Miyoshi Umeki on Flower Drum Song

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傑作ミュージカル『フラワー・ドラム・ソング』オリジナル・ブロードウェイ・レコーディングCDより。初演は1958年と記されている。ジャケット内側の全面に写真があしらわれているように、主役の中国人少女を演じたミヨシ・ウメキの存在感が際立つ他、パット・スズキの働きも大きい。ここでの梅木は少女らしい可愛い声質で難曲を見事に歌っている。パット・スズキの歌唱も巧い。日系人だけに梅木とは発音が違う。(笑)このミュージカルは成功をおさめ、キャストを変えて何度も上演され、多くのアジア系アメリカ人歌手や舞台俳優が出演した。数年前には劇作家デビッド・ヘンリー・ホアンによりリメイク版が上演されている。

アジア系アメリカ人作家の作品を元にした物語にロジャーズ&ハマーシュタインという当時の人気コンビが曲と歌詞を書いた。下のCDジャケットでは制作者側の名前が大きくて、出演者の名前は小さい。ロジャーズ&ハマーシュタインや舞台監督のジーン・ケリーに比べて、知名度のないアジア系俳優や歌手では勝ち目はない。しかし、ブロードウェイでの初演では、梅木とスズキの演技と歌唱が絶賛され、急遽脚本が書き換えられたという。梅木美代志(ナンシー梅木)の功績は特筆すべきであり、「アカデミー受賞者」の肩書きに押し込むべきではない。活動時間が短かったのが本当に残念だが、しんどいことがあったんだろうと思う。

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左から、Keye Luke, Juanita Hall, Miyoshi Umeki, Rose Quong, Conrad Yama

*Keye Lukeは、TVドラマ「燃えよカンフー」において、主人公(デビッド・キャラダイン)のカンフーの師匠で、少林寺の盲目の僧を怪演した中国系の名優。

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この記事へのコメント

etchan
2007年09月11日 01:54
おや、もしかしてエーデルワイスのコンビですね?(めちゃめちゃ初歩的なコメントですみません…)
凛とした佇まいが印象的な写真です。
KISHIKO
2007年09月11日 13:47
「フラワー・ドラム・ソング」は、ナンシー・梅木さんというより、私の中ではロミ・山田さんでした。

アメリカの大学から、ミュージカル「スージーウォンの世界」で成功、その後、「フラワー・ドラム・ソング」に抜擢、全米公演。ラスベガスで1年間のロングラン公演だったそうです。

ロミ・山田さんは日本の芸能界でも成功されましたから、よくバラエティ番組でその話しをされていましたので、ナンシー・梅木さんが先に、アカデミー賞を受賞されていたことは、ずっと知りませんでした。

もし願わくは、日本でのご活躍がもっとあったら良かったのに・・・と、とても残念です。
2007年09月12日 18:55
ロミ山田...なるほど!

海外でも日本でも活躍・・という歌手/俳優は稀ですね。あの早川雪洲でさえ日本では評価が低かったそうですし。

そして、時代という大きな壁がある・・

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