Katori Maru, October 1920 - James Masao Mitsui

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Katori Maru, October 1920

Two weeks across a strange sea,
big waves, the ship
spilling its toilets.
People sick of the ocean
run from bulkhead to bulkhead,
trying to keep their balance
on the slick iron deck.

My mother wonders in Japanese
why her oldest sister had to die,
why now she must marry the stranger
who speaks Japanese and English
and swear with the crew.
She thinks back to Nagano-ken,
pictures her mother
cracking a brown egg
over a bowl of rice
while her father washes raw soil
from his thick hands.
Today she would trade her future
for the bottom of the ocean.

Waves, floating waves,
rise above the railing,
drift out of sight. Vancouver Island
is a memory of home, hills
soft & green as crushed velvet.

-- from From a Three-Cornered World

James Masao Mitsui (University of Wasington Press, 1997)

トランクやら移民宿のことを書いていて、ふと思い出したのがJames Masao Mitsuiの詩集。単独の詩集ではなくセレクテッド・ポエムだが、僕の手元にはこれしかない。

ミツイは1940年にワシントン州で生まれた二世の詩人。高校で英語とクリエイティブ・ライティングを長年教えていたが、何冊かの詩集を出している。派手ではないけれど、その落ち着いた作風が僕は好きだ。

(註)Katori Maru(香取丸)とは日本郵船の船名である。

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この記事へのコメント

Hawkeye
2010年03月24日 09:37
作者のお母さんは長野県からのピクチャー・ブライドだったのでしょうか。

2010年03月25日 19:23
Hawkeyeさま

解釈に自信はないですが、おそらく、米国移民の妻であった姉が亡くなったので、そのかわりに、その妹が、会ったこともない姉の夫(ストレンジャー)のところに海を渡って嫁いでいく様子を書いた詩だと思います。

「荒波に大きく揺れる移民船」とジェイムス・ミツイの母親の「運命に翻弄される姿」が重なります。

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