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help RSS スイング・ピアノの大御所 − 秋満義孝さん [追記あり]

<<   作成日時 : 2007/02/23 20:53   >>

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ブログ主などが秋満義孝さんについて解説するのは誠におこがましい。日本のジャズのリスナーに秋満義孝の名前を知らないひとはいない(はず)だからだ。現役でご活躍中のプレイヤーをつかまえてこう呼ぶのは失礼かもしれないが、誰もが認めるジャズピアノのレジェンド(Legend)である。日本だけなく、世界中で秋満さんのようなスイング・ピアノが弾けるひとが何人いるだろう?まさに伝説の名ピアニストである。

去年だったか、渋谷毅さんに「奈良県では時々秋満さんのピアノが聴けるんですよ」と言ったら、「僕は、秋満さんのピアノは大好きなんだ」と微笑まれた。その後、奈良市内の小さなクラブで「今夜は渋谷毅さんの勧めで来ました」と家人が秋満さんに挨拶したら、「ああ、渋谷君のことは覚えているよ。昔、(中村)八大さんと一緒にやってたねえ」という返事が即座に返ってきたという。なんだか、ほのぼのとしてこないか?(笑)

秋満さんは、その長いキャリアにおいて、日本人だけでなく、数多くの外国人とも演奏を続けてきた。ブログ主の領域に強引に引っ張り込むと、ティーブ釜萢の声が聴ける貴重なアルバム"Sing A Simple Melody - Tib's Friends"で伴奏と編曲を務めているのが秋満さんだ。他のミュージシャンはというと、北村英治、池沢行生、潮崎郁男、ジミー竹内、光井章夫という名手ばかりで、全員が昭和一桁である。(笑)なお、潮崎郁男さんは今も渋谷毅さんと一緒にライブをされる渋いギタリスト。これらのベテランたちを束ねるのが秋満さんと、跳ねるピアノだ。

明日は、奈良市の「ろくさろん」で、秋満義孝トリオ+女性ボーカルを聴く。

秋満さんは、ティーブさんの思い出を話してくれるだろうか。(^_^)

出まかせレビュー:秋満義孝トリオはスイングジャズをピアノトリオという編成で過不足なく楽しませてくれた。御年70半ばという小柄な秋満さんの指の動きは、この世のものとは思えない。あれぞジャズマンの誇りである。日本のジャズを創ってきた人物である。題名のないなんたらでうんちくを傾けながら巧そうに弾いているオッサンなど秋満さんの足下にも及ばないのである。ジャズだけでなく、映画音楽、ラテン曲、A列車で行こうまで悠々と弾きまくるのだから、脱帽するしかない。きらめく装飾音も耳に心地よい。渋谷さんとは対極のスタイルだが、日本には秋満さんと渋谷さんだけいればいいとさえ言いたくなるのだ。二階の楽屋へ渋谷さんのチラシを持参したら「いやぁ、明日は東京なんだけど、渋谷君とはなかなか会う機会がなくてねえ。いずみたくさんのところにいたんだよね。渋谷君は編曲が素晴らしいんだよ。よろしく言っておいてください」と終始笑顔で対応していただいた。気さくなお人柄に感激した夜でした。蛇足ながら、ベースとドラムスの方々がチラシを見て「おっ、渋谷さんだ」と眼の色を変えていた。

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コメント(6件)

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またまた、新しい分野に目を開かせていただきました!なんとasianimprovさんはジャズにも造詣がおありになったんですね!!私なんぞは、日々ラジオを流したままにして、様々なジャズ音楽を、乾いたスポンジが水を吸収するように、聴きこんでいるだけです。こちらでジャズの魅力に感化されたので、日本のミュージシャンの方のことは全く分からないのですが、「ほのぼの」とジャズの世界を構築する秋満さんの音楽も是非聴いてみようと思います。
Qoo
2007/02/24 03:16
>Qooさん

そもそも僕は「アジア系アメリカのジャズ」でデビュー(そんなええもんか!)したので、ジャズは好きですよ。でも、ほんとは、フォークやロックやポップスで育ったクチで、ジャズとジャズファンとジャズ評論家にはびこる権威主義には辟易しています。ここ十数年、日本のジャズ雑誌は買ったことすらないという・・

アジア系アメリカのジャズ(Asian American Jazz)については、過去の書き込みを御覧下さい。誰も知らないジャンルです。なんせ、権威的でない希少な評論家の池上さんでさえよくご存じない世界ですし。本国でも誰も知らないのですから当然なんですけどね。要するに、マイナーの中のマイナー。ただ、僕自身は金脈を見つけた気分なのですが。(笑)
asianimprov
2007/02/24 09:34
そうですよね。私もこちらのブログに、時々ふらっと、お立ち寄りしていますが、集っている方々は、なかなかBIGな方ばかりで、一般人のワタクシは少々気後れしているのですけどね。

asian様同様、私の世代(うーむ、年が近い…)では若い子の主流はフォーク・ハードロック・アメリカンポップスで、ジャズとなると、少し上の世代です。たまたま私は兄がジャズファンでしたので、割りに身近でしたけれど。

昔は音楽というと、ジャンルの区分けがはっきりしていて、今ほど種類も無かったですけど、今はホントにグローバルというか、ジャンル分けが困難なのもありますねー
ASIAN様の音楽の源流を遡っての金脈探しは、ひとつの 「文化…分化?人類学」とも言えるのでは。
KISHIKO
2007/02/24 12:27
>ジャズとジャズファンとジャズ評論家にはびこる権威主義には辟易…

まったく賛成!何なんでしょうネ、あ〜いった人たち。どこに権威をぶら下げてるのかもよく判りませんが…。
秋満さんの音源は持ってないなぁ。asianさん、お陰で財布の中味が超心細いんですけど…わはは。
torigen
2007/02/25 10:49
>一般人のワタクシは少々気後れしているのですけどね
ウソだ!KISHIKOさんはコワーイおばさん(失礼)なんです。幅広い知識、明確な意識、的確な反応。こういう人と結婚なんかしたら、家でグターっとしてられないでしょうね。(ダンナはどうしてるんだろう)
スイング時代から演奏しているベテラン・ミュージシャンは、アイデンティティがどうのなんて言わずに演奏を楽しむ「ゆとり」を持ってる人が多いですね。落語の名人芸とよく似てる。ぼくは若い頃、この名人芸・職人芸が嫌いでした。若気の至りってやつですが、至らない若者が多い昨今、どうしたものかと思っちゃう日々です。
IKEGAMI
2007/02/27 11:35
あらら、IKEGAMI様… ぜーんぜん、コワくなんかないですよー!でも、お褒めに預かり恐縮です。

ところで、音楽も(JAZZも)世につれ、人につれですねえ。
ワタクシが年をとってきたのでしょうけど、若い頃フリー系のものに強いインパクトを感じても、今聞くと、慣れてしまっているのか、当時のような衝撃感ほどではありません。日々めくるめく、新しいものがどんどん生まれていて、音楽として消費されているからなのでしょうね…そんな中で、秋満先生のようなのは、「要はいつ聞いても同じ」というか、個人的な世界を強制していないせいなのか、いつ聞いても安心して聞いていられるといった感じですね。




KISHIKO
2007/02/27 13:07

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スイング・ピアノの大御所 − 秋満義孝さん [追記あり] asianimprovのアジア系アメリカ雑記帖/BIGLOBEウェブリブログ
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