもない。アジア系アメリカ人ミュージシャンでは、フランシス・ウォン(写真)とグレン・ホリウチがそうだった。このふたりの即興は、音楽というより会話だった。いや、会話というより、お互いの物語を紡ぎ合わせる、終わりのない道程であった。グレンの急逝により、アジア系アメリカが誇るこのデュオの再現は不可能となった。今でも残念でならない。 ...続きを見る

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2005/09/28 22:09
アジア系アメリカ文学研究会でマーガレット・チョーを観る(その伍)
よみがえるマーガレット・チョー Cho must go on! / しかし、チョーはただでは起きあがらない。この「失われた日々」がマーガレットに、スタンダップ・コミックのための、破壊的で面白い材料(ネタ)を与えた。テレビのスターにはなれなかったが、アジア系アメリカ人最高のスタンダップ・コメディアンとして聴衆の前に再登場したのである。ドラッグやアルコールとも決別したと言われる。また、脇役ながら様々な映画にも出演している。  このショー(I’M THE ONE THAT I WANT)には「ゲ... ...続きを見る

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2005/09/27 20:41
アジア系アメリカ文学研究会でマーガレット・チョーを観る(その四)
アジア系で初めてのシットコム主演女優 / 1994年。26歳の時、全米三大ネット局のひとつであるABCから配信された、史上初めてアジア系アメリカ人一家を描いたシットコム(ドラマ仕立ての連続テレビコメディー番組)”All-American Girl”の主役に選ばれる。当時のディズニーの社長(ABCはディズニーの子会社)から採用の電話を受けた時、チョーは生まれて初めて「私は受け入れられた」と感動する。「インビジブル」(不可視)だった自分が初めて「ビジブル」(可視)な存在になれた、と感激する。役名... ...続きを見る

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2005/09/26 22:42
"a grain of sand" Iijima, Miyamoto, Chin (1973)
史上初めてレコードというメディアで世に出た、アジア系アメリカ人だけによる自作自演フォークソング集が、この『ア・グレイン・オブ・サンド』(一粒の砂)だ。メンバーはChris Kando Iijima, Joanne Nobuko Miyamoto, "Charlie" Chinの三人。日系がふたり、中国系がひとり。イイジマとチンがギターとボーカル、詩人でもあるミヤモトはボーカルだ。全員が詞を書き曲を作れる。この録音は1973年にニューヨークの小さなレーベルからLPでリリースされたが、その後、スミソ... ...続きを見る

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2005/09/24 20:00
アジア系アメリカ文学研究会でマーガレット・チョーを観る(その参)
マーガレット・チョーとゲイ “I’M THE ONE THAT I WANT”は96分のワン・ウーマン・ショー。二本目も三本目も同じ位長い。自分で脚本を書いている。スタンダップ・コミックに相当するコメディーのスタイルは日本にはない。強いて言えば漫談か新作落語だが、漫談も落語も基本的にはフィクション。マーガレット・チョーの場合は、自らの生々しい体験をネタにお客を笑わせる芸。  シモネタも多いが、これは、観客がチョーにそういうネタを期待するので多くなるという面がある。無論、シモネタだけで90... ...続きを見る

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2005/09/21 23:37
アジア系アメリカ文学研究会でマーガレット・チョーを観る(その弐)
生い立ち 1968年サンフランシスコ生まれ。このDVD"I'M THE ONE THAT I WANT"は2000年に故郷のWarfield Theatreで収録。ビデオ(映画)デビュー作。LA時代を経て現在はニューヨーク在住(?)。Moran Choとして生まれる。Moranとは韓国語でボタンの花のこと。  チョーは韓国からの移民を両親に持つ。祖父はキリスト教会の牧師(韓国)だったそうだ。マーガレット・チョーは高校をドロップ・アウトした不良少女。”I was a terrible juv... ...続きを見る

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2005/09/20 20:42
ジョン・オカダと『ノーノー・ボーイ』に迫る川井龍介さん
以前のブログ記事にも書いたが、ジャーナリスト(元毎日新聞記者。著書多数)の川井龍介さんが、今年の春、シアトルで行った取材の成果の一端が、「サンデー毎日」9.26号に掲載された。まさか、小泉首相の顔が表紙の、総選挙直後の号に重なるとは思わなかったが、いつもより販売部数は延びただろうから、多くの読者の目に触れるという意味では、幸運だったかもしれない。(苦笑) ...続きを見る

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2005/09/19 13:14
アジア系アメリカ文学研究会でマーガレット・チョーを観る(その壱)
アジア系アメリカ文学研究会(AALA)は、アジア系アメリカ文学に興味を持つ研究者が集う、日本で唯一の研究会(内容的には学会といっていい)だ。ブログ主は、縁あって、五年ほど前から会員にしていただき、研究発表(というほどたいしたものではないが)も今まで3回ほどさせていただいている。会員のほとんどは大学の教員もしくは大学院生であり、私のような在野の素人がプロの研究者の邪魔をしていいのかといつも思っているのだが、会員の皆さんは権威主義的でなく、Open-mindedなので、助かっている。これはお世辞で... ...続きを見る

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2005/09/19 12:50
"the upside down basket" a poem by Alan Chong Lau
アラン・ラオ(Alan Chong Lau)はシアトルに住む中国系アメリカ人詩人で画家である。カリフォルニアで生まれ育ち、サンフランシスコ州立大学やカリフォルニア大学サンタクルズ校で学んだ。若い頃はロック・バンドの裏方をやっていたこともあるという。シアトルではボーイング社の工場で飛行機の部品を組み立てていた時期もあった。 ...続きを見る

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2005/09/14 19:47
Brenda Wong Aokiと「人魚の肉」伝説
サンフランシスコでは、会えると思っていなかった人とも会えた。Asian American Orchestraが出た屋外ライブ会場に立っていると、隣のフランシス・ウォンに近ずいてくる女性が見えた。えっ?あれは、まさしく、ブレンダ・ウォン・アオキではないか!夫君のマーク・イズ(ベース&笙)がバンドのメンバーなので、見に来たのだろうが、まさか、まさかである。僕の興奮する姿を見て、スージー・タケダが横で笑っていた。 ...続きを見る

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2005/09/06 22:32
日系二世ジャズマン・ジョージ・ヨシダさんとの再会
ジョージ・ヨシダさんは戦前からジャズを演奏していて、80歳を超えた今も、日本人のメンバーがほとんどの地元の合唱団で日本語の曲を歌ったり、J-TOWN JAZZ ENSEMBLEでドラムスを叩くなどの音楽活動を続けている二世だ。出身はシアトルだが、サンフランシスコから少し離れた静かな町で長く暮らしておられる。友人の紹介で、数年前にご自宅におしかけ、ご著書にサインをいただいたことがある。『スイング時代の追憶』と題された著書(注)は、戦前〜戦中〜戦後を通じて活躍した日系人ジャズ演奏者を、豊富な写真とと... ...続きを見る

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2005/09/02 02:11
San Joseの日系人博物館を訪ねて
日系人関係の博物館というと、ロサンゼルスのNational Japanese American Museumが有名である。規模も大きいし展示物も多い。更に研究員もいて、たしか現在は、日本からも、山本恵里子さんなどの、在米日系人を研究する気鋭の日本人研究者が参加しているはずだ。元々は浄土真宗のお寺があった場所なのでスペースも広い。 ...続きを見る

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2005/08/30 19:52
Wing Luke Asian Museum, Seattleの展示物から
1941年12月の日本軍による真珠湾攻撃で米国在住の日系人の運命は大きく変わることとなった。1942年1月29日、連邦法務長官令により太平洋沿岸一帯が保安地域に指定され、すべての敵国人はこの地域からの移動を命じられる。2月19日、西海岸諸州の議会からの要請にこたえる形で、大統領フランクリン・ルーズベルト(Franklin Roosevelt)は、西海岸に住む日系人を「一時転居」させるという政令にサインした。大統領令9066号である。 ...続きを見る

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2005/08/29 01:11
ケン・モチズキとシアトルで会った
Ken Mochizuki(写真右)はシアトル在住の日系三世。かつてロサンゼルスのEast-West Playersで舞台俳優をしていた時期もあったが、故郷シアトルに帰ってからは、地元テレビ局で働きながら、映画"Beacon Hill Boys"を制作したり、同名の小説を執筆したりしていた。"Beacon Hill Boys"は近年に出版された。自伝的青春小説だ。更にモチズキは、ジャーナリストとして様々なメディアに寄稿したり日系人史の書籍の編集に関わっている。 ...続きを見る

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2005/08/28 08:06
サンフランシスコ日本町のAsian American Orchestra
エイジアン・アメリカン・オーケストラはパーカッション奏者のアンソニー・ブラウンが率いるジャズのビッグバンドである。"Nihonmachi Street Fair 2005"と、ヒロシマ・ナガサキへの原爆投下を忘れず、平和を祈る日の催しのひとつとして、2005年8月13日の昼下がり、Asian American Orchestraが、サンフランシスコはジャパン・タウン(日本町)のピース・プラザにある五重塔の下に現れた。 ...続きを見る

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2005/08/27 21:20
真夏の夜の夢 − JAPAN TOWNでの不思議な宴会
2005年8月の某日。サンフランシスコの日本町で、宴会が始まった。「数年ぶりにそっちへ行くから一緒に食事でもしませんか?」と声をかけたら、9人が日本料理屋の畳の部屋に集まってくれた。私と家人を加えて総勢11名の宴会である。何度か訪れた都市とはいえ、ジャパンタウンとはいえ、ここは異国である。そこで友人、知人、メルトモに歓迎されたのだ。まったくもって、ありがたいことである。 ...続きを見る

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2005/08/25 18:28
リトル・トーキョーで寿司を握る男の歌 クレイジー・ケン・バンドの世界
実は私はクレイジー・ケン・バンドのファンである。特にリーダーで歌手で作詞作編曲をこなす横山剣さん(写真右)には一目惚れ状態である。では何故このブログにクレイジーケンバンドなのかというと、実は、クレイジー・ケン・バンドは以前からリトル・トーキョーやチャイナタウンにまつわる曲を録音し演奏してきたという理由がある。 ...続きを見る

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2005/08/04 01:54
日系アメリカ人映画監督カヨ・ハッタの急死
Kayo Hattaはハワイ生まれの日系アメリカ人で、映画監督並びに制作者として長年活躍してきた女性だ。私も、一度だけだが、妹(姉?)のジュリー・ハッタの紹介で会ったことがある。挨拶程度だったが「彼女があのPICTURE BRIDE(写真)を撮った人か」と感激したものだ。 ...続きを見る

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2005/07/30 02:21
マコと会ったとき−アジア系アメリカ文学研究会フォーラム2001
2001年9月30日の日曜日、マコが京都へやってきた。そう、日系米国人俳優のマコ・イワマツだ。古くは映画『砲艦サンパブロ』でスティーブ・マックイーンと共演しアカデミー助演男優賞にノミネートされた。Ken WatanabeがThe Last Samuraiでノミネートされた時、マコのことに触れたテレビもあったが、テレビの司会者やアナウンサーはマコのことを知らないようだった。(苦笑) ...続きを見る

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2005/07/20 20:45
ジョン・オカダ『ノーノー・ボーイ』と日系二世のアイデンティティ
「アイデンティティ」という言葉を辞書で調べると、「自己が環境や時間の変化にかかわらず、連続する同一のものであること。主体性。自己同一性。「―の喪失」」と出てくる。適当な日本語の訳語のない言葉だが、既に定着している英単語だ。シアトルの日系二世John Okada(1923-1970)が残した唯一の小説が"No-No Boy"である。邦訳(訳者:中山容)は晶文社から1979年に出ている。品切れになっていたが、近年、リクエスト再版された。<写真> ...続きを見る

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2005/07/16 01:22
日系二世と日本アメリカンフットボール事始め
先日のアジア系アメリカ人研究会例会(東京:6月29日)で、明治大学に在籍した日系二世と日本におけるアメリカンフットボールの歴史を研究されている小沼英明さん(明大出身)から、大叔父のことを聞かされた。初対面の若い日本人から大叔父の名前が出てきたのには驚いたが、調べていた明大アメリカンフットボール部創世記の二世選手の親族と邂逅した小沼さんは、僕より更に驚いていた、というか感激していた。 ...続きを見る

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2005/07/04 01:03
ジョージ・タケイ自伝 『星に向かって』
ジョージ・タケイと聞いてピンとくる人はどれくらいいるだろうか?「スタートレック」の操縦士ミスター・カトーというほうがわかりやすいだろうが、本当の役名はヒカル・スールーであった。ジョージ・タケイは一世を父に帰米二世を母にLAで生まれた三世である。僕の世代には「宇宙大作戦」(スタートレック)は忘れられない米国製テレビ番組のひとつだ。Mr.Katoが日系の俳優であることは、その顔つきと、タケイという名字で類推していたが、それ以上のことは知らなかった、というより、僕が子供の頃には日系アメリカの情報など... ...続きを見る

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2005/06/29 01:05
韓国系アメリカ人ロッカー Mike Parkを聴け!
僕は音楽好きだがスカ/パンク方面には疎い。超高速でタテノリで激しくて僕のような中年にはちょっとハードだ。しかし、韓国系アメリカ人ロッカーMike Parkの音楽には圧倒されている。Mikeはスカ/パンク界では裏の大物として知られており、自分のバンドを率いて全米は勿論欧州や日本を何度もツアーしている。ソロアルバム"For the Love of Music"も素晴らしい出来だった。マイクは自宅のガレージでASIAN MAN RECORDSというインディーズ会社を経営している。同時にミュージシャ... ...続きを見る

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2005/06/16 01:03
「日系兵士のさまざまな戦争―日本軍で戦った日系アメリカ人」
中澤まゆみ、須藤逹也、あわやのぶこ。この強者三人が設立運営している東京の会が「アジア系アメリカ人研究会」である。不定期的だが、アジア系アメリカ文化、芸術、歴史、政治等々をテーマに講演会と映画の上映会をセットにしたユニークな催しを続けている。映像の多彩さは須藤さんの膨大なコレクションに負うところが大きい。asianimprovも一度講師で呼んで貰ったことがある。準備不足で、ふがいない発表であった。(反省)なお、写真は中澤さんの著書であるユリ・コーチヤマの伝記である。高齢の今も戦い続ける、マルコム... ...続きを見る

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2005/06/14 01:07
「アメリカ系日本人」という考え方 − 東繁春さんとの会話
LAから一時帰国中の東繁春さん(写真)と梅田で会った。ハルさん(昔からの友達は彼をそう呼ぶ)のことは彼が24年前に渡米する前から知っているから、もうずいぶん長い付き合いだ。今はなき「加州毎日」(LAにあった日系新聞)の記者を経て数々の地元紙で働き、共同通信LA支局の仕事がなくなったのを契機に、主としてLAとその周辺で行われている日本文化の催しや動きを英語で紹介する月刊紙"CULTURAL NEWS"を主宰編集している。ハルさんは広島県の出身。なんでも、ひいおじいさんが移民したが失敗して帰国した... ...続きを見る

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2005/06/12 19:09
Jim Pepperが残したもの = ネイティブ・アメリカンのジャズ
アート・ペッパーではない。ジム・ペッパーだ。間違えないように。(笑) ネイティブ・アメリカン(アメリカ・インディアン)とジャズは、アジア系アメリカ人とジャズと同じくらい結びつかない組み合わせだろう。実際、ネイティブでジャズの世界で商業的な成功を収めたアーティストは非常に少ないはずだ。但し、アフリカ系でもネイティブの血が入っている人は少なくない(アフリカ系アメリカ人が南部の農場から逃げ出した時、ネイティブ・アメリカンの土地に身を寄せたという歴史がある)のだが、あまりに時間が経っていて、意味が薄... ...続きを見る

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2005/06/09 01:21
"Legends & Legacies" Wong with Lawson Fusao Inada
 日系三世の詩人でアジア系アメリカ文学の大御所Lawson Fusao Inadaの朗読音源が、この度、正規のCDとしてAsian Improv Recordsよりリリースされた。タイトルはLegends & Legacies。  Francis Wong名義になっているが、実質的には、フランシスが率いるアジア系バンドとイナダとの「詩とジャズのセッション」であり、「私が最も好む発表方法である」とイナダが明言する「自作詩朗読」が記録された貴重なアルバムである。CDの中でイナダが朗読している3... ...続きを見る

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2005/06/07 10:41
日系人強制収容所カリフォルニア会議で演奏するFrancis Wong Trio
この6月2日〜4日にサンフランシスコで開催された<日系人強制収容所カリフォルニア会議>"California Conference on the Internment of Japanese Americans"で演奏するフランシス・ウォン・トリオ。ソプラノサックス:フランシス・ウォン、ドラムス:ジミー・ビアラ、ベース:ジョン−カルロス・ペレア。ビアラはフィリピンのパンガシナン族。ペレアはネイティブ・アメリカンの血を引く。詩人ローソン・フサオ・イナダがオレゴンから客演。デンバー・ユニオン・ステ... ...続きを見る

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2005/06/07 01:47
What's Wrong with Frank Chin? 或る中国系アメリカ人作家の日常
WHAT'S WRONG WITH FRANK CHIN? A novel documentary by Curtis Choy (2005) 97 minutes DVD 中国系アメリカ人劇作家、批評家、フランク・チンの全体像を追った初めてのドキュメンタリー作品だが、今年のサンフランシスコ・アジア系映画祭で最優秀ドキュメンタリー作品賞を受賞しただけのことはある面白さ、というか過激さで笑わせてくれる。 冒頭の"The Year of The Dragon"をチンが絶叫朗... ...続きを見る

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2005/06/03 01:43

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